日次処理

日常のWINDOWSライター起動のためのスケジュールの方法を解説します。

STRWINWTR DEV(*ALL)

を投入すればすべてのWINDOWSライターを起動することができます。
したがってこのコマンドを毎朝のIPL直後などに投入しておけば自動的に印刷業務も開始することができます。
※ STRWINWTRを使用するときはブリンタ・セッションは起動しないでください。

(1)IPLを毎朝、行っている場合

QSTRUP または ADDJOBSCDE でスケジュールを投入する

・QSTRUP にWINDOWSライターの開始を組み込む

QSTRUP とは IPLの後に必ず実行されるプログラムでシステム値 QSTRUPPGM として登録されています。

ただし QSTRUPが実行されるときは TCP/IPユーティリティはまだ活動状態にはなっていません。
そこで QSTRUPに組み込む場合はSTRWINWTR の前に入れて

QSYS/STRTCP
MONMSG MSGID(CPF0000)
DLYJOB DLY(120)
:
WINDOWS/STRWINWTR DEV(*ALL)

のようにする必要があります。

・ADDJOBSCDE でスケジュールに組み込む

毎朝IPLする時刻がほぼ決まっている場合には
IPL後くらいの時刻に ADDJOBSCDE (ジョブ・スケジュール項目追加)によってスケジュールする方法もあります。

この方法も適切に運用することができますが
手動で IPLした場合には実行されませんので注意する必要があります。

[例] 毎週(月)~(金)朝8:30に STRWINWTRコマンドを投入する

ADDJOBSCDE JOB(STRWINWTR) CMD(WINDOWS/STRWINWTR DEV(*ALL)) FRQ(*WEEKLY)
SCDDAY(*MON *TUE *WED *THU *FRI) SCDTIME(083000)

(2)普段はほとんど電源を入れたままの場合

QSTRUP にスタートを組み込む

ADDJOBSCDE に入れたのでは再電源投入したときに
STRWINWTRを実行するのを忘れてしまう可能性が高くなりますから
QSTRUP に入れておくことをお勧めします。

QTRUPに入れておけば不定期なIPLのときにも実行されます。