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コンピュータ室の温度管理をIoTで

掲載日:2022/10/28

IoTの開発を続けている㈱オフィスクアトロでは
自社のコンピュータ・ルームの温度管理にIoTを導入致しました。

【㈱オフィスクアトロのコンピュータ・ルーム】


...弊社のコンピュータ・ルームはご覧のようにエアコンによって
24時間約20℃以下に保たれております。
しかし急激な気候の変動により室内温度が上昇することもあり
そのようなときは人手によって監視してエアコンを
調節していました。

しかし休日や夜間の無人のときも監視するのには限界があります。
そこで弊社自身が開発しましたAutoWeb IoTオプションで
IoTを使ってコンピュータ・ルームの温度を24時間365日監視するように
致しました。

【M5Stackによる監視】


マイコン・モジュール・キット: M5Stack (CPU:ESP32)をコンピュータ・ルームに
写真のように設置して電源は最寄りのPCのUSBより取得しています。
M5Stackの右側にある小さな白い箱が M5Stack付属の温度センサーです。
M5Stack自身は無線LANに接続して構内のLANに入り
IBM iのMQTTブローカー(下図)と通信して5分毎に測定した温度を送ります。

                             活動ジョブの処理                        Sxxxxxxx
                                                            22/10/28  11:30:03
CPU %:      .1     経過時間 :   00:08:20     活動ジョブ数 :   286             
                                                                              
オプションを入力して,実行キーを押してください。                              
  2= 変更   3= 保留     4= 終了   5= 処理   6= 解放   7=メッセージ の表示         
  8=スプール・ファイル の処理   13= 切断 ...                                          
                     現行                                                     
OPT  サブシステム/ジョブ  ユーザー       タイプ  CPU %   機能            状況            
     MQTTSBS        QSYS        SBS      .0                   DEQW            
       MQTBKR       QTMHHTTP    BCH      .0  PGM-MQTBKR       TIMW            
       MQTT_BKR     TESTUSR     BCI      .0  PGM-MQT400BKR    TIMW

MQTTブローカーはログを次のように出力します。

[1412] PAYLOAD pos=13                                    
[1413] PAYLOAD_len = 5                                   
[1417] PAYLOAD_len = 5                                   
  topic = [SERVER-TEMP] shlen=11                         
  MSG_ID = 0, pos=0                                      
  PAYLOAD = [20.19]                                      
  PAYLOAD_len = 5          
[1444] データ・ベース MQTTLIB/SUBSCRIBE の読取りを開始   
[1449] SETLL 完了

ご覧のようにM5Stackは現在の温度が「20.19℃」であると報告しています。
この報告を出口プログラムにRPGプログラムを登録して例えば1ケ月のリポートを
作成することもできます。
また異常温度を示したときはスマート・フォンにLINEで連絡を送ることもできます。

【IoTは技術ショート・セミナーで】


...いかがでしょうか。AutoWeb IoTオプションでこのように手軽に機械からの
報告を受取ることができます。
M5Stackには様々なセンサーが付属していますので
工作機械や包装機械など既存の社内の機械にセンサーを取り付けることも
できます。大手の工作機械メーカーに高いお金を出して依頼する必要はありません。
   M5Stackマイコンはわずか数千円で入手することができます。
IoTはまずは始めることが大事です。
機械メーカーにすべて依頼するのではなく自分たちで身近なところから
IoTを体験するところから始めてください。
きっとあなたの会社を競争力のある会社にすることは
間違いありません。
製造業であればIoTの導入は必須です。

IoTの製品説明はこちらから

  M5Stackの動画はこちらから

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