IoTの開発を続けている㈱オフィスクアトロでは
自社のコンピュータ・ルームの温度管理にIoTを導入致しました。
【㈱オフィスクアトロのコンピュータ・ルーム】
...弊社のコンピュータ・ルームはご覧のようにエアコンによって
24時間約20℃以下に保たれております。
しかし急激な気候の変動により室内温度が上昇することもあり
そのようなときは人手によって監視してエアコンを
調節していました。
しかし休日や夜間の無人のときも監視するのには限界があります。
そこで弊社自身が開発しましたAutoWeb IoTオプションで
IoTを使ってコンピュータ・ルームの温度を24時間365日監視するように
致しました。
【M5Stackによる監視】
マイコン・モジュール・キット: M5Stack (CPU:ESP32)をコンピュータ・ルームに
写真のように設置して電源は最寄りのPCのUSBより取得しています。
M5Stackの右側にある小さな白い箱が M5Stack付属の温度センサーです。
M5Stack自身は無線LANに接続して構内のLANに入り
IBM iのMQTTブローカー(下図)と通信して5分毎に測定した温度を送ります。
活動ジョブの処理 Sxxxxxxx 22/10/28 11:30:03 CPU %: .1 経過時間 : 00:08:20 活動ジョブ数 : 286 オプションを入力して,実行キーを押してください。 2= 変更 3= 保留 4= 終了 5= 処理 6= 解放 7=メッセージ の表示 8=スプール・ファイル の処理 13= 切断 ... 現行 OPT サブシステム/ジョブ ユーザー タイプ CPU % 機能 状況 MQTTSBS QSYS SBS .0 DEQW MQTBKR QTMHHTTP BCH .0 PGM-MQTBKR TIMW MQTT_BKR TESTUSR BCI .0 PGM-MQT400BKR TIMW
MQTTブローカーはログを次のように出力します。
[1412] PAYLOAD pos=13
[1413] PAYLOAD_len = 5
[1417] PAYLOAD_len = 5
topic = [SERVER-TEMP] shlen=11
MSG_ID = 0, pos=0
PAYLOAD = [20.19]
PAYLOAD_len = 5
[1444] データ・ベース MQTTLIB/SUBSCRIBE の読取りを開始
[1449] SETLL 完了
ご覧のようにM5Stackは現在の温度が「20.19℃」であると報告しています。
この報告を出口プログラムにRPGプログラムを登録して例えば1ケ月のリポートを
作成することもできます。
また異常温度を示したときはスマート・フォンにLINEで連絡を送ることもできます。
【IoTは技術ショート・セミナーで】
...いかがでしょうか。AutoWeb IoTオプションでこのように手軽に機械からの
報告を受取ることができます。
M5Stackには様々なセンサーが付属していますので
工作機械や包装機械など既存の社内の機械にセンサーを取り付けることも
できます。大手の工作機械メーカーに高いお金を出して依頼する必要はありません。
M5Stackマイコンはわずか数千円で入手することができます。
IoTはまずは始めることが大事です。
機械メーカーにすべて依頼するのではなく自分たちで身近なところから
IoTを体験するところから始めてください。
きっとあなたの会社を競争力のある会社にすることは
間違いありません。
製造業であればIoTの導入は必須です。
IoTの製品説明はこちらから。
M5Stackの動画はこちらから。
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