先日お知らせ致しておりました「呼出しスタック再帰に成功」の技術の導入によって
一般的なツリー・メニューの動作に成功致しました。
弊社はツリー・メニューの動作の一般化を2014年から研究して参りましたが
これによってすべてのメニューをツリー・メニューにできます。
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■旧ツリー・メニューの動作
メニューからサブ・メニューへの遷移はオプション選択によって行われますが
サブ・メニューから上位メニューへの復帰はF12キーなどによって
行われます。
旧ツリー・メニューの動作では内部でF12キーを押して上位のメニューまで
戻ってさらにオプション選択によってサブ・メニューへ遷移していました。
しかし業務メニューによっては上位メニューへの復帰方法が
・F12キーで戻る場合やF3キーで戻る場合など統一されていない。
・オプション番号の入力で上位メニューに復帰する
のような場合にはツリー・メニュー化できないという問題がありました。
■新ツリー・メニューの動作
新しい新ツリー・メニューの動作では
setjmpで初期メニューのスタックを保存して
longjmp で初期メニューの状態を復元する
という画期的な方法で最上位メニューに戻ることができるようになりました。
これは弊社IoTの「シグナル転送」の技術を生かしたものです。
お客さまは「実行環境の設定」(WEBENV)で
TREE_MENU *JMP QTROBJ または
TREE_MENU *JMP
のようにTREE_MENUの新しいオプションとして *JMPを登録して頂くだけで
新ツリー・メニューの動作を実現して頂くことができます。
(従来の TREE_MENU *YESも引き続き正常に動作致します。)
新しい新ツリー・メニューでは
・すべてのメニューでツリー・メニューを表示することができます。
・複雑な階層構造のメニューでも快適なパフォーマンスを実現
・複雑なメニューでも安定動作が見込めます。
・メニューの戻りキーの登録は不要
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- 複雑な階層構造のメニューはツリー・メニューとして表示すると
直感的に見やすくわかりやすく扱いやすい処理構造となります。
ぜひツリー・メニューをご使用ください。
※AutoWebユーザー様へ
ツリー・メニュー実現のためのPTFは配布可能ですので
ご希望のお客さまは弊社ヘルプ・デスクまでお問合せください。