問題解決の手引き
障害が起こったときの調査
障害の発生した場合、原因が必ずあるはずです。
製品には十分な品質の調査を行っていますが
お客様の環境や操作によって予測できなかったケースが発生する可能性があります。
障害が発生する原因はひとつではなくいくつもあります。
障害だけで原因を特定することはできません。
障害の原因を特定できるように調査をお願い致します。
エラーが発生した場合
コマンドの実行時にエラーが発生したときは
詳細をヘルプデスクまでメールでお知らせください。
プリンタに印刷出力されない場合
メッセージの発生元をF9キーで探す
エラー・メッセージが表示されているとそのメッセージの発生元すなわち
がわかる場合があります。
エラー・メッセージがどのプログラムのどの部分(ステートメント)でどのようなエラー(MSGID)が
発生したのかわかれば問題の解決は早まります。
・JOBLOGを「10. ジョブ・ログ表示」によって見ている場合であれば
各メッセージの行にカーソルを合わせてF1キーを押せばメッセージが表示されます。
・最初からメッセージが表示されているか上の操作でメッセージが表示されたら
「F9= メッセージ詳細の表示」を押すと次のようにメッセージの送信元を知ることができます。
メッセージID . . . . . :
送信日付 . . . . . . . :
メッセージ・タイプ . . :
FROM . . . . . . . . . :
CPF9897
19/08/13
診断
QPGMR
重大度 . . . . . . . . :
送信時刻 . . . . . . . :
CCSID . . . . . . . . :
40
09:46:34
65535
送信元プログラム . . . . . . . :
送信元ライブラリー . . . . . :
送信元モジュール . . . . . . :
送信元プロシージャー . . . . :
送信元ステートメント . . . . :
送信元プログラム . . . . . . . :
送信元ライブラリー . . . . . :
送信元モジュール . . . . . . :
送信元プロシージャー . . . . :
送信元ステートメント . . . . :
SPOOLW_EGN
QRPLOBJ
SPL400SVR
SendMessage
12
SPOOLW_EGN
QRPLOBJ
SPL400SVR
main
915
ログの調査
エラーが発生したときは解決するには
の手順を行います。
最初にエラー・メッセージを次のようにして探します。
の調査をすればエラー・メッセージがどこかに報告されているはずです。
GO WINDOWS+F5キーでWINDOWSライターのジョブログを調べる
実行中のログは
で WRKACTJOBを表示する。
状況がMSGWになっていれば
「7=メッセージ の表示」でメッセージを調べる
そうでなければ、WINDWOS配下のジョブを
「5= 処理」で選択して
「10. ジョブ・ログ表示」でジョブログを表示してください。
DSPMSG QSYSOPR で操作員メッセージを調べる
QSYSOPRにメッセージが報告されている場合がありますので調べてください。
WINDOWSライターのジョブ・ログ
the Windowsライターのジョブ・ログは WINDOWS/QEZJOBLOG に出力されています。
GO WINDOWSメニューで「33. ジョブ・ログの表示」を選択すると
WINDOWSライターのジョブ・ログを参照することができます。
ジョブログの開始を指示していなくてもエラーがあればすべて WINDOWS/QEZJOBLOG に出力されます。
WINDOWS ライター・ログ開始
製品は通常はログ出力されませんがログ開始(赤字)を指示してから
実行すると実行ジョブのログが WINDOWS/QEZJOBLOG に出力されます。
GO WINDOWSメニューで「31. WINDOWS ライター・ログ開始(STRWINLOG)」を
指示してから実行して終了すると WINDOWS/QEZJOBLOGには
実行ログが出力されていますので「33. ジョブ・ログの表示」でログを調べることができます。
ログ出力が必要でなくなったら「32.終了 (ENDWINLOG)」を実行するとログは出力されなくなります。
エラーが発生した場合、ジョブ・ログにシステム(i5/OS)によってエラーの詳細が報告されている場合があります。
WRKOUTQ QEZJOBLOG + [実行]
によってジョブ・ログを探してください。
システムのジョブログの調査
WRKOUTQ QEZJOBLOG でジョブ・ログが出力されていたら SEV = 40以上のエスケープ・メッセージを探します。
制御の欄に「W35」と打鍵すればメッセージの全容を読むことができます。
MSGIDはメモしておいてください。
DSPMSGD CPFxxxx + @実行]
すればメッセージの詳細がわかります。
表示されたメッセージ文の中で「回復」と書かれているのがエラーに対する対処方法を示しています。
エラーの原因を調査する
本製品に関わることだけでなく一般にプログラムの実行の基となるのは
プログラム本体によるものだけでなく次の4つの要因があります。
エラー・メッセージが報告されている場合はエラー・メッセージを調べることが最も早い解決方法ですが
エラー・メッセージの報告がない場合は上記の4つの要素を調べる必要があります。
プログラム |
ライブラリーWINDOWSのオブジェクトは存在しているか |
データ |
特殊な文字や罫線などの特殊データがスプールに含まれていないか。 |
操作 |
ある特定の操作を行ったとき |
環境 |
多くは正常であるのに特定のPCや特定のプリンタだけに起こる症状ではないか |
【障害の再現性の調査】
障害はある条件下で必ず再現するものかどうか調べてください。
再現の方法がわかればヘルプデスクでも解決は早まります。
逆に再現の方法が不明な場合は解決に時間がかかってしまいます。
【マニュアルの精査】
このマニュアルは適宜、更新されてます。
更新履歴を確認して変更点にも注意してください。
【FAQ の確認】
FAQも最新の情報が更新されていますのでご確認ください。
エラーの回復
装置設定ファイルの修正
装置設定ファイルの整合性が正しくない場合は DFUが導入されていれば
UPDDTA QUSRTEMP/WINPRT + [実行]
によって強制的に装置設定を修正することができます。