PCへのファイルの送信

2. FTPファイルの送/受信(SNDFTP)

SNDFTP はIFSに保管されているファイルをPCサーバーへ送/受信するユーティリティーです。

IBM i では STRTCPFTP コマンドを活用すれば
ライブラリー・システムのファイルはPCサーバーへ送信することができましたが、
IFS上のファイルの バッチでの送/受信は不可能でした。

SNDFTP は Spoolライターの「スプール・ファイル変換(CVTSPLF)」に 組み込まれている機能であり、
コマンドとしてバッチで簡単に IFSのファイルをPCサーバーへ送信したり、
PCサーバーから受信したりすることができるFTPクライアントです。

また SNDFTP は内部でOS/400 のFTPを実行しているのではなく
Spoolライターが独自に開発したFTPクライアントでもあります。

次の画面は SNDFTP の実行の様子です。

ホストIPアドレス このIBM i のIPアドレスを指定してください。
ホスト・ファイル・パス 送/受信する IFS ファイルのフル・パスを指定します。
【例】 /MYDIR/MYFILE.TXT
相手先IPアドレス 相手先PCサーバーのIPアドレスを指定します。
相手先 ファイル・パス 相手先PCサーバーのFTPのホーム・アドレスを起点として記述します。
【例】 /PCPATH.MYFILE.txt
( \ ではなく / を使用のこと)
遠隔ユーザーID 相手先PCサーバーのユーザーを記述します。
【例】 Administrator
遠隔パスワード 相手先PCサーバーのパスワードを記述します。
送信または受信 PUT = 送信 または GET = 受信 を指定します。
データの EBCDIC/ASCII変換 *YES = コード変換を指定します。
通常IFSのファイルはASCIIで保存されますので、
Spoolライターで保管されたファイルも
*NO の指定となります。
ログ表示 実行時にログを表示させたい場合には*YES を指定します。