プログラム一時修正(PTF)

11. 製品 PTF の適用 ( APYPRDPTF )

【説明】

「製品 PTF の適用 ( APYPRDPTF )」 は
PTF の取得(GETPTF)」 と「PTFの適用 ( APYPTF )」 を連続して実行します。
GETPTF では、潟Iフィスクアトロのダウンロード・サイトに接続して
PTF をライブラリー QRPLOBJ の HTPSAVF という名前の *SAVF に保管し、
続いて QRPLOBJ/HTPSAVF のオブジェクトはライブラリー SPOOLWTR へ
RSTOBJ コマンドによって上書きで復元されます。
SPOOLライターは実際には 試供版をダウンロードして
試供版のオブジェクトがお客様の IBM i のライブラリー SPOOLWTR に復元されますが
ライセンス・プログラムが上書きされることはありません。
従ってライセンス・プログラムを後で再導入する必要もありません。

また製品 「PTF の適用 ( APYPRDPTF )」 だけ行えば、PTF適用の処理のすべては完結します。
後に続く「PTF の取得(GETPTF) 」 や、「PTFの適用 ( APYPTF ) 」を実行する必要はありません。
これらの2つのコマンドが用意されているのは例外的な処理を行うためだけのものです。

この機能の実行には *SECADM 権限と OS V5R3M0以上が必要です。

12. PTF の取得 ( GETPTF )

【説明】

「PTFの取得( GETPTF)」 は先の「製品 PTF の適用 ( APYPRDPTF )」の中で
最初に実行される PTFの取得のためのコマンドです。
「製品 PTF の適用 ( APYPRDPTF )」が正常に完了したときには、この処理を行う必要はありません。
この GETPTF コマンドが公開されているのは
例外的な処理を行う目的があるときのためだけのものです。
GETPTF はお客様に導入されている環境を読み取って
Spoolライターの適切な試供版を PTF として
保管ファイル QRPLOBJ/HTPSAVF にダウンロードして保管します。

  • i5/OSのリリース ( Ver6.1 - Ver7.4 )
  • 導入済みの Spoolライターのリリース

を判断して
潟Iフィスクアトロのダウンロード・サイトより適切なモジュールを選択して
ダウンロードして *SAVF : QRPLOBJ/HTPSAVF に保管します。

この機能の実行には *SECADM 権限と OS V5R3M0以上が必要です。

この機能を使ってPTF を取得するためには、お客様の IBM i から
インターネット網への接続が可能である必要があります。
( IBM i がインターネットに公開されているという意味ではありません。
例えば、お客様のPC はインターネットに公開されているわけではありませんが、
インターネットに接続してブラウザによって、
いろいろなサイトを閲覧することができるはずです。
これと同じ環境が IBM i にも必要となります。)

13. PTF の適用 ( APYPTF )

【説明】

「PTFの適用( APYPTF)」 は先の「製品 PTF の適用 ( APYPRDPTF ) 」の中で
最後に実行されるPTFの適用のためのコマンドです。
「製品 PTF の適用 ( APYPRDPTF ) 」が正常に完了したときには、この処理を行う必要はありません。
この APYPTF コマンドが公開されているのは
例外的な処理を行う目的があるときのためだけのものです。
APYPTF は インターネット経由で取得された
保管ファイル(*SAVF) QRPLOBJ/HTPSAVF の内包する
オブジェクトをライブラリー : SPOOLWTR に上書きで復元します。
ただしライセンス・プログラムは復元からは除外されています。
従ってライブンス・プログラムが APYPTF によって上書きされることはありませんので
PTF 適用後もライセンスを再導入する必要はありません。