AutoWeb/2.0による拡張HTMLの一端をご紹介しましたが
その続きをいくつかご紹介致します。
まず拡張HTMLとは今まで5250スクリーンをそのまま
HTMLに変換しただけのWebフェーシングを大きく
情報拡大した機能であるとご紹介しました。
皆さまがよく使っておられるPDMも大幅に機能が拡張されます。
開発中の画面をまずご覧ください。
■ PDM はこうなる
--eclipseベースの編集エディタ(WDSc)をIBMは何度もIBMユーザーに
提唱しましたが全く普及することはありませんでした。
それはなぜでしょう?
RPG開発者の立場を理解せずに既存のツールの押し着せで
あったために全く魅力が無かったのです。
それではRPGユーザーの視点に立った開発ツールとは
一体何でしょうか?
IBMユーザーは長い間PDMに慣れています。
RPGを開発するための工夫があっていいのでは?
PDMをさらに使いやすくする発想こそが
IBMユーザーの理解を得る道なのではないでしょうか?
■ PDMはオープンPDMに移行
PDMはAutoWeb/2.0では「
オープンPDM
」という名前の
開発プラット・フォームに移行されます。
・ソース・メンバーは基本的にメモ帳
などで
複数個のメンバーを同時に
開けて同時に編集することができるようになります。
... RPGソースだけでなくDSPFやPRTF, DDSソースなどを
同時に開けて表示することができます。
・ソースを開けたままでコンパイル
でPDMのオプションを使って
コンパイルすることができます。
...従来のPDMではSEUによるオープン、クローズ、コンパイル
またオープンを繰り返していましたがソースを開けたままで
コンパイルすることができるようになります。
・RPG開発専用の編集画面で
することができます。
▼次の編集画面をご覧ください。これは同じひとつのILE-RPGソースですが
仕様書別にテキスト・エリアが分かれています。
ですからファイル仕様書を見ながら演算仕様書の編集ができます。
出力仕様書を見ながら演算を記述することができるのです。
---今までのIBMの編集ツールではこのような発想はありませんでした。
これこそがRPG開発者の経験を生かしたRPG専用の編集画面なのです。
...ソース全体をメモ帳で編集することもできますし
ご覧のように仕様書別に分割して編集することもできます。
これはRPG開発者にとって非常にわかりやすい開発プラットフォームに
なります。
■ ソースのバグを予測する
オープンPDMはあなたのプログラムのバグの可能性を
あらかじめ予測して警告します。
今まではアルゴリズムの問題はすべて人手のみでした。
それゆえ経験豊かなプログラマーにのみ品質が委ねられていましたが
これからはどうような人が書いても一定の品質レベル以上を
期待することができるようになります。
プログラムこそプログラムによって解析されるべきです。
オープンPDMはプログラムをプログラムで解析する
初めてのプログラムです。
・バグの発生箇所を予測して指摘します。
...データによっては障害が発生する恐れのある箇所を
見つけて指摘します。
・脱落している考慮点を指摘します。
...論理の処理が抜けている箇所を見つけて処理を
補足するようにあなたな促します。
・未使用のロジックなどを発見します。
...本当は使用して処理すべきであったフィールドなどが
未処理のままで残されていないか検査します。
・考慮の漏れをなくします
... 人手によるウッカリ・ミスを予め警告して
なくすことができます。
考慮の漏れを防ぐことができます。
■ オープンPDMで高品質なプログラムの開発
オープンPDMは今までPDMを長年お使いの皆さまに
違和感なく高品質なプログラムの開発を
手助けします。
いくら優秀なプログラマーであっても見落としや
漏れはあるもの。
今、お使いのプログラムであっても
弱点な問題点をオープンPDMのロジックによって
発見することができます。
プログラムという論理の塊であるものを今までは
人的な目線でしかチェックしていなかったのです。
これはおかしな話です。
プログラムこそプログラムによって検査すべき対象です。
今日からはオープンPDMでロジック検査を
行ってください。
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オープンPDMで新しい開発時代に入ります
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