ここで紹介する QNTC の設定は必ずしも必要ではありませんが
設定しておくと System i 以外のネットワーク・サーバーや PC の共有フォルダーを
IBM i のローカル HDD にあるかのように扱うことができます。
QNTC は IBM i が提供している機能のひとつで NetServer の機能です。
IFS のフォルダー /QNTC の配下に IPアドレスを次のリベルのフォルダーとして
登録しておけば、その IPアドレスのPCサーバーの共有フォルダーを IBM i から見て
あたかもIFSローカルにあるかのように扱うことができるようになります。
- フォルダー /QNTC 配下に PCサーバーのIPアドレスと同じ名前のディレクトリーを作成する。
【例】CRTDIR DIR('/QNTC/192.168.1.43') DTAAUT(*RWX) OBJAUT(*ALL) - 相手側PCに IBM i と同じ名前のユーザー・アカウントを作成する。
パスワードも IBM i と同じパスワードとして設定する。 - 相手側PCの必要なファイル共有を設定する。
[注意]
上記で CRTDIR で作成した /QNTCの設定は IPL時には失われてしまいます。
したがってIPL時にも自動的に再作成されるようにするためには
QSTRUPプログラムにも CRTDIR コマンドを実行するように記述を追加しておいてください。
したがってIPL時にも自動的に再作成されるようにするためには
QSTRUPプログラムにも CRTDIR コマンドを実行するように記述を追加しておいてください。
[例] : CLP: QSTRUP
0020.00 PGM : 0051.00 NOWTRS: 0052.00 QSYS/STRTCP /* QTR ADD */ 0053.00 MONMSG MSGID(CPF0000) 0054.00 CRTDIR DIR('/QNTC/192.168.1.54') DTAAUT(*RWX) + 0055.00 OBJAUT(*ALL) 0056.00 MONMSG MSGID(CPF0000) 0057.00 CRTDIR DIR('/QNTC/192.168.1.8') DTAAUT(*RWX) + 0058.00 OBJAUT(*ALL) 0059.00 MONMSG MSGID(CPF0000) :
[解説]
QSTRUP プログラムは システム値 : QSTRUPPGM に
始動プログラム . . . . . . . : QSTRUP 名前, *NONE ライブラリー . . . . . . . . . : QGPL 名前
として登録されています。
RTVCLSRC PGM(QSYS/QSTRUP) SRCFILE(QGPL/QCLSRC)
によって CLPソースを生成することができます。
STRSEU QGPL/QCLSRC QSTRUP
によって上記の追加を行ってから
CRTCLPGM PGM(QGPL/QSTRUP) SRCFILE(QGPL/QCLSRC) OPTION(*SRCDBG) AUT(*ALL)
によってライブラリー: QGPL にコンパイルしてください。
(ライブラリー QSYSにはコンパイルしないでください。)
QGPLに QSTRUP をコンパイルして保管できたら
システム値 : QSTRUPPGM を QGPL/QSTRUP に変更してください。
(ライブラリー QSYSにはコンパイルしないでください。)
QGPLに QSTRUP をコンパイルして保管できたら
システム値 : QSTRUPPGM を QGPL/QSTRUP に変更してください。