81. QUERYの印刷 (RUNPRTQRY)
QUERY/400プログラムを編集用に出力するかまたは編集して出力することができます。
QUERY 印刷 (RUNPRTQRY) 選択項目を入力して,実行キーを押してください。 QUERY . . . . . . . . . . . . . 名前,リストは F4 ライブラリー . . . . . . . . *LIBL 名前 , *LIBL, *CURLIB 出力書式 . . . . . . . . . . . *DETAIL *DETAIL, *SUMMARY レコード選択 . . . . . . . . . *NO *NO, *YES 編集の入出力 . . . . . . . . . *IN *OUT, *IN 出力待ち行列 . . . . . . . . . EDTOUTQ 名前 ライブラリー . . . . . . . . SPLUSRSYS 名前 , *LIBL, *CURLIB 出力オプション . . . . . . . . *PRINT *IFS, *DISPLAY, *, *SEND... 追加のパラメーター QUERY 定義の印刷 . . . . . . . *NO *NO, *YES 印刷装置 . . . . . . . . . . . *RUNOPT 名前 , *PRINT, *RUNOPT 用紙サイズ : 用紙の長さ . . . . . . . . . *RUNOPT 1-255, *RUNOPT 用紙の幅 . . . . . . . . . . *RUNOPT 1-378, *RUNOPT 用紙タイプ . . . . . . . . . . *RUNOPT 文字値 , *RUNOPT, *STD コピー枚数 . . . . . . . . . . *RUNOPT 1-255, *RUNOPT 行送り . . . . . . . . . . . . *RUNOPT *RUNOPT, 1, 2, 3 権限 . . . . . . . . . . . . . *RUNOPT 名前 , *RUNOPT... 終り F3= 終了 F4=プロンプト F5= 最新表示 F12= 取り消し F13= この画面の使用法 F24= キーの続き
【解説】
RUNPRTQRY(RUN PRINT QUERY)は
1. 編集用のスプールを作成するためにQUERYを印刷出力する
または
2. QUERY/400を印刷出力してその結果のスプールを編集する
のどちらかの目的のために使用します。
1.の場合は結果のスプールを 編集用のOUTQ: SPLUSRSYS/EDTOUTQ に出力します。
2.の場合はこのQUERY/400を実行して実行結果のスプールを
CVTSPLF EDIT(*YES)コマンドで編集してその結果をこのジョブの
省略時のOUTQにスプールとして出力します。
RUNPRTQRYコマンドを使うことによって開発者がCLPにCVTSPLFコマンドを
組み込む必要がなくなります。
IBMのRUNQRYコマンドの代わりにこのRUNPRTQRYコマンドを使うだけで
編集済みのスプールを得ることができます。
RUNPRTQRYの機能を理解するための例を紹介します。
例1. QUERYを実行してスプールを編集用OUTQ: SPLUSRSYS/EDTOUTQ に保管する
OVRPRTF QPQUPRFIL HOLD(*YES) OPNSCODE(*JOB) OUTQ(SPLUSRSYS/EDTOUTQ) RUNQRY OBJLIB/QRY001 OUTTYPE(PRINTER) DLTOVR QPQUPRFIL LVL(*JOB)
これをRUNPRTQRYで実行すると次のようになります。
RUNPRTQRY QUERY(QTROBJ/QRY001) EDIT(*IN)
例2. QUERYを実行してスプールを編集データに基づいて編集した結果を
実行中のジョブのOUTQに入れます。
OVRPRTF QPQUPRFIL HOLD(*YES) OPNSCODE(*JOB) RUNQRY OBJLIB/QRY001 OUTTYPE(PRINTER) DLTOVR QPQUPRFIL LVL(*JOB) CVTSPLF SPLF(QPQUPRFIL) JOB(*) SPLNO(*LAST) EDTOUT(*YES) OPTION(*PRINT)
これをRUNPRTQRYで実行すると次のようになります。
RUNPRTQRY QUERY(QTROBJ/QRY001) EDIT(*OUT)
これらの2つの例でRUNPRTQRYの機能が理解できます。
これまでのRUNQRYによる実行を RUNPRTQRY の実行に置き換えるだけで
編集した結果のスプールを得ることができます。
QUERY |
実行したいQUERY/400の名前を指定してください。 F4キーを押すとQUERY/400を検索することができます。 |
---|---|
出力書式 |
*DETAIL :明細印刷を出力します。 *DUMMARY :要約されたサマリー印刷を出力します。 |
レコード選択 |
*YES:QUERY/400の実行時にレコード選択を指示します。 *NO :レコード選択は指示しません。 |
編集の入出力 |
*IN:QUERYの実行は編集用のスプールを作成するために 実行してスプールをOUTQ: SPLUSRSYS/EDTOUTQに 出力して保管します。 *OUT:QUERY/400を実行した結果を CVTSPLF EDUT(*YES)を 実行して編集しその編集されたスプールを このジョブの省略値のOUTQに出力します。 |
出力待ち行列 |
編集の入出力=*INを指定したときし出力待ち行列を指定します。 省略値の出力待ち行列は SPLUSRSYS/EDTOUTQ です。 |
出力オプション |
CVTSPLFに渡す出力オプションを指定します。 印刷の場合は*PRINT, PDF化の場合は*PDFですが 詳細はCVTSPLFの説明を参照してください。 |
【追加のパラメータ】
QUERY 定義の印刷 |
QUERY定義の印刷はつねに *NOとして印刷出力は行いません。 これはQUERY定義の印刷を行うと最初のページだけが QUERY定義の印刷となってしまうため全ページを同じ印刷書式と することができなくなるからです。 編集の対象となるスプールはすべてのページが同じ印刷書式として 統一されていることが必須です。 |
---|---|
印刷装置 | RUNQRYで実行を指定する印刷装置を指定します。 |
用紙サイズ | 同じくRUNQRYに渡す用紙サイズ・パラメータを指定します。 |
コピー枚数 | 同じくRUNQRYに渡すコピー枚数パラメータを指定します。 |
行送り | 同じくRUNQRYに渡す行送りパラメータを指定します。 |
権限 | 同じくRUNQRYに渡す権限パラメータを指定します。 |
82. 印刷プログラムの実行 (RUNPRTPGM)
印刷プログラムを編集用に出力するかまたは編集して出力することができます。
印刷プログラムの実行 (RUNPRTPGM) 選択項目を入力して,実行キーを押してください。 プログラム . . . . . . . . . . 名前 ライブラリー . . . . . . . . *LIBL 名前 , *LIBL, *CURLIB 印刷ファイル : 印刷ファイル . . . . . . . . *PRTF 名前 , QPRINT, *PRTF 変更 TOFILE ファイル . . . . *FILE 名前 , *FILE ライブラリー . . . . . . . 名前 , *LIBL, *CURLIB 編集の入出力 . . . . . . . . . *IN *OUT, *IN 出力待ち行列 . . . . . . . . . EDTOUTQ 名前 ライブラリー . . . . . . . . SPLUSRSYS 名前 , *LIBL, *CURLIB 出力オプション . . . . . . . . *PRINT *IFS, *DISPLAY, *SEND... 追加のパラメーター 装置 : 印刷装置 . . . . . . . . . . 名前 , *SYSVAL, *JOB 印刷装置タイプ . . . . . . . . *SCS, *IPDS, *USERASCII... ページ・サイズ : ページの長さ . . . . . . . . .001-255.000 ページ幅 . . . . . . . . . . .001-378.000 測定方法 . . . . . . . . . . *ROWCOL *ROWCOL, *UOM 行/インチ . . . . . . . . . . 3.0, 4.0, 6.0, 7.5, 8.0... 1 インチ当たりの文字数 . . . . 5.0, 10.0, 12.0, 13.3... フロント・マージン : 下方向オフセット . . . . . . .000-57.790, *DEVD 横方向オフセット . . . . . . .000-57.790 バック・マージン : 下方向オフセット . . . . . . .000-57.790, *FRONTMGN, *DEVD 横方向オフセット . . . . . . .000-57.790 オーバーフロー行番号 . . . . . 1-255 レコードの折り返し . . . . . . *NO, *YES 印刷不能文字の処置 : 文字の置き換え . . . . . . . *NO, *YES 置き換え文字 . . . . . . . . *BLANK 文字値 , *BLANK ページの位置合わせ . . . . . . *NO, *YES ソース用紙入れ . . . . . . . . 出力ビン . . . . . . . . . . . 1-65535, *DEVD フォント : 識別コード . . . . . . . . . 文字値 , *CPI, *DEVD, 2... ポイント・サイズ . . . . . . *NONE .1-999.9, *NONE 用紙送り . . . . . . . . . . . *DEVD, *CONT, *CUT, *CONT2... 印刷品質 . . . . . . . . . . . *STD, *DEVD, *DRAFT, *NLQ... 制御文字 . . . . . . . . . . . *NONE, *FCFC, *MACHINE チャネル値 : チャネル . . . . . . . . . . 1-12, *NORMAL チャネルの行番号 : 回線 . . . . . . . . . . . . 1-255 値の続きは+ 精度 . . . . . . . . . . . . . *CONTENT, *ABSOLUTE 文字 ID: グラフィック文字セット . . . 文字値 , *DEVD, *SYSVAL... コード・ページ . . . . . . . 数値 10 進数形式 . . . . . . . . . . *FILE, *JOB フォント文字セット : 文字セット . . . . . . . . . 名前 , *FONT ライブラリー . . . . . . . *LIBL 名前 , *LIBL, *CURLIB コード・ページ . . . . . . . 名前 ライブラリー . . . . . . . *LIBL 名前 , *LIBL, *CURLIB ポイント・サイズ . . . . . . *NONE .1-999.9, *NONE コード化フォント : コード化フォント . . . . . . 名前 , *FNTCHRSET ライブラリー . . . . . . . *LIBL 名前 , *LIBL, *CURLIB ポイント・サイズ . . . . . . *NONE .1-999.9, *NONE ページ定義 : オブジェクト . . . . . . . . 名前 , *NONE ライブラリー . . . . . . . *LIBL 名前 , *LIBL, *CURLIB 書式定義 : オブジェクト . . . . . . . . 名前 , *NONE, *DEVD ライブラリー . . . . . . . *LIBL 名前 , *LIBL, *CURLIB AFP 文字 . . . . . . . . . . . 名前 , *NONE 値の続きは+ テーブル参照文字 . . . . . . . *NO, *YES ページ回転度数 . . . . . . . . *AUTO, *DEVD, *COR, 0, 90... 面当たりページ数 . . . . . . . 出力の減少 . . . . . . . . . . *TEXT, *NONE 印刷テキスト . . . . . . . . . ハードウェア位置調整 . . . . . 0, 50, 100 両面印刷 . . . . . . . . . . . *NO, *YES, *TUMBLE, *FORMDF 単位 . . . . . . . . . . . . . *INCH, *CM 前面オーバーレイ : オーバーレイ . . . . . . . . 名前 , *NONE ライブラリー . . . . . . . *LIBL 名前 , *LIBL, *CURLIB 下方向オフセット . . . . . . 0 .000-57.790 横方向オフセット . . . . . . 0 .000-57.790 背面オーバーレイ : オーバーレイ . . . . . . . . 名前 , *FRONTOVL, *NONE ライブラリー . . . . . . . *LIBL 名前 , *LIBL, *CURLIB 下方向オフセット . . . . . . 0 .000-57.790 横方向オフセット . . . . . . 0 .000-57.790 コンスタント・バック . . . . *NOCONSTANT *NOCONSTANT, *CONSTANT 行データ変換 . . . . . . . . . *NO, *YES IPDS パススルー . . . . . . . *YES, *NO, *DEVD USER 資源ライブラリー・リスト 文字値 , *DEVD, *NONE... 値の続きは+ コーナー・ステープルとじ . . . *NONE, *BOTRIGHT... 平とじ : 基準縁 . . . . . . . . . . . *NONE, *BOT, *RIGHT, *TOP... 基準縁オフセット . . . . . . .0000-57.7900, *DEVD ステープルの数 . . . . . . . 1-122, *DEVD ステープル・オフセット . . . .0000-57.7900, *DEVD 値の続きは+ 中とじ : 基準縁 . . . . . . . . . . . *NONE, *TOP, *LEFT, *DEVD ステープルの数 . . . . . . . 1-122, *DEVD ステープル・オフセット . . . .0000-57.7900, *DEVD 値の続きは+ 形式設定用フォント解像度 . . . *DEVD, *SEARCH, 240, 300 書き出し据え置き . . . . . . . *YES, *N データのスプール . . . . . . . *YES, *N 終り F3= 終了 F4=プロンプト F5= 最新表示 F12= 取り消し F13= この画面の使用法 F24= キーの続き
【解説】
RUNPRTPGM(RUN PRINT PROGRAMM)は
1.編集用のスプールを作成するために印刷プログラムを印刷出力する
または
2.印刷プログラムを印刷出力してその結果のスプールを編集する
のどちらかの目的のために使用します。
1.の場合は結果のスプールを 編集用のOUTQ: SPLUSRSYS/EDTOUTQ に出力します。
2.の場合はこのQUERY/400を実行して実行結果のスプールを
CVTSPLF EDIT(*YES)コマンドで編集してその結果をこのジョブの
省略時のOUTQにスプールとして出力します。
RUNPRTPGMコマンドを使うことによって開発者がCLPにCVTSPLFコマンドを
組み込む必要がなくなります。
IBMのCALLコマンドの代わりにこのRUNPRTPGMコマンドを使うだけで
編集済みのスプールを得ることができます。
印刷プログラムの実行に対してOVRDBFなどのオーバーライドが必要な場合は
このRUNPRTPGMの実行前にオーバーライドを実行してください。
RUNPRTPGMコマンドの内部では SECURE(*YES)は行っていません。
RUNPRTPGMの機能を理解するための例を紹介します。
例1. 印刷プログラムを実行してスプールを編集用OUTQ: SPLUSRSYS/EDTOUTQ に
保管する
OVRPRTF QPRINT HOLD(*YES) OPNSCODE(*JOB) OUTQ(SPLUSRSYS/EDTOUTQ) CALL OBJLIB/PGM001 DLTOVR QPQUPRFIL LVL(*JOB)
これをRUNPRTPGMで実行すると次のようになります。
RUNPRTPGM OBJLIB/PGM001 EDIT(*IN)
例2. 印刷プログラムを実行してスプールを編集データに基づいて編集した結果を
実行中のジョブのOUTQに入れます。
OVRPRTF QPRINT HOLD(*YES) OPNSCODE(*JOB) CALL OBJLIB/PGM001 DLTOVR QPINT LVL(*JOB) CVTSPLF SPLF(QPRINT) JOB(*) SPLNO(*LAST) EDTOUT(*YES) OPTION(*PRINT)
これをRUNPRTPGMで実行すると次のようになります。
RUNPRTPGM OBJLIB/PGM001 EDIT(*OUT)
これらの2つの例でRUNPRTPGMの機能が理解できます。
これまでのCALLによる実行を RUNPRTPGM の実行に置き換えるだけで
編集した結果のスプールを得ることができます。
RUNPRTPGMは印刷プログラムに必要なパラメータがあれば
それらのパラメータを指定して印刷プログラムに渡すこともできます。
プログラム | 実行する印刷プログラムの名前を指定してください。 |
---|---|
印刷ファイル |
一時変更を指示したい印刷ファイルがあるかまたは 実際の印刷ファイルの名前を TOFILEに指定してください。 印刷ファイル名はスプールの編集データをを識別子として 利用されます。 *PRTFと指定した場合はRUNPRTPGMは今出力されたスプールから スプール・ファイル名やスプール情報が検索されて 編集データの保存に使われます。 印刷プログラムが印刷ファイル(PRTF)を外部記述で使用している 場合は印刷ファイル名が編集データの識別として使用されますが 内部記述の場合はプログラム名が識別として利用されます。 |
編集の入出力 |
*IN:QUERYの実行は編集用のスプールを作成するために 実行してスプールをOUTQ: SPLUSRSYS/EDTOUTQに 出力して保管します。 *OUT:QUERY/400を実行した結果を CVTSPLF EDUT(*YES)を 実行して編集しその編集されたスプールを このジョブの省略値のOUTQに出力します。 |
出力待ち行列 |
編集の入出力=*INを指定したときし出力待ち行列を指定します。 省略値の出力待ち行列は SPLUSRSYS/EDTOUTQ です。 |
パラメータ |
32バイトまでのパラメータを最大255個まで指定することが できます。(この仕様はCALL命令に必要なパラメータの仕様と 同じです) パラメータは印刷プログラムにパラメータとして渡されます。 印刷プログラムがパラメータを必要としている場合は 必ず必要な個数の分だけのパラメータを指定するようにしてください。 パラメータの指定に不足があると実行時のエラーが発生します。 文字フィールドに数字の値を入れて渡すときは数字の両端を 引用符で囲んでください。 パラメータとして渡す数字フィールドは必ず PACK(15,4)の 形式でなくてはなりません。 |
出力オプション |
CVTSPLFに渡す出力オプションを指定します。 印刷の場合は*PRINT, PDF化の場合は*PDFですが 詳細はCVTSPLFの説明を参照してください。 |
【追加のパラメータ】
以降のパラメータは OVRPRTF の追加のパラメータと同じです。
説明はIBM マニュアルの OVRPRTF の解説を参照してください。
94. 印刷フォームの出力 (RUNPRTFRM)
印刷プログラムを編集用に出力するかまたは編集して出力することができます。
印刷フォームの出力 (RUNPRTFRM) 選択項目を入力して,実行キーを押してください。 印刷フォーム . . . . . . . . . /SPOOLWTR/PNG/APWFORM.PNG オプション . . . . . . . . . . *DISPLAY *PRINT, *DISPLAY
【解説】
罫線画像PNGファイルをIFSにアップロードしたものを
この印刷フォームの出力 (RUNPRTFRM)で印刷して正しく移行されたかどうかを
確認することができます。
- *DSPLAY : 罫線イメージをPDFに変換して表示します。
- *PRINT : 罫線イメージをスプールに印刷出力します。
※罫線画像オーバーレイ印刷は追加オプシャン契約がご必要です。