OUTQ 一覧にライターを関連づけます。

21. 書出しプログラム処理(WRKWTR)

【説明】

書出しプログラム処理(WRKWTR) は OUTQ に対して PDF印刷装置を STRPRTWTR によって開始します。
PDF 印刷装置の開始は、これまで使用していた印刷装置の使用方法と同じです。

オプション「1= 開始」を使って開始し、オプション「4= 停止」で印刷装置(ライター)を終了します。

印刷装置(ライター)が印刷スプールの印刷を完了すると自動的に、そのスフールは OUTQ より除去されて
なくなります。(これも従来の印刷装置と同じです。)
印刷装置の宛先が IP:127.0.0.1 の LOOP-BACK となっているときは印刷スプールは各PCに配布されます。
このとき宛先PCの電源が入っていないか、または FTP が起動していないようなときは配布は失敗します。
PDFライターによる配布が失敗したときは、その印刷スプールは保留されてOUTQ に残ります。
エンド・ユーザーはPCの電源を入れてFTPを正しく稼働させた後で、印刷スプールを解放すると
PDFライターによって再び配布が試みられます。
このようにして再印刷させることができますが保留されたスプールは手動で解放する必要があることを
ご留意ください。

22. すべての出力待ち行列の処理(WRKOUTQ)

【説明】

WRKOUTQコマンドはすべての出力待ち行列(OUTQ)に対して印刷装置(ライター)がどのように
関連づけられて開始しているかを表示するために使います。
表示されている印刷装置(ライター)は開始中を示しています。

書出しプログラムとして表示されているものが印刷装置(ライター)です。

23. 印刷装置書出し PGM 開始(STRPRTWTR)

【説明】

印刷装置書き出し PGM 開始(STRPRTWTR) は印刷装置(ライター)の開始を指示します。
これは i5/OS のコマンドです。

印刷装置 開始する印刷装置の名前を指定します。
出力待ち行列 対応するOUTQの名前を指定します。
印刷装置はこのOUTQに保管されている印刷スプールを印刷します。
書出 プログラムMSG 用待ち行列 印刷メッセージの出力先のメッセージ待ち行列を指示します。
省略時のMSGQ は QSYSOPR です。
用紙タイプ・オプション 用紙替えメッセージをどのように出すかを指示します。
*INQMSG 用紙替えメッセージを要求して応答を待ちます。
*MSG メッセージだけを出力します。
*NOMSG メッセージは表示しません。

他のパラメータについては IBM コマンド : STRPRTWTR の解説を参照してください。

24. 印刷装置書出し PGM 停止(ENDWTR)

【説明】

書き出しプログラム停止(ENDWTR)は実行中の印刷装置(ライター)を停止させます。

書き出しプログラム 停止させる印刷装置(ライター)の名前
書き出しプログラムの終了時点 停止オプション
*IMMED 直ちに停止
*CNTRLD 区切りで停止
*PAGEEND ページの終わりで停止