FAQ

■ 導入・実行環境

導入モジュールにはどのようなライブラリーを導入しますか?
QRYEXLIB という名前のライブラリーひとつを導入するだけです。
サンプル・ファイルもこのライブラリーの中に梱包されています。
試供版を導入してどのように使えばよいのでしょうか?
拡張QUERYの使用はとても簡単です。

1. ご自分で何か小さなQUERY定義を作成してください。
  ただしレコード選択の欄には最小値から最大値までを
  出力するように指定してください。
  例えば

  のようなレコード選択定義をQUERYに定義してください。

2.次に ADDLIBLE QRYEXLIB +[実行] として
  拡張QUERY のライブラリー: QRYEXLIB をライブラリー・リストに
  入れておきます。

3. RUNQRYEX コマンド+ F4キーによって作成したQUERY定義を
  呼び出して実行してください。
  これだけでQUERYが拡張されてレコード選択画面が
  レコード選択のコマンドとして表示されて実行することが
  できます。

   ... このように拡張QUERYはオブジェクト指向にる実行であり
     体験するのもご使用になるのもとても簡単です。

■ 拡張QUERYとは

拡張QUERYとはどのような製品でしょうか?
また使用するに当たっての必要な知識や技術について
教えてください。
拡張QUERYとはIBM提供のユーティリティであるQUERY/400の機能を使いやすくまた実用的に拡張する製品です。
どのような機能拡張が行われますか?
2つの機能拡張を行います。
(1)QUERYプロンプト(2)更新QUERYの2つです。

(1)QUERYプロンプト
  QUERYのレコード選択画面をコマンドによるプロンプト画面に
  置き換え、その実行CLプログラムも自動生成します。
  QUERYをレコード選択=*YESとして指定して抽出する範囲の
  レコード選択画面を表示することができますが
  フィールドの表示なのでこれではエンド・ユーザーに
  解放して使ってもらうことはできません。
  しかし拡張QUERYはこのレコード選択画面を日本語テキストの
  コマンド・プロンプトの実行画面に変換して表示します。
  こうすればどなたでもわかりやすく操作することが
  できるようになります。
  日本語のプロンプト表示ができるのでQUERYも社内業務に
  解放して使うことができるようになります。
  QUERYを利用すると大半の印刷業務はQUERYで開発することが
  できますので開発の効率化と生産性は飛躍的に向上します。
  プログラムがわからない方でもQUERYならできる方は
  多くいますので人手不足や後継者問題の手助けにもなります。
(2)更新QUERY
  更新QUERYもQUERYの機能を拡張してデータ・ベースをバットで
  更新できるようにしたものです。
  更新するフィールド名の先頭に文字「@」を付加して
  結果のフィールドとして定義してそれに計算式を定義しておけば
  SQLによってデータ・ベースのそのフィールドの値を更新することが
  できます。
  単純なことのようですが最大6個までのフィールドを同時に
  更新することができます。
  また他のデータ・ベースと結合してそのデータ・ベースの
  値を使って更新することもできます。

■ QUERYプロンブト

QUERYプロンプトとはどのような機能ですか?
QUERYプロンプトとはQUERYで定義したレコード選択画面を
日本語テキストの実行コマンドとそのコマンドを実行して
レコード選択値をQUERYに反映させて実行するCLプログラムのセットを
生成します。
これによってQUERYの実行画面がフィールド名ではなく日本語テキストの
コマンド・プロンプトで表示されるようになりますので
エンド・ユーザーにもQUERYを解放して使って頂けるようになります。
拡張QUERYへの移行は難しくはありませんか?
拡張QUERYへの移行はとても簡単です。今までのQUERYの実行コマンド: RUNQRY の
代わりに RUNQRYEX コマンドを使って実行してください。
それだけで QUERYは拡張QUERYとして動作してレコード選択画面は日本語で
表示されます。
QUERYプロンプトが便利だとわかりましたが QUERYを変更すると
QUERYプロンプトをまた再作成する必要があるかと思うのですが
どのようにすればよいですか?
QUERYを変更してもQUERYプロンプトを再作成する必要はありません。
次のRUNQRYEXコマンドの実行では 元のQUERYに変更のあったことが
検知されて自動的に再作成が行われます。
QUERYプロンプトで作成されるコマンドやCLPのソースはどこに保存されますか?
自分でも修正することはできるのでしょうか?
QUERYプロンプトの生成の省略時ではコマンドおよびCLPソースは
ライブラリーQTEMPに作成されます。
これはオブジェクト指向を基本としているためソースは何度でも
自動生成すればよいという方針のためです。
しかしお客さまが独自のソースとして保管されたい場合は
CRTQRYEXコマンドを明示的に実行して頂ければ指定したソース・ライブラリーに
保管することができます。

■ 更新 QUERY

更新QUERYとはどのようにしてデータ・ベースを更新できるように
なるのでしょうか?
更新したいデータ・ベースのフィールドを結果のフィールドとして
定義してその演算も併せて記述します。
結果のフィールドには既存のフィールド名は定義することは
できませんのでフィールド名の先頭に文字「@」を付加して
これを結果のフィールド名として定義しておきます。
次に拡張QUERYコマンド: UPDQRY コマンドでこのQUERYを指定して
実行すると結果のフィールド名を文字「@」を除去した元の
フィールド名として更新するSQL文が生成させて更新が
実行されるという仕組みです。
例えば
@RESULT = '1'
として結果のフィールドを定義してUPDQRY でこのQUERYを
実行すると
UPDATE RESULT = '1' FROM OBJLIB/MYFILE
のようなSQL文が実行されます。もちろんレコード選択も
定義しておくと
UPDATE RESULT = '1' FROM OBJLIB/MYFILE WHERE CODE = 'NV-CF1'
のようにレコード選択はWHERE句として追加されます。

更新QUERYを実行して指定が誤っていたとか気づいたときは
元に戻せますか?
更新QUERYの更新前のデータ・ベースは自動的にライブラリーQRPLOBJに
BACKUPされていますので次のIPLまでであれば元に戻すことはできます。
くわしくはマニュアルをご参照ください。

■ 保守・ライセンス

料金体系について教えてください。
IBM i のモデルやクライアント数による料金のちがいがあればそれも教えてください。
更新QUERYはサプスクリプション契約という今、多くのIBM OS を始めとする
ソフトウェア製品と同じ料金体系であり毎年使用料金をお支払って頂く方式です。
これはIBM iのモデルやクライアント数にも依存せずどなたのお客さまでも
等しく同じ料金で使用して頂くことができます。
年間ご使用料金 年間 268,000 円/ LPAR 区画 (税別)
料金は LPAR 1区画当たりの料金です。
ライセンス変更時の手数料や料金体系があれば教えてください。
IBM PowerSystemハードウェア本体の買換え(=旧筐体の廃棄が条件)に
伴うライセンス変更はサプスクリプション契約の年間使用料の中で処理され
新しいライセンスを発行致します。
ただし併行期間がご必要な場合は有償となりますので
弊社のライセンス担当までお問合せください。
開発者割引きとかの割引き制度はありますか?
拡張QUERYは開発者を対象とした製品で使用料金も低く抑えられていますので
開発者割引きを始めとする割引き制度はございません。
お客さま個別の値引きもご遠慮願っております。
保守の内容について教えてください。
メールによるQ&A対応のサービスがありますがこれは製品起因による
障害などのお問合せを対象としております。
基本的にはオンライン・マニュアルでお客さまご自身で学習して頂くことを
目的とする製品です。
ただしお客さま個別の環境やデータ、誤操作などによる原因調査や
導入や開発方法に対する支援サービス(任意契約)も用意していますので
必要であればお申し込みください。
QUERYの使用に関しての基本的な知識や経験を前提としていますので
それがまだ不十分な場合は弊社より導入および開発支援サービスを
ご契約の条件とさせて頂く場合もあります。

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