IFS の ASCII ストリーム・ファイルをライブラリー・システムのデータ・ベースに
変換してコピーしたい場合、どのようにすればよいのでしょうか?
- CPYFRMSTMF
-
はソース・ファイルだけへのコピーで外部記述のデータ・ベースには
コピーすることはできません。 - CPYFRMIMPF
-
はコード変換は機能していません。( i5/OS Ver7.3 現在)
FROMCCSID, TOCCSID パラメータは用意されていますが機能していません。
さらに CPYFRMIMPF はデータ・ベースにマッピングするために
FDF フィールド定義を必要としますが、ここで指定する FDF フィールド定義とは
PCSFT5 や RTOPCB で定義している FDF ファイルとは互換性がありません。
このため CPYFRMIMPF は容易に使用することはできませんでした。 - COPY
-
を使うと ASCII/EBCDIC 変換することができます。
そこで COPY + CPYFRMIMPF を組み合わせて使うことがこれまでの定説でしたが
IFS ストリーム・ファイルに漢字が含まれていると COPY コマンドは
文字位置のずれの障害を起こします。
これは ASCII のストリーム・ファイルにはシフト文字が含まれていませんが
COPY によって EBCDIC に変換すると漢字シフト文字が追加されて
さらに別の文字の追加も発生してデータのレイアウトが大幅にずれてしまいます。
... さあ困った。これらを株式会社オフィスクアトロが解決致しました。
新しい CVTFRMIMPF コマンドがこれらの問題をすべて解決します。( Convert From IMPF )
CVTFRMIMPF コマンドは IFS にある ASCII コードの ストリーム・ファイルを
ライブラリー・システムのデータ・ベースに文字ずれや桁位置のずれも起こすことなく
正しくコピーすることができます。
PCSFT5 や RTOPCB で定義した FDF ファイルを指定することもできますし、
FDF ファイルがない場合でも既存のデータ・ベースから FDF ファイルを生成して
コピーを実行します。
インポート・ファイルの変換 (CVTFRMIMPF) 選択項目を入力して,実行キーを押してください。 FROM ストリーム・ファイル . . > '/AS400-NET.USR/TEMP/TEST.TMP' TO データベース・ファイル : ファイル . . . . . . . . . . > UPDHIN 名前 ライブラリー . . . . . . . > QTRFIL 名前 , *LIBL, *CURLIB メンバー . . . . . . . . . . *FIRST 名前 , *FIRST, *FROMMBR... レコードの置き換えまたは追加 > *REPLACE *ADD, *REPLACE, *UPDADD ストリーム・ファイルの CCSID . 943 1-65533, *STMF データベース・ファイル CCSID . *FILE 1-65533, *FILE レコード区切り文字 . . . . . . *CRLF 文字値 , *ALL, *CRLF, *LF... ストリーム F のレコード様式 . *FIXED *DLM, *FIXED フィールド定義ファイル . . . . または FDF ファイル . . . . . > UPDHIN 名前 ライブラリー . . . . . . . . > QTRFIL 名前 , *LIBL, *CURLIB
長いあいだ CPYFRMIMPF や COPY のバグによって諦めていたお客様もこれで
解決することができます。
CVTFRMIMPF コマンドは AutoWeb の機能として AutoWeb メニューの中に組み込んで
公開されます。
追加 PTF として近日中にも配布されます。
お急ぎのお客様は弊社ヘルプ・デスクまでお問合せください。
CVTFRMIMPF は AutoWeb のデータ転送:アップロード (データ転送オプションが必要です)
の中に組み込まれます。