SpoolライターVer5.0 の LPR 印刷を使えば従来の PCOMM や IBM i Accessによる
プリンター・セッションを廃止して Spool ライターVer5.0 の LPR ドライバーで
直接、ASCII プリンターに印刷することができます。
PC も不要です。
LPR とは TCP/IP で規格化されている一般的な印刷プロトコルです。
LPD プロトコルをサポートしているプリンタに対して印刷出力ができます。
今ではほとんどのプリンタが LPD をサポートしており
XEROX, RICHO などの複合機も LPD をサポートしていて
プリンタとして利用することができます。
Spool ライターVer5.0は LPR ドライバーを用意していますので
STRPRTWTR で5250プリンタと同じ操作で ASCII プリンタを
IBM i から直接、開始することができます。
プリンタ・セッションや PC も不要になります。
プリンタ・セッションとは PCOMM や IBM i Access による
印刷エミュレータの起動のことです。
IBM i から ASCII プリンタに印刷するために
PCOMM や IBM i Access の印刷エミュレータを使って
印刷するために専用の PC を用意して常にセッションを
起動されておかねばなりません。
Spool ライターVer5.0の LPR 印刷を使えばプリンタ・セッションは
全く不要なものとなります。PC も不要です。
印刷というと OUTQ に印刷データを投入して STRPRTWTR で
ライターを起動して... というのが一般的なのですが
LPR コマンドでいきなりスプールをプリンターに出力することができます。
LPR ではプリンターを指定して自由な出力方法を工夫することができます。
LPR 印刷の利点
IBM i に直接つながっている5530, 5570系ドット・プリンターには
STRPRTWTR コマンドで直接、印刷することができましたが
ASCII プリンターへの印刷では、あいだにプリンター・セッションが
どうしても必要でした。
しかし LPR 印刷を利用すれば ASCII プリンターもあたかも
5570系の直接接続プリンターと同じように STRPRTWTR コマンドで
印刷することができます。
Spool ライターVer5.0では LPR 印刷ドライバーを提供しているからです。
印刷ドライバーの提供は Spool ライターVer5.0だけです。
LPR 印刷に必要なプリンタ仕様
LPR 印刷を行うためには LPD をサポートしているプリンタが必要です。
詳しくはご使用中のプリンタの取扱説明書またはプリンタ・メーカーに
お問合せください。
APW 罫線、倍角印字、バーコード、カラー文字、画像、オーバーレイ印刷などを
行うには PDF 印刷が必要です。
PDF を印刷するためには PDFダイレクト印刷機能を備えているプリンターが必要です。
市販の多くのプリンタは LPD/PDF 印刷に対応していますが
簡易なモバイル・プリンタのような場合は対応していない場合もありますので
ご確認ください。