スプリット・ウィンドウへようこそ。
スプリット・ウィンドウとは複数アプリケーションを
画面分割で同時に表示する技術のことです。
同じ既存の業務でも組み合わせて表示することによって
多様な角度からの視点によって業務の幅が広がります。
さらにエンド・ユーザー視点の利用を可能にします。
在庫を確認しながら受注を入力したり、
実績表を表示して、それをグラフに表示してみる等など ...
同時に表示して比較してみたい情報はいくつもあります。
使い方はエンド・ユーザーのアイデア次第です。
以前の画面に続けて操作するだけで
次の画面をスプリット・ウィンドウにすることができます。
下記の画面の赤く囲まれた箇所をクリックして、操作を体験してください。
5250エミュレータ上からの連続実行によって
スプリット・ウィンドウを組み立てることができます。
以前の画面に対してどのような位置に表示するのかを指定することができます。
( *TOP, *BOTTOM, *RIGHT, *LEFT )
情報システム部門で CLP/RPG などのプログラム内に
スプリット・ウィンドウを始めから組み込んでおけば
情報システム部門の意とする分割表示を
プログラムを起動するだけで行うことができます。
さらに発展すれば複合化された新しい適用業務のフレーム・ワークを作ることができます。
例えばツリー・メニュー構成に印刷待ち行列表示 (WRKOUTQ) を登録しておけば
下部ペインに OUTQ を表示させながら、印刷プログラムの操作を行うことができます。
それぞれのペインでは独立して完全に動作するプログラムを
組み合わせたものを再利用することによって
新たなニーズに対応する適用業務として生まれ変わります。
まさしくオブジェクト指向の新たな別の方向への開発です。
5250 エミュレータではエンド・ユーザーは与えられた単一の画面を使うだけでしたが
スプリット・ウィンドウが可能になると操作は異なります。
エンド・ユーザーはそのときの事情や好みに応じて
画面を組み合わせて操作することが可能になったのです。
これはエンド・ユーザーの満足に貢献する機能となります。
スプリット・ウィンドウは 5250 エミュレータではなし得なかったこれからの技術なのです。
マッシュ・アップ とは Web ベースで
複数のアプリケーションを組み合わせて使う技術のことです。
将来はオブジェクト・プログラムだけをブラウザ上で組み合わせて
再利用できるようになるのではないかと予想されています。
今回、スプリット・ウィンドウで自由に
複合アプリケーションに統合化できることによって
IBM i にもマッシュ・アップへの入口が開けました。
マッシュアップを前提としてひとつ々の適用業務は再利用を前提とした
それだけで完結した業務へと設計思想も変わるかも知れません。
マッシュ・アップを意識しますか ?