新年にあたりまして本年を予想してみたいと存じます。
今年は東京オリンピック開催、4年に一度の米大統領選挙もあり
激動の変化の年になることは間違いありません。
■ 地球温暖化に伴う災害の増加
ここ数年にわたって台風や地震、津波、海面上昇、洪水などの
自然災害が急に増えています。
しかもその規模が年を追うにつれて大きくなっています。
2020年も台風は日本にやってくるでしょうし
その規模は昨年来よりさらに大きくなることが予想されます。
海面上昇や大規模火災も免れません。
公私ともに情報システム室にも十分な備えが必要です。
■ QRコードで進むキャツシュレス決済
ポイント還元でキャツシュレス決済が急激に進むことが
予測されます。
IBM i 適用業務でもキャツシュレス決済のためにではなく
QRコード印刷は当然必須となります。
SpoolライターVer5.0 でもQRコードの印刷がサポートされました。
■ 量子コンピュータ実用化の一歩
2020年は量子コンピュータの実用化利用が始まる年であると
言えます。
量子コンピュータを使うのにアインシュタインも賛同しなかった
量子力学を学習する必要はありませんが面白い時代に
急激に変化しているようです。
- ここからは身近な私達 IBM i業界の変化について考えてみたいと
思います。
■ 消費税導入後、初めての決算
昨年10月の消費税の移行を含んだ初めての決算処理を迎えて
情報システム室も多忙となります。
■ IBM i のクラウド化
日本国内でもIBM iのクラウド利用が進んでいますが
米国 IBM は既に IBM iのクラウド・サービスを始めており
米国、欧米を始めとする英語圏でサービスが始まっています。
日本からでも利用は可能ですが現在は残念ながら
英語のみの利用となっています。
弊社も実は次のi5/OS利用はIBMクラウドの選択も視野に入れています。
IBMが日本語サポートのクラウドを提供すると一斉にクラウド化が
進むと思われます。
■ Windows7終了の影響
新年早々の 1月14日にWindows7のサポートが終了します。
危険性を十分認識して対策している企業はよいのですが゛
そうでない企業にも急速に問題が広がる可能性があります。
残ったWindows7をターゲットにしたウィルスの蔓延や
トラブルがどこまで広がるのかが懸念されます。
■ プリンタ・セッションの廃止
Windows7の廃止に伴い今回の反省を機に5250エミュレータの周辺を
見直す動きが始まっています。
最初に目立つのがプリンタ・セッションです。
PDTを伴うプリンタ・セッションは情報システム室にとって
管理がやっかいでありACSへの移行にも PDTの再作成が
必要だからです。
台数の多い企業ではPDTの移行は面倒なため
プリンタ・セッションの廃止を希望するユーザーが
増えています。
弊社ではプリンタ・セッションに代わる新製品として
the WINDOWSライターを発表し新年早々の1月から3月にかけて
東京・名古屋・大阪でのセミナー開催を予定しています。
■ プリンタの分散化
Windowsとともに5250表示端末が数多く分散化したことに
伴い今や印刷つまりプリンタもデータの発生場所で印刷すると
いうように分散化しています。
かつてのようにIBM iのある情報システム室で大きな5577系の
ドット・インパクト・プリンタで大量の印刷を行ってそれを
各部署に配布する時代ではなくなっています。
印刷を要求する部署で小さく高性能なプリンタを安価で
手に入れられる時代になっています。
複合機はプリンタとして活用できます。
保守料も高価で大きな印刷音で連続用紙に印刷する時代は
終わりを告げるようになるでしょう。
■ 5250エミュレータ
かつてのWeb化ブームはもはや沈静化して今年は5250エミュレータや
印刷方式が見直される年になります。
また確実に予想されますのはやはり堅牢で使いやすい
5250エミュレータの需要です。
既に昨年は多くのお客様から5250エミュレータへのご要望を
頂戴しておりその数は増える一方です。
年末の最後の日までIBM ACSに代わるエミュレータとしての
AutoWebのお問い合わせを頂いております。
IBM ACSでは使いにくい、あるいは使えないというのが
多くのIBMユーザー様の実感のようです。
かつてのWeb化は鳴りを潜めて、まず足元の5250エミュレータ機能を
しっかりしたものにしたいということが切実なご要望です。
- 2020年は
5250エミュレータの見直し元年
となります -
印刷ソリューションを始めとする5250エミュレータの
見直しを進めていく年になるかと思われます。
既に多くのお客さまからのご要望を受けて弊社では
AutoWebのより一層の機能強化と使いやすさを向上されることを
2020年度の方針として決定しております。
■ 2020年度発表セミナーに注目
昨年2019年を費やして開発された新製品 the WINDOWSライターの発表を
始めとして今年のIBM i業界の変化と動向についてセミナーで
詳しくご説明致します。
実務を中心としたセミナーとなりますので差し迫る問題点の解決を
提案する極めて実務的なセミナーとなります。
まだ空き席がございますのでお早めにお申し込みください。
■ 新しい技術はいつもつオフィスクアトロから
プリンタ・セッションの廃止は the WINDOWSライターで
実現致しました。
IBM ACSに代わる5250エミュレータとしてAutoWebはより一層
使いやすく差別化を図って参ります。
どうぞ本年の㈱オフィスクアトロの提供しますソリューションに
是非ご期待ください。
社員一同