国際言語の登録

1. メッセージ・ファイルの作成 (CRTMSGF)

【解説】

CCSID を指定したメッセージ・ファイルを作成します。
メッセージ・ファイルは日本語用と国際言語用の
二つのメッセージ・ファイルを作成してください。
印刷ファイル (PRTF) のソースの記述に使用する固定情報をメッセージ記述として
このメッセージ・ファイルに後で登録するのに使用します。

2. メッセージ記述の追加 (ADDMSGD)

【解説】

1.で作成したメッセージ・ファイルに固定情報を登録します。
まず最初にここでは日本語の固定情報のみをメッセージ・ファイルに登録してください。
日本語に対応する国際言語は後で WRKLANG というユーティリティーによって登録します。

3. 国際言語の登録 (WRKLANG)

【解説】

日本語メッセージ・ファイルに対して対応する国際言語を
国際語メッセージ・ファイルに登録します。
AutoWeb のユーザーかまたは AutoWeb の試供版が導入されていれば
AutoWeb を使って国際言語を登録します。
上記の画面は 国際言語の登録 (WRKLANG) の起動オプションを指定しています。

WRKLANGの入力画面イメージ
【解説】

左側には日本語のメッセージが右側には登録する国際語が表示されます。
日本語をマウスでコピーしてから Google 翻訳ボタンを押すと
次のように Google 翻訳 が起動されます。

Google翻訳の画面イメージ

右側には翻訳結果が表示されますので、それをコピーして
WRKLANG の右側に貼り付けてください。
この作業を繰り返して国際言語の翻訳を完成させてください。
最後に F10 キーを押して更新すれば国際言語がメッセージ・ファイルに登録されます。

PRTF ソースの修正

メッセージ・ファイルへの登録が完了すれば
日本語用と国際言語用の二つの印刷ファイル (PRTF) の作成が必要となります。

印刷ファイルの固定情報はすべて MSGCON キー・ワードによって
メッセージ・ファイルに登録します。

【例】
66' 部課マスター一覧表 '
66MSGCON(20 MSG0017 CHINALIB/USRMSG)

ライブラリー CHINALIB の メッセージ・ファイル: USRMSG
メッセージ識別 MSG0017 には中国語での「零件主列表」が登録されています。

印刷ファイルの日本語データ印刷フィールドの漢字の部分だけは
CHRID キー・ワードを追加します。

【例】
A            BKNAME        10        13TEXT(' 部課名 ')
A                                               CHRID
                               :

漢字のフィールド : BKNAME に CHRID キー・ワード (パラメータなし) を追加します。
フィールド: BKNAME のタイプは必ずブランクにしておいてください。

CRTPRTF : 日本語の印刷ファイルを作成する。

【例】
CRTRTF FILE(QTROBJ/PGM108P) SRCFILE(QTRSRC/QPRTSRC) LVLCHK(*NO) AUT(*ALL)
【解説】

CRTEXPRTF に必要な拡張キー・ワード: IMAGE, COLOR, ...などを使用している場合は
CRTPRTF ではなく CRTEXPRTF によって作成してください。

CRTEXPRTF : 印刷ファイルの作成で CHRID に
日本語を指定した中国語印刷ファイルを作成する

【例】
CRTEXPRTF FILE(CHIMALIB/PGM108P) SRCFILE(CHINALIB/QPRTSRC)
  CHRID(320 290) LVLCHK(*NO) AUT(*ALL)
【解説】

文字識別コードの組み合わせが CCSID を指定するのとほぼ同じ意味になります。
逆に言うと文字識別コードの組み合わせを代表したコードが CCSID です。
CHRID(320 290) は CCSID: 5026 の意味を表しています。