社内保有の PowerSystem 一台をNTT東日本のデータ・センターへ
10月2日に移管しました。
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㈱オフィスクアトロは社内保有の
IBM Power System S814 (8286-41A) : POWER8
LPAR区画 : Ver7.3/7.4
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を 2024年10月2日(水)に NTT東日本データ・センターに
移管致しました。
弊社の社内には 6台の IBM iを保有していますのが今回はその中の 1台です。
昨日(10月3日)には守口市本社と埼玉データ・センターとの通信も正常に完了致しました。
インターネット経由のグローバル接続ですので非常に高速で快適なレスポンスで
接続されています。
■ 災害対策機の移管です
このPowerSystem(IBM i)は開発用ではなく災害対策機です。
現在、日本国内でも数多くのユーザー様とのご契約中であり
サブ・スクリクプション契約による継続ライセンスの発行が
定例化しています。
現在の大阪府守口市本町にある本社ビル(守口市保有)は
30階建ての耐震性に優れた免震構造のビルです。
2018年の大阪北部地震にも揺れはほとんどありませんでしたが
2017年の台風で電気系統の停電が発生した履歴があります。
そのため耐震・電源に優れたデータ・センターへの
自社の災害対策機の移管を検討してまいりました。
■ 埼玉新都心のNTT東日本データ・センターへ移管
その中でも同じ地域よりリスク分散のできる別の地域を
検討し埼玉にあるNTT東日本データ・センターへの
移管を決定したような次第です。
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NTT東日本データ・センターは耐震性や自家発電能力にも
優れており煙探知機など火災への備えも万全のようです。
24時間365日有人監視ももとあたかも米国 NASA宇宙センターの
ような大規模な設備を誇っております。
▼JR埼玉新都心駅前の様子
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■ ㈱オフィスクアトロ独自の無人監視システム
さらにこの度、弊社ソフトウェアによるIBM iの無人監視による
LINE障害報告も設定致しましたので障害監視も万全かと
思われます。
これによりハード・ウェア障害が発生するとIBM i自身から社内のグループLINEに
リアルタイムで障害の報告が送られてくるようになっています。
( この方法は技術ショート・セミナーで皆さまにも共有させて頂きます )
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このLINE障害監視の方法につきましては技術ショート・セミナーで
詳しくご説明致しますのでぜひご参加ください。
■接続はインターネット接続
またこのデータ・センターに保管するIBM iと弊社との通信は
VPNではなくグローバルIPによるインターネット接続です。
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VPNが簡単ということで多く使用されていますが
VPNでは
・パフォーマンスが悪い
・通信の切断が多い
・VPN業者の通信にだけ依存
特にVPN業者にだけ依存性がありますので2023年12月のKDDIの
大規模障害がありましたのでVPNに対する信頼性は
高くありません。
弊社ではインターネット接続になりますので
特定の業者に依存することなくまた通信が遮断してしまうことも
ありません。
さらにグローバルIPによるインターネット接続は
㈱オフィスクアトロでは20年以上の実績があり安全であることを
経験しています。
- 10月3日現在、無事インターネット経由でのグローバルIP接続に
成功しました。
さらにこの障害対策機は守口本社の他のIBM iと SNADSで接続されており
パススルーはもちろんのこと相互のソース転送、オブジェクト転送も
可能になっておりオンプレミスで社内保有の他のPowerSystem と
変わるところはありません。
■ 目的はお客さまへのライセンス発行サービスです
これにより万一の障害の発生時にもお客さまへの
ライセンス発行を安全に行うことができるものと
存じます。
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このように㈱オフィスクアトロではお客さまへの
障害対策保障にも投資を怠っておりません。
安心して弊社製品を今後ともご利用のほど
よろしくお願い申し上げます。