21. FAX送信 (SNDFAX)
SNDFAXコマンドは Windows FAXを使って、
Windowsから IBM i のスプールをFAXすることができるようになります。
SNDFAX は IFS に保管されているPDFファイルを、指定された宛先にFAX送信します。
従って印刷スプールをSNDFAXを使ってFAXするのであれば、
あらかじめスプールをPDFに変換してIFSに配置しておく必要があります。
これに対して CVTSPLF コマンドを使えば、
直接、印刷スプールそのものを指定して同時に FAXすることができます。
このとき、SNDFAXコマンドは CVTSPLFから呼び出されて実行されます。
Windows FAXによって FAX送信するには、
実行するWindows PC にFAXモデムが接続されていることが必要です。
ただし FAXモデムの性能や操作/取付けなどは、潟Iフィスクアトロの保守サービスの範囲外であり
その動作や検証につきましてはお客様ご自身の責任においてお願い致します。
FAXモデムに関わるお問い合わせは弊社ではお受け致しておりません。
ご質問はFAXモデムのメーカーへお問い合わせくださるようお願い致します。
【解説】
Windows FAX とは Windows に初めから導入されている FAXのためのユーティリティーです。
【スタート】 → 【すべてのプログラム】 → 【Windows FAXとスキャン】
を選択すると、Windows FAXを起動することができます。
SNDFAX を使うとWindows FAXをユーザーが手動で起動する必要はありません。
SNDFAX がFAXするに必要な VB Script ( Visual Basic Script:拡張子=VBS )をIFS に自動生成して、
これを実行することによって Windows FAXも実行されます。
ただし SNDFAX が生成する VB Script が IBM i のIFS をアクセスするには、
あらかじめユーザーが Windowsエクスプローラによってログインして認証しておく必要があります。
Windowsエクスプローラによるログイン認証の方法
- Windowsエクスプローラを起動して IBM i のフォルダーをクリックします。
- Basic認証によるダイアログが表示されたらユーザーとパスワードを入力してログインを行います。
- ログインが成功したら認証は完了です。
SNDFAXパラメータの説明
宛先 | 最大 10個までの宛先の組み合わを指定することができます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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FAX番号 | 最大 32文字までのFAX番号を記号なしで数字だけで入力してください。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
宛先名称 | 最大 48文字までの宛先名を漢字混じりで入力してください。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
ストリーム ・ファイル | 最大 32文字までのPDF名を拡張子 .PDFとともに入力してください。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
ディレクトリー |
最大 32文字までのストリーム・ファイルを保管しているディレクトリー名を 文字 / から始めて最後の文字は / をつけないで指定してください。 初期値は /SPOOLWTR/FAX です。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
発信人 FAX 番号 |
このFAXを発信する発信元のFAXで電話番号を数字だけを使って指定してください。 最初の値は *DEFAULT ですが FAX電話番号を入力するとその値は QUSRTEMP/FAXNBR *DTAARA に登録されて次回からは初期値として表示されます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
FAX 件名 | FAX用紙の冒頭に印刷するFAX件名を最大32文字の漢字混じり文で指定してください。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
FAX送信者 | FAX用紙の冒頭に印刷される送信者の名前を最大32文字の漢字混用で指定してください。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
送り状 |
送り状を必要とするときは *YESと指定してください。 初期値は *NO です。*YESを指定すると 以下の送り状パラメータが表示されて入力できるようになります。 以下の送り状の項目は Microsoft Windows FAX に準拠しています。
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