Spoolライター Ver.5.0 3万円のプリンタで印刷 -PDF日本語フォント埋め込み-

SpoolライターVer5.0ならわずか3万円台の安価なプリンタにでも
印刷することができます。
しかもPDFで印刷することができますのでAPW罫線や画像印刷も可能です。
SpoolライターVer5.0は印刷可能なプリンタの種類を大幅に拡張致しました。

LPRなどの直接印刷で日本語が印刷されない?! 原因はプリンタに日本語フォントが搭載されていないかも知れません。 SpoolライターVer5.0は意外なプリンタの盲点も解決します。

brother HL-L5100DN

このプリンタはモノクロ・レーザー・プリンタですがPDF対応でPDFも印刷することができます。
しかし日本語フォントの搭載がないために価格が安く抑えられています。

なぜ日本語フォントの埋め込みが必要なのか

ご存知でしたか? フォントも有償のライセンス・ソフトウェアです。
したがってブリンタの価格競争力を高めるために多くの安価な
プリンタにはフォントが搭載されていない場合が多いのです。
Windows経由の印刷ではプリンタ・ドライバがWindows搭載の
フォントを使用して印刷しますので問題にはなりません。
しかしIBM iからの直接印刷となるとフォントの搭載がなければ
たちまち日本語を印刷することができなくなります。
そこで直接印刷を実現するにはPDFに日本語フォントを埋めこむことが
必ず必要になります。

PDFに日本語フォントの埋め込み機能を追加しました

SpoolライターVer5.0ではPDFに日本語フォントをオプションを追加致しました。
このため日本語フォントがないプリンタにでも日本語を正しく印刷することが
できるようになりました。

これによって安価なプリンタにでも印刷が可能になりました。
大量に現場にプリンタを配置したい希望のあるお客さまには最適です。日本語フォント埋め込み機能はCVTSPLFコマンドを始めとして
LPR印刷、IPP印刷でもご利用になれます。

社内の古いプリンタももう一度活用できます

日本語フォントの埋め込みで使えるプリンタの範囲が大幅に拡張されました。
社内にあった使えなかった古いプリンタももう一度活用することができます。

日本語フォントの埋め込みはお客さまのご希望によって開発されました。
印刷コストを大幅に下げて新しいプリンタの導入も合理的なコスト・カットが
可能になります。

わずかな投資でコスト・カットを

日本語フォントの埋め込み機能の開発は高度で難易度も高い機能でしたが
開発工数よりも高額なご負担では安価なプリンタを使う意味がありません。
そこで追加オプション費用も少なく抑えてあります。
これはより多くのお客さまに広くご利用頂けることを願いとしているからです。
少ない投資で最大効率をあげて頂くよう願っております。

現場の伝票発行、指示書発行に最適です

作業現場の作業指図書、製造指示書の発行や
倉庫での出荷指図書、棚卸し票の発行にもAPW罫線を印刷できますので
最適です。
さらにPDFをサポートしていないプリンタにも別途オプションの
APWデザイナーを使えば罫線を印刷することができます。

日本語フォントの埋め込みはこれからは必須です

正しい印刷や表示を保証します

海外でのPCやフォントのないPCでもPDFを正しく表示したり印刷することを保証します。

Windows製品ではフォントの埋め込みは標準機能です

Microsoft製品ではいくつかPDFを生成するオプションが装備されていますがフォントの
埋め込みはもう標準の機能です。

取引先やPDF保存にもフォントの埋め込みは必須です

取引先へのPDF配布や長期保存のPDFも正しい表示や印刷を保証したいのであれば
日本語フォントの埋め込みは標準機能でなくてはなりません。

日本語フォント埋め込みの指定方法

CVTSPLF : スプール・ファイル変換コマンドで指定

最も簡単な指定はSpoolライターのCVTSPLFコマンドでFONTパラメータで
FONTを指定することです。

CRTEXPRTF : 拡張印刷装置ファイル作成コマンドで指定

SpoolライターのCRTEXPRTFコマンドのFONTパラメータで指定することもできます。

印刷ファイルDDSソースでFONTキー・ワードで指定

DDSソースのFONTキー・ワードで指定してCRTEXPRTFで作成することもできます。

ADDFONT : Spoolライター提供のコマンドによって既存のPDFに日本語フォントを
組み込むことができます。

OVRPRTFEX : 印刷ファイルのオーバーライドでFONTを指定しておけば
DLTOVREX で消去する前にCVTSPLFでFONTの埋め込みを有効化できます。

埋め込み可能な日本語フォント

基本的にはIBM提供のフォントが用意されていますのでこれを利用できますが
MSゴシックやHGゴシックなどその他のフォントをご希望のお客さまはご相談ください。

IBM提供のフォントを指定する場合

IBM提供のフォントはi5/OS Ver7.1以上であれば IFS : /QIBM/ProdData/OS400/Fonts/TTFonts に導入済みの
フォントが参照されて配布されます。

PDF埋め込み可能フォント名	名称	IFS名	摘要
ゴシック固定ピッチ明朝固定ピッチ	WT SansDuo J WT SansDuo J EA 1 WT SerifDuoJ WT SerifDuoJ EA 1	wtsdj__b.ttf wtsdj_eb.ttf wt_dj__b.ttf wt_dj_eb.ttf	日本語日本 (東アジアのサブセット) 日本語明朝体日本 (東アジアのサブセット)

Microsoft提供のフォント

Microsoftおよびその他のメーカーのフォントを使用する場合は IFS: /QIBM/UserData/OS400/Fonts/TTFonts に
配置すれば参照されて配布が可能です。(フォントは著作権がありますので㈱オフィスクアトロからの
配布はできません。Microsoftなど他のフォントの使用をご希望のお客さまは弊社ヘルプ・デスクまで
ご相談ください。)

動作環境

ライセンスプログラム	プロダクトオプション	記述	摘要
5761SS1	43	追加フォント	i5/OS Ver6.1では導入が必要 Ver.7.1～7.5 では導入済みです

3万円のプリンタで印刷 －PDF日本語フォント埋め込み－ 追加オプション