AutoWeb は先進の拡張可能な WebFacing です。
Web化のための移行作業やコンパイルも必要ありません。
いつものユーザー・プロフィールでログインして、メニューをクリックしていくだけで、
その場で Web化されます。
しかも快適なパフォーマンスと美しいビューを誇ります。
通常のサイン・オン画面
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ログインダイアログからの Basic認証
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サイン・オン後の初期画面
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初期画面では、メニュー、コマンド入力、表示画面がそれぞれフレームで分割されます。
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1画面1階層のメニュー
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ツリー構造メニューにより、全体の階層、構造がわかりやすく表示されます。
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通常の業務画面(POPUP表示有)
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画面を美しく Web化。POPUP もそのままに POPUP として表示されます。
それだけでなく、DDS による表示の拡張を行うことで、80*24 の制約からも解放されます。 |
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従来の Webfacing製品 は、TELNETクライアントとして動作して
5250画面のイメージを読み取っているだけに過ぎませんでした。
そのため、それぞれのフィールドが数字であるのか?漢字であるのか?
など内部的な属性を判断できず、開発者が元の DSPFソースなどを読み取り
妥当性検査を手動で追加していく、という莫大で根気のいる作業を必要としていたのです。
つまり学習や講習会、開発の必要なWebFacingであったのです。
TELNET を使えば製品の開発は簡単にはなりますが、その分使用者に負担が強いられていました。
AutoWeb は仮想端末として機能して 5250ストリーム自体を分析して Web化します。
各フィールドの詳細な属性はすべて 5250ストリームに定義されているものを読み取って
Web化しますので開発者は追加の作業を一切、行う必要はありません。
また AutoWebは実行時にも表示されているDSPFのオブジェクトを即時に解析して必要な情報を
取得/分析するという高度な技術に支えられています。
つまりこれが根底からのWeb化の製品です。
AutoWeb による高度な技術の分、開発者は楽になり面倒な作業や学習からも解放されているのです。
■ 複数同時セッションをサポート
今、Webを賑わしている、「プロセス共有問題」とは複数のセッションを
起動しても内部ではプロセスはひとつだけが起動されていて
このプロセスが共有されてしまっていることです。
これは MS-IE8 〜、FireFox、Chrome… すべてのブラウザで発生する問題です。
プロセスが複数のセッションによって共有されてしまうことによって、
「あるセッションで入力した結果が別のセッションの画面に表示されてしまう」
という、いわゆる、
「入れ違い現象」
を生じてしまいます。
これは WebFacing ツールのようにセッションを継続しなければならないアプリでは
大きな問題となってしまいます。
AutoWeb の場合でも Xボタンや QTEMP のサポートのために通信を保持しておく必要がありましたが
通信を保持しておくと、今度はプロセス共有問題による「入れ違い現象」という問題を発生させて
しまうからです。
しかし AutoWeb では「スマート・コネクション」という機能を新たに開発して
これを解決しています。
■ スマート・コネクションとは
スマート・コネクションとは HTTPサーバー(Alaska)と Webブラウザとのあいだの通信は
切断されていても、仮想的に通信が保持されているかのような仕組みを実現する機能のことです。
HTTP通信は HTMLコンテンツが送信されると切断されますが、Webブラウザからの次の要求は
必ず同じ元の子プロセス(AURORA_EGN)に戻って実行されます。
つまり接続が保持されているかのような動作が再現されているわけです。
これがスマート・コネクションによる仮想接続です。
通信は通常ではつねに切断されていますので、環境による影響を受けることが殆どありません。
例えば頻繁に通信が途絶える劣悪な環境下であっても問題ありません。
またスマート・コネクションは通常は通信が切断されているにも関わらず、どのような
Webブラウザであっても Xボタンが押されたことを直ちに検知することができます。
これによって終了したはずの適用業務がいつまでもジョブとして留まることはありません。
これは AutoWeb だけの他社製品ではできない高等な技術です。
このスマートコネクションによって 5250 エミュレータと同じ環境となり、次のことが可能になります。
変数やスタックが保持されたステートフルな対話環境の確立
セッション管理のための仕組みが全く不要
シンプルで安全で確実な通信環境の確立
COMIT & ROLLBK も可能
AutoWebのその卓越したテクノロジーは、従来、不可能とされてきた問題を次々と解決しています。
次に上げる機能はユーザーにとってはごく当たり前のことですがWebFacingツールでは
これまで不可能であったことばかりです。
AutoWeb は、これらを解決してユーザーにとって安心して使えるよう設計されています。
■ サインオンからメニュー、適用業務のすべてを Web化
単なる適用業務画面だけではなく、すべてを Web化しますので今すぐ使うことができます。 サインオンは Webで普及している Basic認証のログイン・ダイアログとなりメニューはツリー構造の扱いやすいメニューとして展開表示することができます。
GO MENU だけでなく DSPFメニューもツリー構造となります。
■ 装置名もそのままサポート
従来、5250適用業務で使用していた装置名もそのままインターネット環境でもご使用になれます。
ユーザー名を装置名にするなどの制約は一切、ありません。
■ デスクトップ・ショートカット・アイコン表示
メニューの選択はこれまでのツリー構造メニューに加えて、ショートカット・アイコンによる機能選択を行うことができる
ようになりました。
単なるWebFacing ではない、より洗練されたビジュアルで操作性に富んだ環境をユーザーに提供します
■ DDS解説書の GUIキーワードをサポート
IBMはDDS解説書でHTML用にGUI化のためのキー・ワードを提供しています。 これらのIBM提供のキー・ワードをサポートしているのは AutoWebだけです。
右図のGUIコントロールを DDS で定義することができます。
5250エミュレータもそのまま運用することができます。
押しボタン | ラジオ・ボタン |
---|---|
スクロール・バー | コンボッボックス |
画像ファイル | 任意のHTMLタグの追加 |
<IMG>
<TABLE> <SPAN> ...etc |
■ 5250機能をそのまま Web化
5250エミュレータ機能のほとんどが、そのまま準拠しています。
エラー・メッセージの反転フィールドやFieldExit による右寄せ、
十字キーによるTab機能、装置名を与えることも可能です。
入力文字の妥当性検査もすべてそのまま実現されています。
■ QTEMP, *LDA, COMMIT & ROLLBK もサポート
AutoWeb は、仮想的にセッションは繋がったままですから
QTEMP, *LDA, COMMIT & ROLLBK も意識することなく
そのままご利用になれます。
■ PCオーガナイザーもサポート
STRPCO, STRPCCMD の PCオーガナイザー機能も
そのまま利用することができます。
■ POPUP ウィンドウ
POPUP ウィンドウもブラウザの POPUP として表示されます。
即時に実行中のDSPFオブジェクトを解析する技術がここに生きています。
■ Xボタン、戻るボタンをサポート
実際に運用を開始するとユーザーが Xボタン を押して終了してしまうのは珍しくありません。
ユーザーがXボタンを押して終了するとジョブは永遠に残ってしまいます。
AutoWebなら内部で F3=終了が自動的に行われます。
「戻る」ボタンは 「F12=戻る」として扱うことができます。
ブラウザの Xボタン や「戻る」ボタンをサポートしているのもAutoWeb だけです。
■ 画面サイズの拡張
AutoWeb では 80 * 24行および 132 * 27行画面をサポートするだけでなく
いくつかの隠しフィールドを使って画面を拡張することができます。
DDS記述によって拡張できるのは AutoWebだけです。
■ HTML 画面のカスタマイズ
動作させるだけで HTMLテンプレートが生成されますのでHTML テンプレートを
思いのままに修正して美しいデザインに仕上げることができます。
■ HTMLデザイン・テンプレート
AutoWebには既にWebデザイナーによるいくつかの美しいデザイン・テンプレートが用意されています。
■ 制約事項
- 5250画面上の反転イメージ
反転イメージによる図形的なイメージ表示は無視されます。
- ユーザー独自の認証
サインオン直後のユーザー独自の認証画面やメニュー項目の選択直後に表示される
ユーザー独自の認証画面はサポートされません。- 罫線表示
罫線もサポートされていますが複雑な罫線の表示はサポートされません。