AutoWebの新しい通信方式について発表致します。
それはHTTP/2 とWebSocketです。
AutoWeb/2.0は先日来ご報告していますように
・デザイン・ビューのリフレッシュ
...絵文字アイコンおよびツリー・ビューなどのデザイン変更
背景色の変更およびカスタマイズ
...ユーザー・カスタマイズによる背景デザインの変更
...ログイン・ダイアログのリフレッシュ
・拡張HTML
... 拡張HTMLによるIBM iユーティリティの拡大表示
を進めてまいりましたがここに来てさらに時代に即した
通信方法の改革を行う予定です。
・HTTP/2 のサポート
HTTPプロトコルとはHTMLなどのインターネット・コンテンツを
配信するための通信手順のことです。
AutoWebの場合は Alaska HTTPサーバーがこれを担っています。
Googleの提案により2015年に新しくHTTP/1.1バージョンに代る
HTTP/2がリリースされました。
これは従来のHTTP/1.1がテキスト・ベースであったのに
くらべてHTTP/2ではバイナリ・モードとなり命令が大幅に
圧縮されてパフォーマンスを大幅に向上させています。
HTTPは16年ぶりのバージョン・アップであり
今後はHTTP/2~3が主流となっていきます。
HTTP/3もリリースされていますが普及率はまだ2~3%程度であり
改訂が頻繁に行われていますのでHTTP/2が安定版といえます。
現在市販のブラウザはすべてHTTP/2をサポートしています。
・WebSocketの導入
従来のHTTPではコンテンツをブラウザに送信して終わり(=切断)と
いうステートレスな会話が基本でしたが
2011年に新たに通信が保持され持続するという新しいSocket識別子が
生まれました。それがWebSocketと呼ばれる新しいSocket識別子です。
クライアント(=ブラウザ)とHTTPサーバーはお互いにBase64という
機密保護の認証の上ハンド・シェークという確認を取り合った上で
会話を開始して通信がつねに保持されます。(=KeepAlive)
WebSocketは5250セッションそのものを再現することができます。
従来のSocketでは
・Xボタンや戻るボタンを押すとジョブの残りや画面遷移の不一致を
生じるなどの不具合を発生する。
・タブ・ブラウザで複数セッションの実行ができない。
、
などの問題がありました。IBM HATSやaXesなどの他社製品の不具合は
これが原因です。
IBMが提供しているIBM Apache for iも旧態依然としたバージョンで
HTTPサーバー本体に負荷が集中するという古式豊かな方法は
依然として進化していません。
AutoWebでは仮想対話式環境(=スマート・コネクション)を
独自に開発してこの問題を解決していました。
そのためお客さまにご不便やご迷惑をかけることはありませんでしたが
WebSocketを導入すると自然な形でこれらの問題は完全に解決されますので
その分だけパフォーマンスがさらに向上するだけでなく
安定稼動を期待することができます。
㈱オフィスクアトロの社内の合言葉は
「Webはパーフォーマンスが命」
です。そしてWebSocketの導入によってますます品質も強化されます。
高速と品質の両輪を約束してくれるのがWebSocketです。
WebSocketの導入はやさしくはありませんし高度な技術が
求められます。
幸い㈱オフィスクアトロでは研究ベースでの実験には
成功しております。
( WebSocketは連日、お伝えしていますIoT(=Internet of Things)の
開発過程において発見され導入されたものです。
このようにやはり絶え間ない研究開発がお客さまの利益に貢献できるものと
信じております。)
--以上の通信の改革によって製品の品質とパフォーマンスが
更なる向上を得ることができます。
㈱オフィスクアトロではこれまで蓄積された技術を駆使して
通信改革を行いますのでどうぞご期待ください。
最新インターネットHTTP/2とWebSocketが使えるのは
AutoWebのお客さまだけです。
㈱オフィスクアトロはお客さまにつねに世界最新の技術をお届け致します。