Win10問題のプリンタ・セッションを今すぐ解決!!
インターネット印刷プロトコル(IPP)を使って IBM i(AS/400)から直接、最寄りの複合機への印刷に成功致しました。
これは IBM i(AS/400)の印刷において、世界でも初めての画期的な出来事です。
IBM i からネットワーク ASCII プリンタや複合機などへ印刷しようと思えば、ご存知のように5250エミュレータ( PCOMM/iAccess など)によって
プリンタ・セッションが必要とされてきましたが IBM の発表のように Windows10以降は IBM はこれらをサポートしません。
そこで、代替として LPR(= Line PRinter daemon protocol)による印刷が代用されましたが、LPR でも用紙の選択や細かな制御まで行うことはできませんでした。
しかし UNIX で普及している IPP(インターネット印刷プロトコル)であればほとんどの市販のネットワーク・プリンターや複合機を制御することができるようになります。
㈱オフィスクアトロでは IBM i でも初めて世界標準の IPP による印刷に成功しました。(RFC2910, 2911準拠)
IPP とは
IPP とは UNIX で幅広く使われている印刷のための通信規定でありネット・ワーク・プリンターを細かく制御する仕組みです。
IPP は RFC の世界標準規格で厳格に規定されている通信技術であり多くのプリンターは IPP をサポートしています。
このため UNIX の世界では IPP は広く利用されていますがIBM i では利用はほとんどありませんでした。
- IPP は、ほとんどのプリンターや複合機でサポートされています。
- 用紙名、用紙サイズ、方向、印刷部数、両面印刷などの指定が可能です。
- 印刷経過や印刷結果の把握も可能となります。
- どのような用紙サイズにも適切な大きさで印刷が可能です。
これによって
- 5250プリンタ・セッションの廃止
- Windows Server や専用 PC が不要
- 将来にわたって Windows バージョンに影響されない。
- 高価な 5577系のドットプリンターの廃止
することができます。
例えば IBM i から複合機の用紙やトレイの用紙を指定して印刷出力することができるのです。
普段はA4白紙の用紙を使ってコピーしているが業務によっては別のトレイの専用用紙に印刷したい。
そんなことが手軽にできるようになったのです。
プリンターはもう複合機で十分に活用することができます。
導入したその日からコストを削減して静かなオフィス環境を提供致します。
IBM i で IPP 印刷ができるのはもちろん Spool ライターVer5.0 だけです。
IBM i の最も進んだ印刷アーキテクチャーの搭載が Spool ライターVer5.0 です。
IBM i で初めての快挙です。