複合機を IPP プロトコルでプリンターとして使用するには
複合機の IPP サーバーを事前に起動しておかなければなりません。
複合機の IPP サーバーは導入時には開始されていませんので
明示的に開始してやる必要があります。
( 複合機の LPD サーバーは導入時から開始されていますので
この必要はありません。)
LPR ドライバーで IPP を使う場合には、使用するプリンターの
IPP サーバーを起動する必要があります。
起動は最初の一回だけです。
IPP 印刷装置の検査
指定するプリンターの IPP サーバーが開始されているかどうかを
検査することができます。
5250エミュレータ上のコマンド入力画面で
次のように入力してください。
SPOOLWTR/CHKIPPDEV + [F4キー]
IPP プリンターの検査 (CHKIPPDEV) 選択項目を入力して,実行キーを押してください。 プリンターの IP アドレス . . . '192.168.1.60'
【解説】
プリンターの IP アドレスを指定して実行キーを押すと検査の結果が
表示されます。
IPP Port の起動
先の「IPP 印刷装置の検査」で「IPP サーバーが開始されていません」との
エラー・メッセージが表示された場合には
複合機のマニュアルを参照して「IPP Port 起動」という解説のある
操作を行ってください。
「IPP Port 起動」という表現は IPP サーバーを起動する、という意味です。
例えば XEROX の複合機( DocuCentre C3626 I )では次のように操作します。
まず、お使いの PC から Web ブラウザーを立ち上げて、
アドレス欄にプリンターの IP アドレスを入力すると
CentreWare Internet Services という画面が立ち上がります。
その状態から、
- プロパティのタブを開く
- 左のメニューのポート起動をクリックする
- IPP の起動欄にチェックを入れる
- 新しい設定を適用ボタンをクリック
のようにすることで、IPP サーバーを起動できます。