次期AutoWeb/2.0での拡張HTMLとはどのようなものか
一部を少しご紹介します。
Webフェーシングでは5250スクリーンをあるがそのままに
HTMLに変換するだけでしたが拡張HTMLはIBMユーティリティーの
実行などを画面制約のないHTML全体に表示する機能のことです。
これによってWebフェーシングとして実行していても
操作によって必要な部分はHTML全体として表示することが
できるようになります。
従来のWebフェーシングとはちがいユーティリティなどの
操作性(ユーザビリティ)や見やすさが格段と向上致します。
■5250エミュレータ上のWRKOUTQ
まず5250エミュレータでWRKOUTQを実行した場合
画面に入りきらない情報があるので
F11キーを押して画面切り替えを行います。
これをWebフェーシングでWeb化しても
やはりF11キーによる画面切替えが必要と
なるのは同じことです。
これをそのままWeb化してもF11キー操作はやはり必要となり
このような操作性の悪さは残ってしまいます。
F11キーを押して↓
■AutoWeb/2.0の拡張HTML
AutoWe/2.0ではエンド・ユーザーが
WRKOUTQを呼出して実行した場合は自動的に
拡張HTML機能によってご覧のようにひとつの
HTMLとして全体が表示されます。▼
▲2つの画面がひとつにまとまって全体が一度に表示されています。
・スプールの表示も
「5=表示」を選択してスプールを表示すると
スプール全体が一度に表示されて上下移動はスクロール・バーで
好みの位置にスクロールして情報表示をすることが
できます。
これこそがIBMユーザーが望んでいたWeb化では
ないでしょうか?
■拡張HTMLを表示するには
拡張HTMLを利用するためにお客さまが既存の適用業務を
変更する必要はありません。
AutoWe/2.0の設定だけで拡張HTMLとして表示させることが
できます。
お客さまの適用業務の中で内部的にWRKOUTQを呼出す処理が
あればそれは自動的に拡張HTMLとして変換されて
表示することができます。
■拡張HTMLの対象
・主要なIBMユーティリティ
横方向の画面切替えを必要とするものや
縦方向の大量のスクロールを必要とする
使用頻度の高い主要なIBMユーティリティ
[例]
WRKOUTQ, WRKACTJOB, WRKWTR, STRPDM, ...
・QUERYの出力結果
QUERY適用業務で画面出力を要求した場合は
横方向、縦方向の全体が表示されます。
・パネル・グループ適用業務
弊社製品 VisualPANEL-WORKERによって作成された
パネル・グループ適用業務も拡張HTMLによって
直接HTML画面が表示されます。
※Visual PANEL-WORKERはQUERYのような操作で
パネル・グループ適用業務(*PNLGRP)を
自動生成できる次期製品です。
■拡張HTMLは技術の結果です
拡張HTMLはIBM iの自然なWeb化の結果です。
この手法を選択するにあたって㈱オフィスクアトロは
あらゆる技術的な可能性をシステム・オブジェクトの解析至るまで
徹底的に行いました。
その結果として現在技術的に可能なベストな方法としてのWeb化を
選択致しました。
さらに続けてAutoWeb/2.0の詳細をご紹介致します。