動作環境
IBM i 動作環境
IBM i 必要ライセンス |
OS Ver7.1 ~ 7.5 QU1 IBM QUERY FOR I 5770WDS APPLICATION DEVELOPMENT TOOLSET |
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導入モジュール | ライブラリー QRYEXLIB 約 22 MB |
製品の機能詳細
拡張QUERYは次の2つのQUERYの拡張機能を提供します。
QUERYの機能を拡張することによってQUERYを社内アプリケーションとして
エンド・ユーザーに解放できるようになります。
- (1) QUERYプロンプト機能
- 既存のQUERYのレコード選択機能に対応するコマンド・プロンプトと
実行CLプログラムを自動生成します。
生成は実行時に自動的に行われますので明示的な作成作業は必要ありません。
- (2) 更新QUERY機能
- 既存のQUERYの結果のフィールド定義に基づいて既存のフィールドを
SQLで更新するSQLソースを自動生成してデータ・ベースを更新することができます。
QUERYプロンプト機能と合わせて条件つきで特定のレコードのみを更新することもできます。
仕様と動作原理
機能 | 機能の詳細 | 注記 |
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ファイルの結合 更新フィールドの定義 レコードの選択 |
最大 32個の2次ファイルとの結合が可能 最大 6個までのフィールドの更新が可能 最大 5個の選択条件 |
QUERYの仕様 QUERYの仕様 QUERYの仕様 |
レコード選択の詳細 | EQ, NE, GT. LT, GE, LE, IS, ISNOT, LIST, NLIST, LINE, NLIKE |
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自動BACKUP | 更新QUERYの実行前には更新対象のデータ・ベースはライブラリー QRPLOBJに自動的にBACKUPされます |
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QUERYプロンプトの動作原理
レコード選択定義をあらかじめQUERYに定義しておいて RUNQRY ではなく RUNQRYXコマンで
レコード選択= *YES で実行するとそのQUERYオブジェクトのレコード選択定義を解析して
日本語表示のコマンドと実行CVLPをその場で自動生成して実行して表示します。
それによってエンド・ユーザーは日本語表記のコマンドで操作することができるようになります。
次回以降は生成済みのコマンドが直接起動されます。
更新QUERYの動作原理
更新したいフィールド名は同じ名前のフィールド名の頭に文字「@」を付加した
フィールド名をQUERYの結果のフィールドとして定義して計算式を
結果のフィールドの式を記述します。
コマンド:RUNQRYの代りにコマンド : UPDQRYを実行すればQUERYオブジェクトの中から
結果のフィールドの式が検索されてそれがSQL文に変換して実行するための
コマンドとCLPが生成されて実行されます。
技術背景
オブジェクト解析
拡張QUERYのQUERYプロンプトと更新QUERYの基盤を成している技術は
いずれもオブジェクト解析技術です。
QUERYプロンプトではエンド・ユーザーが何も指定せずに
RUNQRXというコマンドを実行するだけでQUERY内部に定義されている
レコード選択定義が読取られて日本語のレコード選択画面が
自動的に生成されます。
また更新QUERYにおいても結果のフィールドの式が自動的に
検索されます。
このようにQUERYオブジェクトを直接解析することによって
エンド・ユーザーの不要な操作はなくなります。
つまりストレスのない非常に使うにやさしい製品となります。
これはQUERYのオブジェクトを直接読取るという㈱オフィスクアトロによる
オブジェクト解析技術によるものです。
オブジェクトを解析する方法としてはこれまでIBM提供のAPIが使用されてきました。
例えばAutoWebは実行時にDSPFの内容を高度なAPIによって解析しています。
しかしAPIが提供されていないオブジェクトは調べようがありません。
それでもオブジェクトを解析することによってこれまでにない
便利で使いやすくパフォーマンスに優れた製品が生まれることは確かです。
㈱オフィスクアトロではこのようにお客さまのより良い使い勝手のために
オブジェクト解析の技術を独自に実現致しました。