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LINE と IBM iの会話に初めて成功

掲載日:2021/12/14

基礎技術の研究開発を進めている㈱オフィスクアトロでは
この度、スマート・フォンのLINE と弊社の社内のIBM iとの
会話に初めて成功致しました。

■ LINE との会話に初めて成功

 
この画像はそのときのLINEの様子です。
「おはよう」とLINEがIBM iに 30回以上に渡り繰返し
話しかけていますが繰返し修正を重ねた結果で
「はい、おはようございます。」と返事をしたのは
弊社のIBM i Ver6.1です。
人手による入力ではありません。

わずかな会話ですが一番の困難を乗り越えた結果です。
実は日本語による会話のアルゴリズムの着想は
既に確立していてこの会話が最も問題でした。
小さな一歩がこれからの大きな躍進となるでしょう。

■ ChatBot の可能性

ChatBot というのは会話するロボットという意味です。
質問者がする質問にあらかじめストーリーを想定しておいて
回答をシナリオに従って用意しておくものです。

LINEとIBM iとの会話が成功したことによって
LINEによるChatBotの開発が可能になることが
証明されました。
無人で24時間お客さまの質問に回答することが
できるサービスを提供します。

私たちが目指しているのは決められた台本どおりにだけ
回答するChatBotではなく学習するAIのChatBotです。

■ 目指すは LINEによる言語処理

実はもうLINEによる言語処理のアルゴリズムを
既に着想して言語データ・ベースを構築しつつあります。

・会話によってIBM iを操作する

LINEによる日本語会話でIBM iの情報取得などの
操作を行うことを目指しています。
もちろん機密保護を考慮した上で。

・一回の学習で永久に忘れない学習

これまで弊社ではIBM Watsonの契約を行い1年以上に
わたってWatsonの操作と開発を行いましたが
29回以上教えないと学習しないWatsonでは
ビジネスに不向きであるとわかりました。
㈱オフィスクアトロではWatsonの開発を通じて
言語処理のアルゴリズムを着想して1回の操作だけで
学習するAI技術を開発中です。

■ LINE活用

ビジネス用にLINE WORKSというものがありますが
LINEに比べると導入が必要であり普及はしていません。
私たちはこの身近なLINEだけで管理や機密保護も行える
 技術が十分ありますので目指すはLINEによる
 ビジネスの活用です。

・在庫確認
・休日深夜の受注入力
・製品仕様の問合せ対応
・データ検索

・例えばこんな会話が可能です。

[あなた] NV-CF1の在庫を知りたい。
[IBM i ] はい。横浜倉庫に 2台
みなとみらい倉庫に3台あります。


[解説]

おわかりでしょうか。
質問者であるあなたはいきなりNV-CF1と切り出して
いますがNV-CF1とは何であるかを語っていません。
しかし IBM iはそれが商品であり商品マスターと
在庫マスターがどれであるかを知っていて
それらを探し出しました。
これはIBM iに事前に登録していたからではなく
IBM iが以前の会話によって学習したからなのです。
このように一回だけの会話で学習するAIを
用意することが可能なのです。

■ 未来はお客さまの手に

既存の技術を組み合わせただけの高価なChatBotでは
利益を得るのは提供者だけです。
私たちはお客さまに十分活用して頂けるような
利益に見合ったコストでご利用して頂けることを
目指しています。
これは㈱オフィスクアトロのような小さな会社だから
できることでありイノベーションはお客さまとともに
あるという考え方があるからです。

LINEが情報システム室で簡単に開発できるようになれば
あなたの会社ではどのようなことに生かしますか?
お客さまのアイデアを私たちにお教えください。
私たちが技術力でそれを可能に致します。

来年度はLINEビジネスを具体化していく予定です。
2022年の㈱オフィスクアトロの発表にご注目ください。

― 新しい技術はいつもオフィスクアトロから ―