お知らせ

第49回技術ショート・セミナーはローカル印刷とリモート印刷です

掲載日:2023/08/21

ローカル印刷をご存知でしょうか?
エンド・ユーザー指向の印刷方式を紹介致します。

Windowsに隠れていたLPD印刷サービスを利用して
印刷の要求元のクライアントにスプールを戻す印刷方法が
ローカル印刷です。
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後はエンド・ユーザーが
LPR用にと指定したプリンタに自動的に印刷されます。
つまりどのプリンタに印刷するのかを決める主導権は
エンド・ユーザーにあります。
このようにエンド・ユーザー指向の直接印刷がローカル印刷です。
こんなに便利な印刷方法がWindowsに用意されていたのです。

さらにローカル印刷を拡張したのがこの度新しく開発されたリモート印刷です。
インターネット・リモート印刷、略してリモート印刷は
インターネット環境でのサイレント印刷を実現しました。
サイレント印刷とはPDFを開かずに印刷を指示するだけで
インターネット環境で手元のプリンタに印刷する手法です。
これもLPD印刷サービスにさらにWindows10/11のダウンロード・サービスを
組み合わせることでAutoWeb環境下での印刷を実現しました。

 

▼ローカル印刷とは

Windowsに元々あるLPD印刷サービスを利用した印刷方法が
ローカル印刷です。
実はすべてのWindowsに導入されていますが起動されていない
だけなのです。
今回はその隠れた秘密の機能を引き出して活用するセミナーです。

OUTQはたったひとつしか必要でありません。
ローカル印刷が指定されているOUTQにスプールが出力されますと
スプールは印刷を要求したWindowsクライアントに戻されます。
WindowsのLPDデーモンはLPR用と指定したプリンタにスプールを
転送します。
結果的にエンド・ユーザーが指定した「通常使うプリンタ」で
印刷が出力されることになります。
つまりこれまでのように情報システム室の設定でプリンタを
決めるのではなくエンド・ユーザー自身が自分が印刷する
プリンタを決めるエンド・ユーザー指向の印刷です。
もちろん直接印刷ですからプリンタ・セッションも不要です。
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▼リモート印刷とは

ローカル印刷は構内LAN環境下でクライアントPCに向けてIBM iサーバー側から印刷データ(PDF)をダウンロードしますが
インターネット環境ではクライアントのIPアドレスを取得できませんので使うことはできません。
これに対してインターネット・リモート印刷ではローカル印刷とは全く逆にローカルPCからWindows10/11によってIBM iの印刷データ(PDF)を取得にいきます。
クライアントからダウンロードしますので構内LANでもインターネット環境でも同じように使うことができます。
ダウンロードした印刷データは自分自身のLPD印刷サービスまたは最寄のプリント・サーバーへ転送して印刷することができます。
長年、インターネットの印刷で悩まれていた問題はここに解決しました。

(第1部) ローカル印刷とは

・IPアドレス: 127.0.0.1 のLPR印刷

・スプールは要求元に返送される

・PDF印刷が基本

・ただしLPD設定が必要 ->プリンタをLPD共有に設定
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(第2部) リモート印刷とは

・インターネット環境および構内LANで印刷可能

 ・Windows10/11からIBM iのPDFをダウンロード

・LPD印刷サービスの設定不要で印刷

・近傍のプリンタ・サーバーでも印刷可

 

(第3部) Windowsの設定

・すべてのWindowsにLPDは導入済み

・最初だけLPD起動が必要

・LPDの起動

(第4部) ローカル印刷の実演

・LPR印刷装置127.0.0.1の作成

・ジョブを起動してOUTQを設定

・ローカル印刷の実行

(第5部) リモート印刷の実演

・RUNRMTPRT (=Run Remote Print) コマンドだけ

・プリンタ起動の必要なし

・OUTQし何でも可。現在の設定変更は不要。

(まとめ)

・プリンタ・セッションを使わない新しい印刷方式

・ローカル印刷は簡単でSpoolライターVer5.0の標準機能

・リモート印刷は追加オプション

※ローカル印刷とリモート印刷はIBM iの次世代の革命的な印刷方法です。
IBM iに運用に関わる人ならぜひこの素晴らしい印刷方法を
このセミナーで学習してください。


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セミナー開催日は

2023年9月7日(木) 14:00~14:30 定員 30名 オン・ラインセミナー 参加費無料

お申し込みはいますぐこちらからどうぞ。


※ IBM特約店、ソフトウェア開発会社、IBM社員の方の参加も歓迎致します。
※ 前回のセミナーでは参加ご希望が多かったために今回も定員を30名様までに拡張致しました。
※ 最近、競合他社からの参加希望が増えていますがこれは一般のお客さまのためのセミナーです。
競合他社の参加希望はご遠慮ください。(参加はお断りしています)