COBOLER's select はいわゆる COBOLER と呼ばれるCOBOL言語開発者が COBOL による
CGI開発を可能にすることを目的として開発されました。
COBOLER's select は EnterpriseServerの 追加オプション であり、 IBM System i上において
COBOL-CGI の開発および運用を支援するためのフレーム・ワークです。
COBOLER's select は EnterpriseServer Ver6.0 の追加機能として動作しますので
EnterpriseServer Ver6.0 の導入 が前提です。
COBOLER's select だけで単独には動作することはできません。
COBOLER's select を EnterpriseServer Ver6.0 に導入すると、
eStudio の WebWizard を使ってデータ・ベースを指定すれば、
わずか数分のあいだに COBOL と対になる HTML のセットを自動生成することができます。
※但しデータ・ベースはDDS外部記述であること
COBOLエンジン( CBLENGINE = *SRVPGM ) をバインドすれば
Web開発が初めての方でも簡単に COBOL による CGI開発が可能になります。
今まで蓄えられてきた膨大な COBOL資産も、無駄なく生かして Web化へ移行することができます。
ビジネス・ロジックはそのまま生かして入出力だけを COBOLエンジンに変更するだけです。
実は System i 上での CGI で、RPG よりも速く動作するのが COBOL です。
JSP & Servlet などに比べてもストレスなく軽やかに動作します。
CGI開発で苦労するのがディバッグ作業。
しかし COBOLER's select なら従来どおりの PCOMMエミュレータ上での対話型ディバッグ環境を提供します。
停止点の指定や変数値の表示などが行え、ディバッグを効率の良いものにします。(STRCGIDBG コマンド)