クラウド運用やデータ・ハウジングの
お客さまに素晴らしいお知らせです。
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遠隔地に設置されているPowerSystemは
どのようにして障害監視されていますか?
㈱オフィスクアトロでは近々関東のデータ・センターに
社内保有のPowerSystemを移管する予定です。
このとき問題になるのが、もしハードウェア障害が
発生したときにどのように検知するのかという
問題が発生します。
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設置を予定している業者に問い合わせたところ
管理者による見回りで目検で有人監視するとの話でしたが
それでは夜間や休日でいち早く障害を検知することが
できません。
IBM はこのような問題に対して素晴らしい方法を用意しています。
それは深刻なハードウェア障害のメッセージだけは
QSYSOPR とは別のメッセージ・ファィルに抽出するという方法です。
QSYSMSG という聞きなれないメッセージ・ファイルをQSYSに作成しておけばハードウェア障害のメッセージはすべてこのQSYSMSG に送られます。
㈱オフィスクアトロではソフトウェア開発会社として
IBMが用意してくれはこの方法を使って
自動的な無人監視の方法として解決致しました。
■ 障害を検知するとLINEで報告します
㈱オフィスクアトロでは製品 AutoWebのLINEBOT を
使って社員全員が保有するグループLINE へ
IBM iから直接報告するシステムをわずかな時間で
開発致しました。
▼IBM iからの障害報告の例(サンプル)
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■ QSYSOPR からのメッセージ報告の仕組み
ろ
(1) メッセージ待ち行列 QSYSMSG の作成
操作員メッセージ: QSYSOPR を直接、RCVMSG で
監視しようとすると次のような問題が発生します。
・当たり前のことですがつねに監視プログラムを
待機させておく必要があります。
また監視プログラムの開発が必要です。
・待機プログラムがQSYSOPRを待機するため
手動で不要なQSYSOPRメッセージを削除できなくなります。
・QSYSOPR にはユーザーの出口プログラムを登録することは
できません。
---> 新たに QSYS/QSYSMSG というメッセージ待ち行列を
作成しておくと i5/OS は深刻なハードウェア障害が
発生したときだけはそれらのメッセージを
QSYSOPR ではなく QSYSMSG に送ります。
(2) QSYSMSG の出口プログラムに監視プログラムを登録します
前述のように深刻なメッセージは QSYSMSG にだけ
送られてくるようになりますので
QSYSMSG に監視用の出口プログラムを登録しておけば
障害が発生したときだけ監視プログラムが起動されます。
(3) LINE でメッセージを送信
AutoWeb のLINEBOTには SNDLINE LINEメッセージの送信という
コマンドが用意されていますのでこれでグループLINEに
メッセージを送信します。
▼このコマンドの利用方法は非常に簡単です。
SNDLINE コマンドの利用方法の記事はこちらでご覧ください。
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■ お客さまもご利用いただけます
この方法は24時間365日、IBM i自身による自動障害監視です。
安心できるクラウド、データ・ハウジング運用をお考えなら
ぜひLINEBOTによる障害監視をご利用ください。
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この機能はLINEBOTの機能だけでお客さまもご利用になれます。
安心安全を目指すなら人手による巡回や回覧という有人監視だけではなく
IBM i自身による自動監視が必須です。
ご相談お問い合わせはこちらまでどうぞ。