「Webサイトを表示するたびに確認する」に変更する
ブラウザのキャッシュ・コントロールを正しい動作にするために
必ず次の設定を行ってください。
導入時のブラウザの設定のままでは新しいコンテンツが更新されません。
[ 一時ファイルの設定 ] を選択します。
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自動的に確認する
Webサイトを表示するたびに確認する
に変更してください。
自動的に確認する
ブラウザにコンテンツがインターネット一時ファイル(キャッシュ)として
残っている場合は、ブラウザは、サーバーへコンテンツの取得を要求しないで
キャッシュされている旧いコンテンツを使用します。
これではパフォーマンスは速くなりますが、サーバー側のコンテンツが
新しく更新されても新しいコンテンツが表示されません。
キャッシュをすべて消去するか、明示的な操作介入によってのみしか
新しいコンテンツが表示されなくなってしまいます。
この設定は Microsoft による初期導入時の設定ですが
実用上、正しいものとは言えません。
またこの設定は従来のHTTP仕様にはありませんでしたが
Microsoft が独自に追加したものです。
Webサイトを表示するたびに確認する
これに対して「Webサイトを表示するたびに確認する」とは
キャッシュが保存されていたとしても、必ずHTTPサーバーに
コンテンツを要求します。
ただし
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インターネット一時ファイルとしてキャッシュがある場合は
キャッシュ・コンテンツの保管された日時・時刻を合わせて
サーバーに通知します。 -
サーバーは、そのコンテンツのサーバー側の作成/変更の日時・時刻とを
照らし合わせてキャッシュ・ファイルの日時・時刻が十分に新しいものであると
判断したときは 304-Not Modified という応答を戻して
キャッシュを使用するようにブラウザに告げます。
キャッシュされているコンテンツよりもサーバー側のコンテンツが
新しい場合は、もちろん新しいコンテンツをブラウザに戻します。 -
ブラウザはサーバーから受け取った新しいコンテンツを表示するとともに
この新しいコンテンツをキャッシュします。
これらの 1. 〜 3. が正しいHTTPプロトコル準拠の動作です。
「自動的に確認する」という設定では HTTPプロトコルに反した
ブラウザに一任した動作でしかも新しいコンテンツの更新を無視した
動作となってしまいます。