IoT(=Internet of Things)の解析と開発を進めている㈱オフィスクアトロでは
本日、初めてIoTクライアント・チップからIBM iへの構内無線LAN接続に
成功致しました。
[接続テスト]
マイコン・モジュール・キット: M5StackからIBM iのMQTTプローかーに向けて
メッセージを送信して正しく受信に成功致しました。
送信側のMSStackはわずか5cmのマイコンです。
センサーを社内の生産装置にセットすればこのマイコンからIBM iへ
リアル・タイムで情報を送信することができます。
現場の監視だけでなくIBM iからも生産工程を制御することができるように
なります。
こんなに小さくても立派なコンピュータとしてインターネットにも接続することも
できます。
[IoTクライアント]
- M5Stack
M5Stackとは中国深圳(しんせん)のスタートアップ企業です。
今回はM4Stackのスターター・キットを検証用に使用しました。
実際のIoTはM4Stackを使うわけではありませんが
検証用のスターター・キットとして最適です。
●マイクロコントローラー ESP32
M5Stack は次の機能を同梱しているマイコン・モジュールです。
CPU: ESP32
カラー液晶ディスプレイ
プッシュボタン
スピーカ
無線通信機能
バッテリーなどの周辺部品をひとつのモジュールにまとめた
小型のマイコンモジュールです。
これひとつでIoTの基本機能をテストすることができます。
またセンサーとして
●センサーユニット6個
M5Stackには次の6個のセンサーが同梱されています。
・気温/湿度/大気圧
・モーションセンサー
・ボリューム
・赤外線送信/受信
・RGB LED
・I2C分岐 - 複数のユニットを接続するための分岐器
●プログラミング言語
・Arduino
・Micropython 他
今回はArduino(=アルディーノ)というC言語に近い言語で開発しました。
Arduinoの開発は ArduinoIDE(=等号開発環境)がインターネットで無償公開されてえり
これをダウンロードの上、PCで開発してM5StackにはUSB経由で出力します。
●IoT接続成功を受けて
今後は多くのセンサーからの情報の授受やIBM i側からの制御あるいは
スマート・フォンとの多彩な通信も順次検証を増やしていきたいと存じます。
今後のレポートにご注目ください。