SpoolライターVer5.0での印刷指定で指定フォントの種類は
MSゴシックとMS明朝だけでしたがこれを
次のように拡張いたします。
・MSゴシック
・MS明朝
・IBM ゴシック
・IBM 明朝
・RICOH HG ゴシック B
・RICOH HG 平成角ゴシック W5
・RICOH HG 平成明朝 W3
・RICOH HG 明朝 L
・XEROX 平成明朝体 TM W3
・XEROX 平成角ゴシック体 TM W5
・CANON 平成明朝体 W3
・CANON 平成角ゴシック体 W5
・*DEFAULT
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このように指定フォントは従来の2種類から12種類へと拡張されました。
拡張したコマンドは
・LPR : LPR印刷
・IPP : IPP印刷
・CRTEXPRTF : 拡張印刷ファイルの作成
・CVTSPLF : スプール・ファイル変換
・OVRPRTEX : 拡張印刷ファイル一時変更
・CRTDEVLPR : LPR印刷装置の作成
・CRTDEVIPP : IPP印刷装置の作成
・OnTheWeb : ブラウザ・ベースのスプール・ビューアー
■ 多くのプリンタで印刷できます
今回の指定フォント拡張によって多くのプリンターでの直接印刷の範囲が
さらに広がります。
せっかく搭載されているフォントを活用できないのでは意味がありません。
この改訂で多くのプリンタがご利用可能になります。
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■ 指定フォントを拡張した理由
お客さまの指摘で最近では多くのプリンタでMSゴシックやMS明朝のフォントが
搭載されていないことが判明致しました。
フォントはライセンスを必要とする有料のソフトウェアで
プリンタ・メーカーが自社所有以外のライセンスをプリンタに搭載するには
費用がかかってしまいます。
フォントのライセンス費用は2万円~5万円程度が必要です。
このためプリンタ価格が高くなってしまいます。
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プリンタ・メーカーはプリンタの価格を抑えるために自社のフォントのみを
搭載するか中にはフォントを全く搭載しないプリンタまであります。
プリンタにフォントが全くない場合でもWindowsの場合はWindowsにフオントが
搭載されていればWindowsのフォントを使って自動的に印刷されます。
しかしIBM iからの直接印刷ではPDFにフォントが無いと印刷することが
できません。このような場合にために㈱オフィスクアトロでは
現在、PDFへの日本語フォントの埋め込みを現在開発中です。
そこでMSゴシックやMS明朝は汎用的なので多くのプリンタ・メーカーは
これらのフォントが指定されたときは自社のそれに近いフォントを利用してて
印刷しています。
同じMSゴシックを指定しているのに少し違うような違和感を感じるときが
ありますがこれは代替のフォントで印刷されているからです。
しかしRICOHの場合はフォントを代替して印刷することはしません。
従ってRICOHのプリンタにMSゴシックがない場合は印刷することはできません。
今回のフォント拡張の改訂はその理由によるものです。
■ 現在の状況は
上記のように指定可能なフォントを拡張しましたので
その結果の検証をこれから進めていきますので今しばらく時間を要しますので
お待ちくださるようお願い申し上げます。
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■ お客さまの声で製品は成長します
弊社製品には多くのユーザー様がおられますので
このように開発者側では気づかなかったご指摘を頂けるのは
誠にありがたいと考えております。
この貴重なご意見ご指摘が次の多くのユーザー様への利益と還元されていきます。
これも多くのユーザー様がおられることとそのユーザー様とのコミュニケーションが
蜜であることの所以であると確信しております。
今後もご指摘ご教授のほどよろしくお願い申し上げます。