IBM i(AS/400)のユーザー様へのご挨拶
2011年春、株式会社オフィスクアトロは創業の地である守口市松町から守口市の中央であり玄関口である本町に出て、守口ミッドサイト文禄ヒルズ ザ・タワーに移転致しました。
文禄ヒルズとは豊臣秀吉が命じて作った京街道の文禄堤にある 30階建ての超高層ビル群であり、守口を代表するランドマークです。
この文禄堤のもとへ移転できたことは弊社に取りまして誇りであるとともに大きな喜びでもあります。
さて株式会社オフィスクアトロは 1996年に創業して以来、約22年になりますがその前身から入れると約 30 年になります。
株式会社オフィスクアトロとなってからは、ソフトウェア・パッケージの開発・販売を正業としております。
受託開発は行っておりません。
数ある国内のソフトウェア・ハウスの中でも受託開発を行わないで純然たるソフトウェア・パッケージ開発だけを行っているのは他に例を見ません。
他のソフトウェア・ハウスがパッケージ販売と言いながらも実はパッケージによる受託開発を受注することがビジネス・モデルになっているのに対して、株式会社オフィスクアトロではお客様ご自身の手による開発が可能な製品だけを製品として提供し続けてきました。
とりわけ製品の機能と品質という面ではお客様、つまりユーザー様に育てて頂いた感が大いにございます。
次世代のニーズや製品の使いやすさ、またバグ潰し等にユーザー様の声に耳を傾けて製品に反映して取り込んできた結果、製品は次のユーザー様にもお役に立て、お客様の利益に貢献することができるようになりました。
弊社にありましても創成期には決して成功ばかりではなく、他社競合製品に負けることもございました。
しかし、その結果、つねに反省し原因を追究し、見やすさ、わかりやすさ、機能性を高め、パフォーマンスの追及による製品の改善を日々怠ることなく行ったきた結果、ようやく日本国内のユーザー様の厳しいご要望に応える製品と仕上がってきた感があります。
今では他社製品を大きくリードし、不可能を可能にする多くの技術の蓄積を行うことができるようになりました。
海外製品や米国の技術よりもはるかに先進的なアーキテクチャーを搭載するまでに至りました。
これはお客様のご要望やニーズをいち早く製品に取り込んで、また一方では次世代の技術の研究を怠らなかったためではないかと自負しております。
他社製品の多くが別のプラットフォームの機能を IBM i に移植しただけの輸入製品であったのに比べて日本国内産であり IBM i に特化した弊社製品は、IBM i の優れたデータベース能力を最大限に引き出すことができたのも、成功の要因のひとつではないかと思います。
IBM i はビジネス・ユースに最も適した優れたサーバーであることは間違いありません。
IBM i の優れた機能を引き出すには IBM i を知り抜いている必要があります。
私どもは IBM i の特性と i5/OS の API をフルに駆使し、オブジェクト・ベースの高度な技術を確立しています。
またパフォーマンスと使いやすさに優れた製品を世に出すことができたのも多くの IBM ユーザー様のご叱責とご指導があったことと今だ感謝の念に絶えません。
お蔭様で弊社製品は第一級のご評価を受けて、次々とご採用の栄に即しておりますがこれに驕ることなく今後も製品開発におきましては日々研鑽を怠ることなく努め、いつの時代にありましても IBM i ユーザー様のお声と期待に応えられますよう、最新の高度な技術を提供できますよう努力邁進して参りたいと存じます。
今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
株式会社 オフィスクアトロ
代表取締役 池田一明