お知らせ

2022年はこんな年に

掲載日:2022/01/01

明けましておめでとうございます。

2021年も新型コロナに振り回された年になりましたが
2年かかってようやく先も見えてきたように思えます。
しかし2021年末にオミクロン株が急速に感染拡大し始めて
まだ予断を許すわけにはいかないようになってしまいました。

幸い海外に比べて日本は感染者は少ないようですが
海外からの入国しやはり厳しく制限して欲しいものです。
2022年を占ってみました。

■ビジネスはこれからもWEB会議が主流

さて2年のコロナ生活でビジネスも私たちの暮らしぶりも
すっかり変わりました。
出張はまず無くなりWEB会議で製品紹介やご相談もさせて
頂くようになりました。
インターネットのWEB会議は場所を問いませんので
国内の北海道や九州のお客さまだけでなく
上海や香港のお客さまともWEB会議で説明させて頂くことも
ありました。
今後はコロナが収束したとしても手軽にWEB会議で
遠隔のお客さまと会談させて頂く機会は増えるものと思われます。
私たちの会社でも毎週数回のWEB会議はあり
多いときは1日のうちに数回の会議があることもあります。
もはやWEB会議のない週はありません。

お客さまに対してもWEB会議のほうが手軽にしかも素早く
対応することができますので重宝して頂いているようです。

■セミナーの復活

新型コロナで対面型のセミナーはご法度でしたが
徐々に緩んでくるにつれて
私たちもお客さまとの対面を望んでいます。
今年は首都圏、東海名古屋、関西地区での
セミナー開催を予定していますのでよろしく
お願い致します。
皆さまのご参加をお待ちしています。

■プリンタ・セッションの廃止とIBM i直接印刷

IBMユーザーのあいだで未だに大きな問題として
残っているのが増えつつあるプリンタ・セッションの問題です。
そしてこれを解決できる唯一のソリューションが
㈱オフィスクアトロが開発したtheWINDOWSライターです。

コロナのためリリースが遅れていたtheWINDOWSライターは
2021年度末よりお客さまでの実地検証と導入を開始致しました。
2022年は多くのお客さまで懸念であった印刷セッションの解消に向けて
theWINDOWSライターの普及によるIBM i直接印刷が進むものと
予想されます。
これによって新規プリンタの増設でも印刷セッションではなく
theWINDOWSライターによる直接印刷が一般化されて普及されると
予想されます。

■新しいi5/OSがリリースされます

今年は4年ぶりにIBM iの新しいi5/OSがリリースされるようです。
うわさでは6月ころにリリースされるとか。
IBM Knowledge Center は少し早めに新しいリリースが公開されますので
ご注目ください。
どのような機能が追加されるのかが注目です。
トレンドは e-ビジネス指向にシフトしていくはずなので
RPGもJSONやデータ通信が強化されるはずです。

■IBM iもクラウド指向に

オンプレミスとは自社に実機としてのIBM PowerSystemを配置する体勢を
意味しますが今後の傾向はクラウドにシフトしていくでしょう。
オンプレミスであれば保管場所を必要とするだけでなく
災害対策やBACKUP体制も必要となります。
弊社でも地震対策はされていますが停電に対して
UPSは瞬電にしか効果がないことがわかりました。

IBM iのクラウド・サービスも既に始まっていますので
新しいOSがリリースされるとクラウド契約が進むのではないかと
思われます。
弊社も次のOS導入はクラウドと決めています。
今、IBMは日本国内では東京と大阪にリージョンとして
IBM iを配置しているようです。

クラウドになれば

・BACKUPは不要
・リリース・アップ不要

が期待されます。

■ソリューションは国内製品へ

かつてはWeb化やPDF化などのソリューション・ソフトウェアは
海外からの輸入製品に頼っていましたが
ご存知のように今や国内で開発された純国産製品が
海外輸入製品を凌駕しております。
輸入ベンダーは開発を請け負うSIヤーで高額な開発コストを
要求していましたが気がついてみるとそれらは非常に特殊な
開発言語を必要としていて後々の保守が大変コストもかかることに
IBMユーザーも気が付いてきました。
Webフェーシングが普及してIBM iに新たな付加価値を与える
製品が国内開発されてくるとWeb化はもう必要なく
Web化という言葉も死語になっています。

次はIBM iに新たな高付加価値を追加するための製品に
注目が集まり新しい時代を迎えています。
IBM iはあくまでもコアとしてのサーバーですが
それをいかに自社での利用価値を高めていくかということに
関心は推移しています。

ご存知でしたか? 今やIBM iの最大ユーザー数を誇る国は
日本なのです。米国を始めとする諸外国はパッケージ化が
進みましたがこれは経営がトップ・ダウン方式であるため
トップの経営者の判断でパッケージ利用が推進され
そのためIBM以外へのリプレースが進みました。

これに対して日本ではボトム・アップ型の合議制の経営であり
社内の意見がシステムに細かく反映されています。
従ってパッケージでは済まされないのです。
結果として日本がIBM iの最大マーケットになりました。

その海外からの輸入製品と日本の声が反映された日本製品の
どちらを選択しますか?
今や技術レベルも日本製品は海外輸入製品をはるか上回っています。
10年以上前に輸入されて何の進化もない海外輸入製品を
使って失敗する事例が増えています。

日本の企業の要望は日本製品にしか叶えられません。

■進むソフトウェア・ハウスの分別化

全国に数多く存在していたソフトウェア開発会社やIBM特約店も
能力と力量の差によって分別化が進んでいるようです。
ソフトウェア製品の販売や受託開発会社も製品の能力や
会社の開発能力によっていっそう分別化が進んでいます。

能力に及ばない会社やお客さまの満足を得られない会社は
必然的に淘汰が進みこの業界から撤退を余儀なくされている
会社がいくつも出てきています。
残るのは技術力に優れてお客さまへの貢献度に高い会社か
地方でお客さまに密接なサービスを怠らない会社のどちらかです。
資本主義経済社会では当然のことなのですが
当然、選ばれた会社のみが生き残っています。
地域社会でお客さまと密接な関係を築いてサービスを怠らない
ソフト会社も大したものであるなと感心するばかりです。

海外からソリューションだけを輸入して開発を請け負うことを
目的とした輸入ベンダー、いわゆるSIヤーもビジネス・モデルとして
成り立たなくなってきているようです。
もうそんな高額な開発投資をしなくても自社で賄える優秀な
ツールがいっぱい出てきているからです。
第一、Web化という言葉がもはや死語になりつつあります。
高額な開発費を要求するSIヤーも淘汰されていくことでしょう。
高額な保守料金にあぐらをかいている時代もそう長くはありません。

■自然災害に注意を

新型コロナに目が行っているあいだに
小規模な地震が増えてきています。特に首都圏近郊、
場合によっては東京直下が起こっています。
地震予知はもう不可能と言われていますが
この群発地震の発生は阪神大震災の前ぶれに
良く似ていますので首都圏は特に正月に
ご注意ください。
 
2021年は台風はほとんどありませんでしたが
これは稀れな話で2020年までは台風や豪雨被害が
多かったことを忘れてはいけません。
温暖化の影響によって自然災害の規模は
毎年大きくなっています。

昨年2021年がほとんど無かったことが稀れであることを
考えると夏以降の自然災害対策が必要です。

またウクライナ情勢や台湾情勢の緊張感の高まりは
私たちの生活に無関係ではありません。
国際情勢にも注視が必要な年になるでしょう。

■2022年を飛躍の年に

とは言え2022年は虎の年で新しいi5/OSの発表とクラウドの浸透、
WEB会議の普及と良い変化が重なる年になります。

・新i5/OSのリリースでリプレース需要

・初めてのクラウド活用の普及

・WEB会議やテレワークによる効率化

・セミナーの復活

..このようにコストを抑えて効率の向上とビジネスの活性化が
重なる年でもありますので飛躍の年になることはまちがいありません。
 多くの企業でも今年は大規模な開発が予定されていると
伺っています。
 コロナの時代の2年間をどう過ごしたかによって
2022年以降の飛躍ができるかどうかにかかっています。
 その結果が試される時期に来ています。
十分にチャージしていた企業にとっては大きく飛躍するチャンスが
訪れています。
技術者不足は依然として続きますが企業活動と積極投資が進む年になるでしょう。
私たちもお客さまと手を携えて歩んで行きたいと存じております。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。