the WINDOWSライター FAQ

■ 機能

プリンタ・セッションを廃止したいのですがこのまま使い続けていたのではどのような問題が発生しますか?
プリンタ・セッションとしてIBM iAccessやACS(=Access Client Solutions),さらにPCOMM(=Personal Communications)がありますがIBM が iAccessの停止を発表して後継として IBM ACSを推薦しましたがIBM ACSはJavaで開発されている製品であるため実行環境のPCにはJavaの実行環境であるJDKが必要となりました。
ところがJavaの供給元であるOracleが今度は JDKの有償化を発表しました。
JDK11には 1クライアント当たり 1ケ月に 4800円の使用料が発生します。
これは100クライアントでは年間に500万円以上の支払いが必要となることになります。
Windows10問題やJava有償化問題について教えてください。
IBM は IBM iAccessは Windows10には対応しないと発表しました。
つまりWindows10直前での打ち切りです。
IBM は後継として IBM ACS(=Access Client Solutions)を推薦しましたがACSは人気の無かったHost On DemandでありJava製品です。
IBM は Javaで開発された製品であれば今後は Windowsのバージョンの影響は受けないと考えたようですが
  • ACSでは印刷機能が使えないなどのバグが多かった。
  • JDKのバグがそのままACSのバグになっている。
  • Oracleが JDK11からのJavaの有償化を宣言
によってACSを使うにしても莫大な費用が発生してしまうという問題になりました。
IBM ACSを使い続けるとJDKの使用料金が発生するということですがIBMやIBM特約店からは何も聞かされていないのですが??
JDKの有償化は IBM や IBM特約店の責任ではないのであえてお客様に不安材料となる情報は流さないのでしょう。
しかしIBMはWebサイトでフリー・ライセンスのJDKを使うように勧めていますがフリー・ライセンスでは何の保証もありません。
ACSのバグがJDKのバグに起因してたいたことを考えると業務にフリー・ライセンスを使用することは危険です。
JDK8の使用はフリーですしJDK11もダウンロードして使うことはできないのでしょうか?
JDK11はOracleと保守契約を結んでいるユーザーしかダウンロードすることはできません。
Windows10のみになるとJDK11しか使用することができなくなります。
Windows7のサポートが終了するのはいつ頃ですか??
2020年1月14日にWindows7のサポートは終了するとMicrosoftは公示しています。
Windows7上で動作するアプリケーションはこのまま使い続けては駄目なんでしょうか?
Microsoftのサポートが終了するとセキュリティ更新が終了します。
悪意のあるウィルスがWindows7の終了と同時に一斉に発生すると予想されます。
社内のネットワーク中の1台でもWindows7でウィルスに感染すると社内の他のWindows10など一斉に内部感染することが考えられます。
Nortonなどのウィルス・バスターはあくまでもブラウザからの感染を防ぐためのものですから内部感染には防御する方法が少ないのが実状です。
このため一台でもWindows7のままで残しておくことはできません。
Javaを使わない別のプリンタ・セッションに替えれば問題は解決しますか?
クライアントPCにまたプリンタ・セッションを導入するのであればまた次世代のWindowsのバージョン・アップに影響を受けます。
クライアントにモジュールを導入する限りこの問題を避けることができません。
さらに多くのクライアントへの年同な配布も同じです。
クライアントPCのプリンタ・セッションそのものを廃止しないと本当の問題は解決しないのです。
今のJDK8は無償のようなのでこのまま使い続けていては駄目なのでしょうか?
2020年1月で Windows7のサポートは廃止となりそれ以降はWindows10のみの供給となり使用するJDKもJDK11の有償版のみとなります。
Microsoftの保証のないWindows7をそのまま使い続けていたのではウィルスなどの問題や故障にも対処できませんのでWindows10への移行が必須となります。
すべてのプリンタに印刷できる、ということはどのようなメリットがありますか?

現在、発売されている市販のプリンタは、ほとんど、すべてと言っても良いくらいWindowsに接続することができます。
競争は激化しておりコスト・パフォーマンスに優れたプリンタが続々と数多く販売されています。
5577系プリンタにしか印刷できないとなると高価なIBM5577系ドット・インパクト・プリンタを購入するしか選択枝がありませんが、すべてのプリンタに接続が可能になると市販の多くのプリンタの中から最もパフォーマンスに優れた機種を選ぶことができます。
コストを下げるだけでなく会社の事情に見合ったプリンタを選択することができます。

また5577系ドット・インパクト・プリンタは IBM iの印刷にしか使えませんが複合機にも印刷できたり他のPC印刷業務との共有も可能になれば社内の合理化に寄与することは間違いありません。

■ プリンタ定義テーブル(PDT)

PDTファイルを使って印刷することができますか?
はい、できます。
Windowsにあった既存のPDTファイルをIBM i のIFSに配置するだけでIBM iのSCS印刷ストリームを各プリンタに適合したストリームに変換して印刷することができます。
PDTファイルの役目について簡単に教えてください。
PDTファイルとは変換テーブルでありIBM iのSCS印刷ストリーム(スプール)を各プリンタ・メーカーの仕様に変換するものです。
例えばSCS印刷ストリームの改行を示すコードはEPSONでは別のコードが割振られているかも知れません。
そこでSCSの改行コードをEPSONの改行コードに変換するためのテーブルがPDTファイルというわけです。
そこでPDTファイルはプリンタ・メーカーによって用意されることになります。
LPR/LPDで印刷する場合もメーカー別にWSCファイルというPDTに相当するものが用意されています。
これまでのプリンタ・セッションではPDTファイルは必要だと聞かされてきたのですがthe WINDOWSライターではPDTファイルがなくても印刷できるのはなぜですか?

これまでのプリンタ・セッションでは各プリンタのメーカー固有の印刷仕様に合わせてきました。
例えば EPSON であれば ESC-Pに変換しCanonであればLIPS仕様に変換して印刷していました。
これではプリンタ・メーカーが増えたりプリンタの仕様が変わる度にPDTファイルが必要となってしまいます。
あるプリンタには正しく印刷できるが別のプリンタでは誤りの印刷があるという問題が発生していました。
これに対して the WINDOWSライターはプリンタ・メーカーの仕様ではなくMicrosoftの印刷スプール(MS-EMF=拡張メタ・ファイル)にも変換することがてきます。
(もちろんPDTも使用することができます)
Microsoftの印刷スプールであればどのプリンタ・メーカーもその仕様に従って自社の個別の印刷仕様に変換するプリンタ・ドライバを提供しています。
従ってMS-EMF形式のスプールに変換しておけばどのようなプリンタにでも正しく印刷することができるのです。
この考えがthe WINDOWSライターと旧来のプリンタ・セッションとは全く異なります。

プリンタ・メーカーはMicrosoftの仕様に準拠していますので品質の高い印刷を期待することができます。

・旧来のPDTファイルによる印刷ではプリンタ・メーカー個別の対応が必要でしたが the WINDOWSライターによる MS-EMFへ変換する手法であればMS-EMFにさえ変換しておけばプリンタ・メーカーが変換してくれます。ここれによって
  • プリンタ・メーカー個別の対応が必要ない
  • プリンタの増加による対応も不要
  • 汎用的で拡張性のある仕様
を実現できることになりました。
それではPDTファイルは不要に思えますが?
特殊な印刷、例えば印刷位置の微妙な調整やフォント・サイズの微妙な変更を顧客指定の専用用紙に印刷するためにRPGやCOBOLでPDTストリームを直接、出力しているような場合があります。
このような場合はやはりPDTもサポートしておく必要があるためにthe WINDOWSライターではPDTもサポートしているのです。
PDT以外にPDFも使えると聞いたのですが?
そのとおりです。PDFとはPDTの生成の元になるソース・ファイルのことです。
PDFをコンパイルするとPDTが生成されます。
PDFのほうがエディターで開いて内容を調べることができますのでわかりやすいのかも知れません。
the WINDOWSライターでは PDTファイルとして PDT, PDF のどちらでも指定することができます。
the WINDOWSライターは拡張子を読んでPDFもPDTも理解することができます。
現在、使用しているPDTはプリンタ・メーカーに作ってもらったものですがこのような特殊にカスタマイズされたPDTでも使えるのでしょうか?
使えます。PDTがカスタマイズされていてもPDTの仕様に適合している限りPDTとして正しく解釈されて印刷することができます。
Windowsの介在も無くしたいのですが何か方法はありますか?
LPR印刷にすればIBM iからプリンタへ直接、配布することになりますのでWindows PCは全く不要になります。
LPR印刷とはUNIXのプリンタ通信のためのプロトコルで多くのプリンタがLPRをサポートしています(LPD)のでIBM iから直接プリンタへスプールを転送することができます。
それではすべての接続をLPR印刷にすればWindowsは全く不要となるのですべてLPR印刷にしてはだめなのですか?
LPRをサポートしていないような簡易なプリンタや旧式のプリンタではLPRをサポートしていないものもあります。
ご参考までにIBM 5577プリンタはLPRをサポートしています。
LPRが使えないプリンタであってもプリンタ・ドライバはあるのでGDi印刷であれば必ず印刷は可能です。
PDTをthe WINDOWSライターで使用するためにどのような移行作業が必要ですか?
概ね次のような作業です。
  • PDTをIBM iのIFSにアップロードする。
  • プリンタやWindowsプリンタ・ドライバのあるWindowsのIPアドレスなどの通信手順を登録する。
...これらは最初だけの移行作業で済みます。
大規模でご不安な場合は「導入および運用支援プログラム」という有償サービスの用意もありますのでご利用をご検討ください。

■ 設定

印刷装置を操作する機能はいろいろあると思うのですがどのように使い分ければよいのでしょうか?
WINDOWS ライターの構成(WRKWINWTR = Work Wondows Writer)というコマンドが用意されていますが、これひとつですべての管理を行えるようになっています。
3種類の印刷方法があるようですが、どれを選択して設定すればよいのか最初はよくわかりません。
かんたんウィザード」という機能が用意されています。
これは「WINDOWS ライターの開始(STRWINWTR)」コマンドで最初に印刷装置名だけを入力して実行キーを押すと後はウィザードが装置や環境を調べて最も適切な構成を組んでくれるというものです。
	WINDOWS ライターの開始  (STRWINWTR)                
                                                                         
     選択項目を入力して,実行キーを押してください。                          
                                                                         
     仮想印刷装置  . . . . . . . . .   WIN01 


この方法は従来のTELNET印刷装置をWINDOWSライターの装置に置換えるのにも使用することができます。
一度お試しください。

■ 印刷

印刷範囲の方法についてお聞きしますが従来のストックフォーム(11インチx13.2インチ)の内容をA3やA4などの用紙に印刷すると用紙をはみ出してしまう場合がありました。
そこで従来のプリンタ・セッションでは縮小率などを指定していましたが面倒だし必ずしも適切に印刷されない場合もありました。
the WINDOWSライターでは何か改善されていますか?
the WINDOWSライターではIBM iの印刷イメージを 10CPIや15CPIの指定された印字サイズをそのまま印刷する方式に加えてSpoolライターVer5.0と同じようなダイナミック・レイアウトという手法によって用紙サイズに印刷内容を合わせる(Adjust)印刷方式があります。(GDi印刷)
ダイナミック・レイアウトを指示して印刷するとそのスプールをすべて読み取ってスプールの内容を用紙をはみ出すことなく最大に印刷するためのフォント・サイズが算出されます。
算出された適正なフォント・サイズで印刷されますので用紙サイズがスプールより小さい場合は縮小して印刷されますし用紙サイズが大きい場合は拡大して印刷されます。
専用用紙などに合わせて印刷したい場合もありますので仕様どおりに変化させることなくそのままのフォント・サイズで印刷することもできます。

SpoolライターVer5.0にも印刷機能がありますがどのようにちがうのですか?

Spoolライターは印刷スプールのPDF化に始まって印刷機能まで拡張されました。

Spoolライターの印刷には

  • LPR印刷
  • IPP印刷
  • ローカル印刷
  • オーバーレイ印刷
  • モバイル印刷

のように機能別に用意されていますがいずれも印刷できるプリンターには印刷するための条件があります。
例えばLPR印刷するにはプリンタにはLPDサーバーの起動が必要です。
IPP印刷では用紙方向やサイズなどの細かな設定ができますがIPP対応の複合機であることが条件として必要です。
ローカル印刷は印刷を指示したクライアントPCにスプールをLPRでリダイレクトする機能のことです。
クライアントPCは受け取ったスプールをそのままプリンタに転送しますのでプリンタはPDFを印刷できることが条件となります。

さてこのようにSpoolライターVer5.0の印刷ではプリンタ側には

  • LPRまたはIPPに対応していること
  • PDF印刷が可能であること

などの条件を必要としていましたので、すべてのプリンタに必ずしも印刷できるとは限りませんでした。
このため代替できないプリンタ・セッションも存在していました。

これに対してthe WINDOWSライターは、文字通りすべてのプリンタ・セッションを代替することができます。
the WINDOWSライターは Windowsのプリンタ・ドライバに直接働きかけますので簡単に言ってしまえばすべてのプリンタに印刷することができるのです。
SpoolライターVer5.0で印刷できなかったプリンタにも the WINDOWSライターならすべて印刷が可能ということになります。

プリンタ・ドライバを持たないプリンタはありませんからすべてのプリンタで印刷が可能ということになります。
他社製品で複合機にも印刷可能という触れ込みで販売している製品がありますがthe WINDOWSライターの印刷とはどのようにちがうのですか?
多くの印刷ソリューションは
印刷可能な複合機がある

特定の複合機になら印刷できる

複合機にも印刷できる
つまり
ということで一部の複合機になら、というのとすべての複合機というのとでは全く内容が異なります。
全く内容が異なります。
印刷にはSpoolライターVer5.0とthe WINDOWSライターのどちらがいいのでしょうか?

お客様の目的によって異なります。
高機能な複合機やプリンタを保有されていて専用用紙や複写印刷は廃棄したいという目的でご使用されるのであればSpoolライターVer5.0が適切です。
SpoolライターVer5.0では画像印刷やバー・コード印刷、専用用紙のオーバーレイ印刷など高度な印刷に向いています。
今後もSpoolライターVer5.0の印刷機能は拡張される予定です。

これに対してラベル・プリンターなど簡易プリンタへの印刷を目的とする場合はthe WINDOWSライターが適切です。
the WINDOWSライターでは SpoolライターVer5.0では印刷できなかったような簡易なプリンターであっても漏れなく印刷することができます。
APW罫線も印刷できますので高機能を望まないのであれば the WINDOWSライターのほうが広範囲の目的を達成します。

5577系のドット・インパクト・プリンタで複写用紙に印刷していますがこれをthe WINDOWSライターで代替することはできますか?
SpoolライターVer5.0の機能で再現することができます。
一度の実行だけで3部の異なる用紙に印刷(PDF)することができますのでそれを the WINDOWSライターで印刷することができます。
SpoolライターVer5.0で作成したPDFをthe WINDOWSライターで印刷することはできますか?
はい、できます。the WINDOWSライターの出力オプションを*PDFに指定するとSpoolライターVer5.0の CVTSPLFコマンドが実行されてPDF化されたスプールがプリンタに送られて印刷されます。
the WINDOWSライターでAPW罫線や倍角印字は印刷できるのでしょうか?IBM ACS他の海外製品では罫線が印刷できなくて困っています。
the WINDOWSライターはAPW罫線や倍角印字にも対応していて印刷することができます。
APWでなくてもSCSストリームとして埋め込まれている罫線はすべて印刷することができますのでご安心ください。
外字の印刷についてお伺いします。現在、外字をいちいちWindows PCにダウンロードするのは大変面倒な作業です。PCの台数が多いのでダウンロードの手間が大変です。the WINDOWSライターでは外字の印刷はサポートされていますか?また外字の配布を無くす方法はありますか?
the WINDOWSライターはAPW罫線や倍角印字にも対応していて印刷することができます。
APWでなくてもSCSストリームとして埋め込まれている罫線はすべて印刷することができますのでご安心ください。
132桁まで印刷されたスプールをA4サイズやA5サイズの用紙に縮小して印刷することができますか?
できます。GDi印刷で用紙サイズに A4や A5と用紙方向を指定しておいてフォント・サイズに *FORM(用紙サイズ)を指定すればフォント・サイズの最適化印刷となり印刷量に応じて最も適切なフォント・サイズが計算されて印刷されます。
ご質問は縮小印刷ですが逆に大きな用紙へ拡大印刷もされます。
PDT印刷やLPR印刷でも拡大・縮小印刷はされるのですか?
PDT印刷やLPR印刷ではPDT(=プリンタ定義テーブル)に指定されているとおりに印刷されますので自動的に拡大・縮小が行われることはありません。
用紙サイズに応じてPDTを変更すれば適切なフォント・サイズに変更することはできます。
3つの印刷方法の使い分けを教えてください。

会社の事情や方針、現状にあった使い分けができます。

現状でPDTを使ってRPGやCOBOLでPDTストリームを出力していたりPDTで専用用紙に微妙な位置調整などを行っている場合は PDT印刷をお奨めします。

次にGDi印刷かLPR印刷かの選択になりますが方針としてWindowsの介在を無くしたい場合は LPR印刷を選択します。
あるいはPDT印刷でそのプリンタがLPR対応であればLPR印刷が選択できます。

LPR対応でなければPDT印刷のままとします。 用紙の印刷範囲に最大化して印刷したいような場合は GDi印刷を選択します。

LPR印刷はPDTを使って印刷しますので設計どおりに印刷しますがGDi印刷は用紙の印刷領域全体に印刷データをめいっぱいに広げて印刷します。

結果的に非常に見やすい印刷となります。

このように印刷結果を重視するのであれば GDi印刷がお奨めですがLPR印刷でも従来のLPD印刷と同じ結果の印刷であり、しかもWindowsの介在を無くすことができる利点は十分あります。

後はお客様の事情によってこれらのどの利点を重視するかに拠ります。
すべて同じ方法で印刷するのではなく業務や印刷プログラムによって印刷方法を分けることもできます。
最適な印刷方法をご選択ください。

プリンタがLPR対応であるかどうかは、どのようにしてわかりますか?
現在発売されている多くのプリンタはLPR対応(=LPD)です。
現在のIBM 5577プリンタもLPR対応です。
複合機もすべてLPRに対応しています。
LPR対応かどうか調べなければならないのは
  • ラベル・プリンタのような特殊なプリンタ
  • 家庭用のような非常に安価なプリンタ
  • かなり古いプリンタ
のいずれかです。
LPR対応かどうかは取扱い説明書の仕様を調べてみてください。
ネットの紹介などではLPR対応(LPD)かどうかは記述されていない場合があります。
プリンタ・メーカのヘルプ・デスクに問い合わせてみてください。
プリンタ・セッションを廃止してthe WINDOWSライターで運用するにはどのような移行手順が必要ですか?
プリンタ・セッションをまた数百個も作り直すのは大変な作業になってしまいます。
現在、お使いのTELNET装置記述をそのままご利用になれます。
ただし各TELNET記述の接続相手となる元のプリンタ・セッションのPCのIPアドレスやログイン情報などを登録する必要があります。
これも自動的に検索することができますので手動入力の少なく比較的楽に入力できるように設計されています。
これからは中国語で印刷も要求されると心配です。もしそうなったときに中国語を印刷することもできるのでしょうか?
現行のIBM iには中国語環境は導入しておりません。
GDi印刷はUnicodeでスプールが生成されて印刷されますので元のスプールが中国語または明示的にホスト・コードを指定すると中国語を印刷することができます。
IBM iには中国語環境を導入する必要はありません。
ただしデータ・ペースを日本語と中国語環境で共通のものを使用して見出し部分だけを中国語で印刷されたいような場合はSpoolライターVer5.0がご必要になります。
弊社ではかなり大量のスプールを印刷する場合があります。製品は大容量の印刷にも耐えるように設計されているのでしょうか?
考慮されています。IBM iではプログラムが通常記憶できる最大のメモリ・サイズはヒープ・サイズと呼ばれていて約16MBですが、the WINDOWSライターの各プログラムはテラ・スペース最大 2GB ( 2147483408 バイト )まで対応しておりこれはヒープ・サイズの125倍相当です。
しかも各プログラムは毎度このような大きなメモリを使っていたのでは他の業務に支障を及ぼすたも通常は必要な最小サイズで実行して必要なときだけに拡大する構造として設計されています。
これは過去のEnterpriseServerやSpoolライターVer5.0で培われた技術です。

■ ご購入・保守

the WINDOWSライターは最寄りのIBM特約店から購入できますか?
the WINDOWSライターはサブ・スクリプション方式といういわばソフトウェアのレンタルですので申し訳ありませんが㈱オフィスクアトロからの直接契約のみですのでIBM特約店からはお求めになりません。
サブ・スクリプション方式とはどのような支払い方法なのでしょうか?
ご使用になられる期間として年間単位で使用料金をお支払いなる制度のことです。
ご使用を止める場合は翌年度からはお支払いになる必要はありません。
つまりお使いになる期間だけに費用が発生するという合理的な無駄のないお支払いの方法です。
保守やライセンス変更やQ&Aなどは別料金なのでしょうか?
保守やライセンス変更やQ&Aもご使用の料金に含まれています。
  • 保守 .............. 瑕疵対応や必要な機能追加
  • ライセンス変更......IBM iの改廃に伴うライセンス変更。
  • Q&A ............... メールなどによるご質問と回答
災害対策機いわゆる災対機となるIBM iへの導入の価格割引きはありますか?
災対機に対する割引き価格も設定されていますのでくわしくは弊社営業担当までお問合せください。
別料金になる場合や例外的な注意事項があれば教えてください。
くわしくはご契約の参照が必要ですが概ね次のような事例は別途有償となります。
  • 弊社による導入および製品のセットアップ作業
    (基本的に導入およびセットアップはお客様によるカスタマー・セットアップです。)
  • お客様での現地作業や調査検証/デバッグ作業
  • 休日や時間外のQ&Aや待機
  • 汎用性が弊社によって認められないようなお客様独自の機能追加
    (特に他のお客様への影響が大きいと判断される機能の追加/変更はお引き受けできない場合があります。)
  • IBM ACSなどの他ソリューションと同じ機能の要求には応じられません。
  • ご契約の第三者への移譲は認められません。
導入および運用支援サービスという契約があると聞きましたが内容について教えてください。
お客様に代わって製品の導入およびセット・アップを行います。
さらにお客様の次の移行サービスを支援致します。
  • 現在のPDT移行サービスと移行の方法のご指導
  • 現在ご使用中の外字の移行
特にPDT移行サービスはすべてのPDTの移行をお客様に代わって行うのではなくお客様ご自身で移行作業ができるようにご指導致します。
またその後についても移行や運用のご相談を承ります。
PDT移行はIFSへアップロードするだけの簡単な作業で済みますがご必要であれば相談会や説明会も行います。
大規模な移行が必要なときはこのサービスのご利用をお奨めします。
くわしくは㈱オフィスクアトロ営業担当までご相談ください。
LPARで使用していますが料金はCPU単位で課金されるのでしょうか?それともLPAR単位での課金なのでしょうか?
LPAR単位でのご契約となります。
例えば開発区画と本番区画にそれぞれ導入されるのであれば2セットのご契約が必要になります。
契約区画から別の区画や別の自社が保有するIBM iに契約を移すことはできますか?
できません。ライセンスの変更が認められるのはライセンスされていたIBM iが改廃される場合(=廃棄&新規購入)の場合だけに限ります。
IBM iを別法人に譲渡して譲渡先の法人で使うことはできますか?
できません。契約の譲渡は認めていません。