PDFに日本語フォントを埋め込み印刷に
成功致しました。
▼このプリンタはPDF印刷に対応していますが日本語フォントを
搭載していませんのでフォント埋め込みのないPDFは
印刷することはできません。
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しかしPDFに日本語フォントを埋めこむことができれば
この安価なプリンタの利用が可能になるということです。
▼日本語フォントの埋め込みのない印刷結果
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▼日本語フォントを埋め込んだPDFで印刷すると
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...ご覧のようにPDFに日本語フォントを埋め込んでやれば
フォントの搭載のない安価なプリンタでも正しく日本語を
印刷することができるようになりました。
■さまざまなプリンタで印刷に成功
日本語フォントを埋め込んで印刷に成功したのは
弊社社内設置のプリンタ
・brother ・Xerox ・RICOH ・Canon
のプリンタで印刷して検証しています。
brotherのプリンタには日本語フォントは全く搭載されていませんので
フォントの埋め込みがないと上記でご紹介した白紙のような状態で印刷されました。
RICOHにはいくつかの日本語フォントが搭載されていますが
指定したフォントはそれにはない全くの別物のフォントで印刷しています。
XeroxやCanonも同様です。
社内ではこれらを単体のスプールの印刷ではなく
SpoolライターVer5.0のLPRやIPPでの連続印刷でも正常に印刷されることを
確かめていきます。
■日本語フォントをPDFに埋め込むには
既存のPDFに単に日本語フォントを埋め込むのであれば
Adobeのツールでもできますがプリンタに印刷出力するためのPDFに
フォントを埋め込むにはスプールをPDFに変換する時点で
日本語フォントを埋め込まねばなりません。
つまりIBM i上でPDF化するときに同時に組み込む必要があります。
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これができるのはSpoolライターVer5.0だけです。
このフォント埋め込み機能のおかげで安価なプリンタにも
IBM iから直接日本語を印刷できるようになりました。
■お好みのフォントで印刷
基本はIBM提供のフォントが無料でi6/OSのライセンスとして
提供されています。( 5761SS1 43.追加フォント )
さらにお好みのフォントをIBM iのIFSに導入して頂ければ
自由に指定したフォントで印刷することができます。
(固定ピッチ・フォントに限ります)
■直接印刷するには必須です
今回の日本語フォントの埋め込み機能はIBM iで直接印刷できるプリンタの種類を
大幅に拡張致しました。
SpoolライターVer5.0の印刷機能が大幅に強化されたことになります。
フォントは有償のライセンス・ソフトウェアです。
従って意外と多くのプリンタには日本語フォントが搭載されていません。
Windows経由での印刷ではプリンタ・ドライバがWindows搭載のフォントを
参照して印刷しますのでそれほど問題にはなりませなが
IBM iからの直接印刷となるとプリンタにフォントが搭載されていないことが
問題として顕在化します。
つまりWindows経由なら印刷できていたのに同じプリンタでも
IBm iからの直接印刷となると印刷できなくなるのです。
電子帳票化ツリューションである限りPDF化だけでなく印刷も対応が必要です。
さらにPDF化するというだけでなくその先の付加価値を広げることが重要です。
印刷も見据えたPDF化が必要となります。
日本語フォントを埋め込んだPDFであればどのようなプリンタでも印刷可能になります。
直接印刷を希望されるのであればフォントの埋め込みは必須の機能となるでしょう。
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■日本語フォントの技術解析
日本語フォントをPDFに埋め込むということはPDFの構造に精通するだけでなく
フォント構造体の仕様に精通の上、そのPDFの印刷に必要なフォントの
サブ・セットを構築してPDF内部に埋めこむということです。
同時に既存のフォントも読み取って技術処理する必要もあります。
既存のフォント構造体はIBM iの処理可能メモリ・サイズ(=ヒープ・サイズ)を
はるかに超える大容量であるので技術を必要とします。
またフォントとしの文字情報はUCS2またはUCS4という形式の文字コードであり
これはEBCDICから直接コード変換はできずUTF-8を経由してから
再変換、しかも特殊なAPI処理を必要とするなど難易度の高い処理の
連続でした。
社内でPPTで作成した仕様書は48ページにものぼります。
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㈱オフィスクアトロは技術でお客さまの問題を解決致します。
最高の技術をお求めならSpoolライターVer5.0をお選びください。
■くわしくは技術ショート・セミナーで
日本語フォントの埋め込み機能のくわしいご説明は技術ショート・セミナーでの
発表を2回に分けて行います。
IBM iからの直接印刷はこれで障壁が完全になくなりました。
PDF対応のプリンタであればIBM iからすべて直接印刷できるようになります。
プリンタ依存やソフト会社のツールの制約でご苦労されていた印刷も
解決の方法を含めてすべてこの2回のセミナーでくわしくご説明致します。
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