お知らせ

IBM i OS Ver7.4を導入致しました

掲載日:2019/08/19
昨年 2018年 9月 6日には IBM Power Systems Model S814 を導入致しましたが
この LPAR区画に OS Ver7.3 に引き続いて OS Ver7.4 を新たに導入致しました。

OS Ver7.4 は2019年6月21日より IBM が出荷を開始致しましたが
既に導入されている法人様は少ないようです。
しかし弊社製品をご利用および導入をご検討されているお客様のために
動作検証を行うため、いち早くOS Ver7.4 の導入を行った次第です。
OS Ver7.4 での動作検証の結果は製品別に順次、ご案内申し上げます。

なおこれで弊社の社内保有 i5/OS は

V3R7M0
Ver5.4 Ver6.1 Ver7.1 Ver7.2 Ver7.3 および  Ver7.4

の 7 セットとなります。

弊社製品の多くは OS Ver6.1以上のリリースとなっていますが
これは IBM i の内部API などが Ver6.1 で大きく進化していますので
お客様にも最新の進化した機能をできるだけご使用して頂くことを目的としているためです。
ならびにハードウェア保守が終了した OS バージョンの機種につきましては
法人として使用は適切ではないとの理由も合わせてございます。

10月の消費税導入を控えてその前に新規マシンに導入を計画されている
お客様も多いようですが、 Ver7.4 におきましても弊社製品を安心して
ご利用頂けるように Ver7.4 を導入させて頂いたような次第です。

i5/OS バージョンと製品について

IBMユーザーの中では適用業務は再コンパイルなしに上位互換と思われていますが
決して IBM は上位互換を保証しているわけではありません。
RPG/COBOL などによる適用業務では、ほとんどが上位互換が保たれているように
見えますが、弊社の調査では V3R7M0 の古いRPGのプログラムが
Ver6.1 ではそのままでは動作せず再コンパイルが必要であった例もございます。
また RPG でも V5R4M0 から Ver6.1 で問題となった例もあります。
(この例ではIBMもバグと認め PTF を発行致しました。)

特に API はリリースによってパラメータ数などが拡張されるため
API を使うソフトウェア製品やプログラムでは新しいリリースでは
慎重にテストを行う必要があります。
弊社製品で API使用のモジュールは将来の拡張に備えた配慮がなされていますが
やはり実機による動作検証が不可欠と考え品質保証の観点から
新しいリリースの実機を導入するよう努めております。

― 新しい技術はいつもオフィスクアトロから ―