バー・コード・リーダー

バー・コード・リーダーとは、ソフトウェアでカメラ付の情報端末によって
印刷済みのバー・コードまたはQRコードを読取るソフトウェアのことです。
AutoWebのバー・コード・リーダー機能を使えば、高価なハンディ・ターミナルは
不要になり、身近なスマート・フォンやタブレットでバー・コードQRコード
読取ることができます。

ハード・ウェアの買換えはもはや必要ありません。
しかも IBM i にリアル・タイムで情報収集が可能です。

※これはイメージ画像です。
 実際はバーコードの内容が
 表示されます。

高価なハンディ・ターミナルに代わる
バー・コードの読取りを
ソフトウェアで実現しました。
スマート・フォンなどのカメラつき情報端末で
バー・コードを読取ることができます。

WindowsCEは 2021年4月にサポート停止となって
終了しました。
これに伴い多くのお客さまからのご要望によって
高価なハンディ・ターミナルに代わる
バー・コード読取り機能を実現致しました。

バー・コード・リーダーを使うには3つの条件があります。

動作環境

  • ウェブ・ブラウザ

    Microsoft Edge / Google Chrome / Mozilla Firefox / Apple Safariの
    いずれかであること。

    ※Internet Explorerでは動作致しません。

  • 端末(PC / スマホ / タブレット) にカメラが搭載されていること。

SSL通信が必要

IBM i との通信はSSLが必要です。しかし IBM i にSSLをセットアップしなくても
使える方法もあります。

バー・コードで読取るフィールドのテキストに *BARCODE を指定する。

DSPFのDDSソースで、TEXTキー・ワードに文字列 *BARCODE と記述してください。 *BARCODEの後ろには、バーコード形式を指定することも出来ます。
TEXT('*BARCODE')
TEXT('*BARCODE <バーコード形式>')
バーコード形式
バーコード形式 備考
未指定 バーコード形式を自動判別します。
CODE39については、チェック・ディジット無しとして扱います。
CODE39 CODE39(チェック・ディジット無し)
チェック・ディジット付きのバーコードを読み込ませた場合は、チェック・ディジットもフィールドにデータとしてセットされます。
CODE39CD CODE39(チェック・ディジット有り)
フィールドには、チェック・ディジットを除去したデータがセットされます。
CODE128
QRCODE
JAN13
JAN8
[例]
A            BARCD01       32A  B  8  8TEXT(' バー・コード 1 *BARCODE')
A            BARCD02       32A  B 18  8TEXT(' バー・コード 2 *BARCODE -
A                                      CODE39CD')                      

下記のバーコードが読み取り可能です。

1次元バーコード
  • EAN-8
  • EAN-13
  • Code 39
  • Code 128
2次元バーコード
  • QR Code

次の2つの方法のいずれかを使ってSSL通信を行うことができます。

1.IBM i にSSL通信をセットアップする

IBM i にSSL通信をセットすれば、HTTPサーバーAlaskaでSSL通信を行うことができます。
IBM i にSSL通信をセットするには、潟Iフィスクアトロの「SSLセットアップ・サービス
(有償)を ご利用になれば、SSLをセットアップすることが可能です。
くわしくは 潟Iフィスクアトロ までお問い合わせください。

1-1. AutoWebをSSLで接続する

この場合は他の考慮は不要です。設定は何も必要ありません。

[例] https://192.168.1.1 で AutoWeb を起動

1-2. IBM i で SSLをサポートするが AutoWebは通常の http で接続する。

[例] http://192.168.1.1 で AutoWebを起動

ただし、この場合はAutoWebの実行環境の設定(WEBENV)には次の設定が必要です。

    #-----------------------------------------
    #  バーコード・リーダーの URL を指定する。
    #-----------------------------------------
	BARCODE_URL  HTTPS://192.168.1.1/AS400-NET.USR/TEMPLATE/BARCODE

2.社内SSLサーバー経由でリダイレクトさせる。

もうひとつの方法は、会社のインターネット公開サーバーを利用することです。
会社のホーム・ページを配置しているサーバーであれば、多くの場合において
SSLもサポートしているはずです。

会社のホーム・ページのサイトに、適当な新しい作業用のフォルダーを作成して、
AutoWebバーコード読み取りモジュール」を配置します。
そのフォルダーにリダイレクトさせるようにAutoWebに指示します。
この方法であれば IBM i にSSLをセットアップする必要はありません。

AutoWebバーコード読み取りモジュール」の入手については、
弊社サポート までお問い合わせ下さい。

AutoWebの実行環境の設定(WEBENV)には次の設定が必要です。

    #-----------------------------------------
    #  バーコード・リーダーの URL を指定する。
    #-----------------------------------------
	BARCODE_URL  HTTPS://WWW.OFFICEQUATTRO.COM/SAMPLE/AUTOWEB-BARCODE/

ここで、URLには、「バーコード読み取りモジュール」を配置した場所を指定します。