サポート情報

開発機がVer6.1からVer7.1に変わります。

掲載日:2024/02/26

㈱オフィスクアトロでは従前は社内保有の

PowerSystem 9407-M15 CPW 1600 i5/OS Ver6.1

において長年開発して参りましたが

時代の趨勢を鑑みてこの度社内保有の

PowerSystem 8203-E4A CPW 4300 i5/OS Ver7.1
_

に 2024年3月1日より変更することと致しました。

従いまして3/1日よりの製品リリースは i5/OS Ver7.1~と
させて頂きます。
この改訂によりi5/OS Ver6.1のお客さまへのリリースは
無くなりますので Ver6.1以下のお客さまがおられましたら
急ぎ弊社ヘルプ・デスクまでご連絡ください。

なお弊社の管理上では現在、Ver6.1で運営中の保守契約中の
お客さまはございません。

また弊社の開発機がVer7.1に移行になることにより
次のようなメリットが生まれます。

■ CLP組み込み関数の拡張

CLPの次の組み込み関数が追加されて開発効率が格段と向上します。

%SCAN : 文字列の検索
... Ver6.1まではAPI: QCLSCAN によって文字列を検索しなければなりませんでしたが
%SCANにより文字列の検索が素早くするのと製品の品質が向上します。

%TRIM - 文字列のトリム
.... Ver6.1までは *TCAT による文字列の結合が必要でしたが %TRIMや%TRIMR(によって
文字列の柔軟な結合が可能になりました。
※ %SCAN と %TRIM は Ver7.1のPTFで追加された機能ですがこのPTFによって作成されたプログラムもすべてのリリースでの正常動作がIBMによって保証されているということを確認しております。

■ CPW 向上による開発効率の向上

開発プラットフォームが 9407-M15 から 8203-E4A に代わるということは
開発プラットフォームの CPW値も 1600 から 4300に約2.7倍以上に大幅に向上します。
これによって開発効果はソフトウェア、ハードウェアの両面からも大幅に
向上することになります。
社内開発生産性の大幅な向上が期待されます。
株オフィスクアトロではこの後も 8286-41A (CPW 37,440 )を社内保有しており
さらにこの 8286-41Aを P05からP10 (CPW 85,500 )にグレード・アップする計画もあります。

■ 製品への品質とパフォーマンスの強化

数多くのお客さまにお使い頂くためにはなるべく低いOSバージョンでの開発が理想ですがお客さまがお使いになられるIBM iのバージョンに比べてあまりにも低いリリースのバージョンで製品を開発しますとせっかくのお客様のOSのパワーを生かせなくなってしまいます。
またIBMがリリースした新しい機能を生かすこともできません。
そこでなるべく新しいOSでのリリースでの開発を弊社としては心がけております観点から今回のバージョン・アップとしたような次第です。
また古い開発機ではハードウェアの経年劣化の可能性もあって製品保証も難しくなる
可能性もあります。
現在弊社は Ver5.4, 6.1, 7.1, 7.2, 7.3 および 7.4を社内保有しており Ver7.5も
クラウドによって動作検証済みです。

※IBMは上位互換が保証されているとの思われている方が多いようですが
IBMはそのような保証はしていません。
特にAPIは予告なく拡張されることがありますので上位リリースでも
動作検証は必ず必要です。弊社製品はVer7.5の最新リリースに至るまで
必ずすべて厳しい動作検証を実機にて行っております。

■ 将来へのハードウェア投資計画

現在、株オフィスクアトロでは次のようなハードウェアの投資を計画しております。

・社内PCおよびWindowsサーバーをすべてSSDモデルへ移行

・PowerSystem 8286-41A を P05から P10へグレード・アップを計画

・i5/OS Ver7.5 オンプレ実機の社内導入

・データ・ハウジングのよる社内のPowerSystemのハウジング移行

... これは天変地異などの天災においてもお客さまにはご迷惑をおかけしないようにとの安全への配慮としての投資を計画しております。
 

― 新しい技術はいつもオフィスクアトロから ―