CONFIG

見出しのアイコン

ここでは AutoWeb の設定の方法について説明します。

5250エミュレータで GO AUTOWEB + [実行] すると
次のメニューが表示されます。

AutoWeb構成

1. 画面設定 (HTMLCFG)

AutoWeb の画面設定のメンバー( ASNET.USR/HTTPCFG(HTMLCFG) )を
SEU によって編集します。

# ******************************************************************* #
#                                                                     #
#        !AUTOWEB HTML 画面構成 V5R1M0 - V5R4M0, VER7.2               #
#                                                                     #
#           ( この変更に ALASKA の再起動は必要ありません )            #
# ******************************************************************* #
#  CCSID=5035
#------------------------------------------------------
# NOTE:  "#" から始まる行はコメント行です。
#------------------------------------------------------
#
#------------------------------------------------------
#   HTML 基本テンプレート

#             + ライブラリー指定可能
#       BASE5250 : 導入時の基本 HTML テンプレート
#------------------------------------------------------
   BASE_HTML          BASE5250
   HANDY_HTML         KEYENCE
   POPUP_HTML         POPUP5250
#------------------------------------------------------
  ロゴ画像の定義  .. 会社のロゴがあれば定義します
#------------------------------------------------------
   LOGO      /AS400-NET.USR/TEMPLATE/BLUGLASS/logo.GIF
#------------------------------------------------------
  GOボタンの定義
#------------------------------------------------------
   Add_GoButton       *YES
#------------------------------------------------------
  GOボタンの表示位置
#------------------------------------------------------
   GoButton_Location  *AUTO
#------------------------------------------------------
  オプション・ボタンの定義
#------------------------------------------------------
   Add_OptionButton   *YES
#------------------------------------------------------
  オプション・ボタンの定義
#------------------------------------------------------
   Option_Start_Line   2
   Option_End_Line     22
#------------------------------------------------------
  エラー・メッセージ行の定義
#------------------------------------------------------
   Error_Start_Line   24
   Error_End_Line     24
#------------------------------------------------------
  文字フォントの種類
#------------------------------------------------------
    FontType   MSGOTHIC  MS   ゴシック
#------------------------------------------------------
  文字フォントの設定
#------------------------------------------------------
    FontFamily         MSGOTHIC
#------------------------------------------------------
  文字フォントのサイズ
#------------------------------------------------------
    FontSize           10pt
#------------------------------------------------------
  色コードの設定
#------------------------------------------------------
    Color BLACK        #555555
    Color WHT          #2985C0
    Color BLU          #0000FF
    Color YLW          #FFAA00
    Color GRN          #008000
    Color RED          #FF0000
    Color TRQ          #00FF00
    Color PNK          #FF1493
#------------------------------------------------------
  文字カラーの設定
#------------------------------------------------------
    Char_Color      BLACK
#------------------------------------------------------
  見出し文字列の拡大表示 ( *BIG, *NORMAL )
#------------------------------------------------------
    ShowTitle         *BIG
    ShowPopupTitle    *NORMAL
#------------------------------------------------------
  背景色の設定
#------------------------------------------------------
    BckGnd_Color    WHT
#------------------------------------------------------
  画面罫線の表示
#------------------------------------------------------
   Show_Keisen        *YES
#
#------------------------------------------------------
# 複数段の SFL レコードを 1 行に拡大して表示する
#------------------------------------------------------
   Expand_SFLRecord   *YES
#------------------------------------------------------
# メニュー・アイコンの設定
#------------------------------------------------------
   MENU_ICON    一覧表     /AS400-NET.USR/WWWMENU/PRT.PNG
   MENU_ICON    明細表     /AS400-NET.USR/WWWMENU/PRT.PNG
   MENU_ICON    印刷       /AS400-NET.USR/WWWMENU/PRT.PNG
   MENU_ICON    出力       /AS400-NET.USR/WWWMENU/PRT.PNG
   MENU_ICON    入力       /AS400-NET.USR/WWWMENU/DSP.PNG
   MENU_ICON    明細       /AS400-NET.USR/WWWMENU/TXT.PNG
   MENU_ICON    照会       /AS400-NET.USR/WWWMENU/QRY.PNG
   MENU_ICON    登録       /AS400-NET.USR/WWWMENU/DSP.PNG
   MENU_ICON    *OTHER     /AS400-NET.USR/WWWMENU/EDT.PNG

解説

ディレクティブ 説 明
CCSID 実行時のジョブの CCSID を指定します。
指定がないときは CCSID=5026 とみなされます。
BASE_HTML 表示のベースとなる HTMLテンプレートの種類を指定します。
HTMLテンプレートは /AS400-NET.USR/TEMPLATE に補完されています。
POPUP_HTML POPUP表示用の HTMLテンプレートを指定します。
LOGO 会社のロゴがあれば指定します。
Add_GoButton GOボタンを表示するかどうかを指定します。( *YES/*NO )
GoButton_Location GOボタンの表示位置
*AUTO :自動設定 最後の入力フィールドの直後または
最下行に配置します。
*BOTTOM :最下行 つねに最下行に配置します。
Add_OptionButton 「 5=表示」などのオプション表示をボタン化するかどうか指定します。
( *YES/*NO )
Option_Start_Line オプション・ボタンの開始行を指定します。
Option_End_Line オプション・ボタンの終了行を指定します。
Error_Start_Line エラー・メッセージの開始行を指定します。 この2つは DSPF の MSGLOC
から判断されるように
変更されました。
Error_End_Line エラー・メッセージの終了行を指定します。
FontType フォント・タイプを指定します。(MSGOTHIC)
色コードの指定 DDS で指定したカラーのカラー・コードを指定します。
DDS のカラー・コードのRGBカラー・コードを指定してください。
ただし緑(GRN) の指定は無視されます。
文字カラーの設定 基本の文字のカラー・コードを設定します。
見出し文字列の
拡大表示
表題と解釈される文字列の大文字で表示するかどうかを
決定します。
ShowTitle
*BIG 表題を大文字のサイズで表示する
*NORMAL 通常文字のサイズで表示する
ShowPopupTitle
*BIG ポップアップ・ウィンドウの表題を
大文字で表示する
*NORMAL ポップアップ・ウィンドウの表題を
通常サイズで表示する
背景色の設定 基本の背景色のカラー・コードを設定します。
画面罫線の表示 画面罫線を指定するかどうか指定します。
ただし現在では画面罫線はサポートされていません。
複数段の
SFLレコードの
拡大表示
上下に複数段の SFL レコードがあればそれを
左右に一行の SFL レコードに拡大して表示するか
どうかを指示します。(*YES/*NO)
メニュー・
アイコンの
設定
メニュー項目の文字列に含まれる特定の文字列で
メニューのアイコンを設定します。
判別できなかったメニュー項目には *OTHER で
定義されているアイコンを設定します。

2. 実行環境の設定 (WEBENV)

AutoWeb の画面設定のメンバー( ASNET.USR/HTTPCFG(WEBENV) )を
SEU によって編集します。

ディレクティブ 説 明
ALWUSER 使用ユーザーを
制限します。
【注意】
インターネット経由で
外部へ公開する場合は、
上記のように QSECOFR などの
重要なユーザー・プロフィールの
使用に制限を必ずかけてください。
ALWUSER QSECOFR *EXCLUDE QSECOFR の
使用を禁止します。
ALWUSER OTHER *USE その他のユーザーの
使用を許可します。
BASICAUTH BASIC認証を利用するかどうかを指定します。( *YES/*NO )
*YES のときは FORM認証は無視されます。
FORMAUTH FORM認証ダイアログのパスを記述してください。
BASIC認証が *NO であるときは FORM認証とみなされて
このパスに記述されている HTML が
FORM認証ダイアログとして表示されます。
FORM認証の場合は端末名を指定することができます。
初めに端末名を指定して入力すると以降は端末名は Cookie に
保存されて次回からは Cookie に保存された端末名が
初期表示されるようになります。
DSPSIZ 表示装置サイズはオープンされた DSPF の
DSPSIZ が検索されますが
5250エミュレータの設定数値として必要となります。
1=80 * 24, 2=132*27
DEVNAME 端末ジョブ名の取得方法。
*AUTO = QPADEVXXXX 形式で自動発生します。
*PC = PC の名前を装置名として使用します。
*USER = ログイン・ユーザー名を装置名として使用します。
SUBDEV サインオン時に指定した装置が使用中であれば、代替装置名を自動生成します。

装置名に=が含まれる場合は、=を連番に置き換えて、新たな装置名とします。(Personal Communications / IBM i Accessと同じ)

装置名に=が含まれない場合は、本設定に従って装置名を自動生成します。

指定できる選択肢は一つだけです。
S01 まず、指定の装置名でサインオンを試みます。
装置が使用中であれば、装置名末尾にS01S02、…を順に付加して再試行します。
 KEIRI → KEIRI, KEIRIS01, KEIRIS02, ..., KEIRIS99
装置名が8文字以上であった場合は、指定の装置名末尾が上書きされ、10文字に調整されます。
 SOUMUKANRI → SOUMUKAS01
1 まず、指定の装置名でサインオンを試みます。
装置が使用中であれば、装置名末尾に12、…、9AB、…、Zを順に付加して再試行します。
 KEIRI → KEIRI, KEIRI1, KEIRI2, ..., KEIRI9, KEIRIA, ..., KEIRIZ
装置名が最初から10文字であった場合は、付加を行わず、初回に使用中であった時点でエラーとします。
0 まず、指定の装置名の末尾に0を自動的に付加してサインオンを試みます。
装置が使用中であれば、装置名末尾を12、…、9AB、…、Zに順に変更して再試行します。
 KEIRI → KEIRI0, KEIRI1, KEIRI2, ..., KEIRI9, KEIRIA, ..., KEIRIZ
装置名が最初から10文字であった場合は、付加をせずにサインオンを試み、装置が使用中であった場合はエラーとします。
*NONE 装置が使用中であった場合は、装置名自動生成を行わず、エラーとします。
SNDWINMSG WINDOWS メッセージの送信: このオプションは
現在使用されていません。
ALWCMDLINE コマンド入力行へ JOBLOG を表示する。
このオプションは最下部のメッセージ・ペインを
表示するかどうかを指定します。
接続の状況を確認するためにも
最初は *YES でご使用ください。
JOBLOG メッセージ・ペインにログを出力するかどうかを指定します。
最初は *YES でご使用ください。
AUTOREPLY コマンド入力行へ自動応答の履歴を表示します。
TREE_MENU メニューを左端のツリー・ビューとして
表示するかどうかを指定します。
表示の指定はライブラリー別に指定することができます。
メニューがツリー・ビューとして表示されるためには
メニューが GO MENU 形式のメニューである
必要はありません。

・ツリー・ビューとして表示されるメニューは、
すべて F12キーやF3キーなどの同じ機能キーによって上位へ
(前のメニュー)に戻ることが可能でなくてはなりません。

・メニュー・オプションを選択すると、
さらにパスワードを要求されるメニューは
ツリー・ビューとして表示して操作することはできません。

・複雑な処理のメニューを確実に動作させるのであれば
TREE_MENU *NO をお試しください。
*NO であれば 5250エミュレータを
Web で再現しただけなので
確実な動作を期待することができます。
その後、メニューを修正して F12キーで
すべて上位に戻ることができるようにするなどの
対策を講じてください。
ツリー・ビューとしてメニューを表示することは
エンド・ユーザーによって最もわかりやすい
アプリケーションとなり
操作性も向上しますのでできるだけツリー・ビューでの
利用できるように改正されることをお勧めします。

SPOOL スプール・タブを表示するかどうかを指定します。
*YES と指定してもスプール・タブが表示されるためには
弊社製品 Spoolライターが導入されている必要があります。
スプール・タブが表示されると
Autoスプールを利用することができます。
Spoolライターが導入されていない場合は
スプール・タブは表示されません。
Menu_Tree この Menu_Tree として指定した文字列を含むメニューの
項目は、次に続くメニューであると解釈されます。(複数可)
つまりツリー・ビューのさらに下に続くメニューであると
解釈されてアイコンで展開できるようになります。
Menu_Opt メニュー・オプション番号の表記方法を示します。(複数可)
【例】
  1. 得意先マスターの登録 → Menu_Opt 9. と登録します。
12. 月次繰り越し → Menu_Opt 99. と登録します。
Menu_Return 上位メニューに戻るための機能キーを定義します。
ツリー・ビューでは別のツリーの項目が選択されると
内部では自動的にこの Menu_Return で定義されている
機能キーが押されて上位に戻ります。
従ってツリー・ビューではこの機能キーの指定は必須です。
上位に戻るための機能キーは
唯一同じキーであることが必須です。
F3キーや F12キーのように各メニューで戻るための
機能キーが混在していてはいけません。
ツリー・ビューを利用するためには開発者の責任で
戻るための機能キーを統一してください。
【適用業務の戻りキー】

この戻りキーの定義は適用業務内での
戻りキーとしても解釈されます。
(例えば F12=前画面 )
適用業務の表示画面でこの機能キーの
定義が見つかるとそのボタン化は
のシンボルで表現されます。
従ってすべての適用業務やメニューの操作でも
戻りキーは同じ機能キーとして
標準化しておく必要があります。

Fkey_Start_Line 機能キーが記述されている開始行を定義します。
AutoWeb は、この開始行〜終了行のあいだで
Fkey_Text の定義に叶う文字列を
機能キーであると見なして機能キー・ボタンに変換します。
Fkey_End_Line 機能キーが記述されている最終行を定義します。
Fkey_Text 機能キーの表示形式を定義します。(複数可)
POPUP_FKEY POPUPウィンドウ表示するための機能キーを定義します。
この機能キーを定義しておくと POPUPウィンドウが
より早く動作します。
OPTION_NUMBER 選択オプション番号の表記を記述します。(複数可)
Default_Action 文字列による処置を記述します。(複数可)
これらの文字列を含む表示が現れたら
指定の機能キーなどで応答することを示します。
いつも ENTERキーなどで応答するメッセージがあれば
記述しておけばHTML には表示されず、
内部で自動応答されますので
冗長な操作をなくすことができます。
ERROR_MESSAGE この文字列があれば、エラーであると判断して
エラー・メッセージとして出力します。
ENDJOB ブラウザの 閉じるボタンが押されたときの措置としての
機能キーを定義します。
閉じるボタンを押したからといって突然のジョブの終了は
整合性を無くす原因になる場合があります。
そこで正常終了とさせるための機能キーを定義します。
【適用業務の終了キー】

この ENDJOB として定義される機能キーは
同時に適用業務の終了キーであると解釈されます。
適用業務の表示画面でこの機能キーの
定義が見つかると、そのボタン化は
のシンボルで表現されます。
従ってすべての適用業務やメニューの操作でも
終了キーは同じ機能キーとして
標準化しておく必要があります。

Recovery_Job ジョブの回復を行う措置を記述します。
S36MSG S/36 メッセージである判断するメッセージを記述します。
IGNORE_LINE24 24行目にあってもエラーではないと判断する文字列を記入します。
DISABLE_UI AutoWeb画面右上に並んでいる押しボタンの表示/非表示を切り替えます。
SPLIT_WINDOW プログラム実行中に、ツリー・メニューの別のプログラムをクリックしたときの処理を選択します。
TREE_MENU *YESの場合のみ有効な設定です。
*YES 画面を分割してプログラムを実行します。別ジョブがQPADEV****で起動し、そこでプログラムが実行されます。
*NO エラーメッセージ「プログラム実行中はメニュー選択は出来ません」を画面に表示します。
STRPCCMD PCオーガナイザーのSTRPCCMDを実行した場合の処理を指定します。
*APP Windows 10のPCでは、AutoWebアプリを使って実行します。
その他の環境では、*DOWNLOADと同じ動作をします。
*DOWNLOAD ユーザーに実行ファイルをダウンロードさせます。ユーザーが実行ファイルを実行すると、STRPCCMDで指定したPCコマンドが実行されます。
STRPCCMD_DL_LAZY ユーザーに実行ファイルをダウンロードさせる場合に、STRPCCMDが連続実行された場合の実行タイミングを選択します。
AutoWebアプリを使って実行する場合は影響ありません。常に5250エミュレータと同じタイミングで実行されます。
*NO STRPCCMDが実行される度に、ユーザーに実行ファイルをダウンロードさせます。5250エミュレータと同じ実行タイミングで実行されます。
*YES STRPCCMD PAUSE(*NO)が連続実行された時に、実行ファイルを一つにまとめて、できる限り数を少なくします。
STRPCCMDの連続実行が終わるか、STRPCCMD PAUSE(*YES)が実行された時に、実行ファイルをダウンロードさせ、PCコマンドをまとめて実行します。
ユーザーが行わなければならない操作は少なくなりますが、IBM i上でのSTRPCCMD実行タイミングと、実際のPCコマンドの実行タイミングがずれるため、処理によっては結果が本来と異なる可能性があります。
デバッグ

11. AUTOWEB ログ開始 (STRAUTLOG)

解説

AutoWeb のログを OUTQ : ASNET.USR/QNETJOBLOG に出力することを指示します。
STRAUTLOG でログの開始を指示してから AutoWeb を実行すると AutoWeb は
デバッグ・モードで実行され OUTQ: ASNET.USR/QNETJOBLOG にログが出力されます。

12.終了 (ENDAUTLOG)

解説

AutoWeb のログ出力を終了します。

HELP用の HTML を PNLGRP で作成する

21. HELPパネル・グループの表示 (DSPHLPPNL)

解説

UIMヘルプ(パネル・グループ) のヘルプ画面の全体をまとめて表示します。

22. HELP 用 HTML の作成 (CRTHLPHTM)

解説

UIMヘルプのパネル・グループのソース・メンバーを HELP用の HTML に変換します。


ディレクティブ 説 明
プログラム
  ライブラリー
UIMヘルプを参照しているプログラムの名前を指定してください。
プログラムの名前はディレクトリー名に利用されます。
ソース・ファイル
  ライブラリー
ソース・メンバー
UIM のソース・メンバーを指定します。

CRTHLPPNL は指定された UIMパネル・グループのソースを読んで


/AS400-NET.USR/TEMPLATE/(オブジェクト・ライブラリー)/(プログラム名)
/(ソース・メンバー名).HTM


として ヘルプHTML に変換します。
例えばプログラム QTROBJ/PGM201 に定義されている QTRSRC/QPNLSRC(PGM201H) のUIM は
/AS400-NET.USR/TEMPLATE/PGM201/PGM201H.HTM に変換されます。
変換されたヘルプHTML は ユーザー・アプリケーションの右上の配置されている
コントロール・バーのアイコン ボタンを押すとヘルプとして表示されます。


23. HELP用 HTML の表示 (DSPHLPHTM)

ただいま作成中です。