既存の業務のRPG,COBOLは TONAKAI(トナカイ) と呼ばれる移行スィートによって
CGI+HTML のセットに変換することができます。
1万ステップ以上の RPGソースを Web化したいですか ?
移行スィート TONAKAI/2.0 なら簡単です。
いくら莫大なソースであっても TONAKAI なら 移行Wizard のボタン操作だけで
現行の RPG/DSPF,COLBOL/DSPF をわずかな時間のあいだに完全な
CGI/HTML,COBOL-CGI + HTML へと変換することができます。
元の RPGソースの解析や変換操作にも判断や事前の調査も不要です。
S/36 RPG II, S/38 RPG III, RPG400 すべてを最新の ILE-RPG に変換します。
シンプルな変換は、
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装置 WORKSTN を HTMLドライバーの SPECIAL ファイルに変換
EXFMT 命令を WRITE + READ に変換
WORKSRN ファイルへの CHAIN 命令を READ 命令に変換
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レコード単位で HTMLファイルに変換
SFLCTL + SFLレコードのセットをひとつの HTMLファイルに変換
HTML ファイルは、<table>タグ構成による HTML に変換
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WORKSTATION を DATABASE に変更
DSPF は PGM + 'L' 形式の名前の複合論理ファイルに変更されますDSPF に対する READ 命令の直前に
COBOLドライバー(COBOLDVR) の呼び出しを追加DSOF に対する READ 命令の直後には、
読み取ったレコードの DELETE 命令を追加
というシンプルな変換ですので安全で高い変換率を誇ります。
それでいて、
実行時の DSPF のオーバーレイを初めて HTML でも実現
拡張・修正が容易なネィティブな HTML に変換
実行処理スピードに優れた実行環境を実現
仮想対話式環境によるセッション維持を再現
POPUPウィンドウを Web でもそのまま再現
戻るボタン や Xボタン 問題も解決
という System i 開発者が望む理想的な Web環境となります。
さらに高度な移行として
複数の画面を合成してひとつの HTMLインターフェースとしたり
表示行数を大幅に拡張することもできます。
このような画面機能の拡張は従来の他社製品では、特殊なスクリプト言語が必要であったり、
パフォーマンスの低下や画面遷移の不一致を招いていましたが、
TONAKAI/2.0 では 追加 RPGの開発によって簡単に行うことができます。
しかも元の RPGソースには一切、手を加える必要がありません。
TONAKAI/2.0 は他社製品からの移行もサポートしています。
他社製品からEnterpriseServer の環境へ移行すれば、旧製品のライセンスや保守は全く必要で なくなります。
それでいてSystem i の S/N 変更やマシン・リプレース後も旧他社製品の ライセンスは必要なく、
動作させることができます。
もちろん移行後も旧他社製品による開発も可能です。
TONAKAI/2.0 では既存のRPGプログラムの「振る舞い」を忠実に Web でも再現します。
DSPF では複数の表示レコードを重ねてオーバーレイ表示することがよくありますが、
HTML ではオーバーレイ表示機能はありません。
しかしTONAKAI/2.0 では DSPF と同様の HTMLコンテナとしてオーバーレイ表示の機能を実現しました。
オーバーレイ表示を実現することによって RPG が表示レコードを様々な方法で組み合わせて
表示していた複雑な表現を HTML でも再現することができます。
このオーバーレイ表示が移行を単純にしてボタンひとつでの移行を可能にしたのです
■ DSPF のオーバーレイ表示
■ TONAKAI/2.0 のオーバーレイ表示
TONAKAI/2.0 は人手によって作成されたかのような自然な <table> タグの組み合わせによるHTML に変換します。
DSPF の表示位置だけを単純に HTML で再現するのではありません。
このため元の DSPFの表示とやや異なってくる場合がありますが、これが本来の HTML としての表現です。
またフィールド定義も RPG# の基本に準拠してわかりやすい記述で編集も HTML で指定することが可能となります。
例:自然なHTMLへの変換
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<table border="0" width="640"> <tr><td colspan="12"> 商品コード </td></tr> </table>
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例:RPG# の基本に準拠してわかりやすいフィールド定義
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<span name=SHTANK alt="7Y0" EDTCDE(K)>##########</span>
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RPG の READ/WRITE 命令で HTML をアクセス可能
項目の拡張や SFL行数の拡張も可能
フィールドの追加や表示行数、表示幅の制限はありません。
HTML だけにフィールドを追加するだけです。
( DSPF の修正は必要ありません。)
ブラウザと HTTPサーバーのあいだの通信は、ブラウザの仕様上、1 分間経過すると、 ブラウザが通信を
切断してしまいます。 このため通信が切断後にユーザーが再び接続操作を再開しても、HTTPサーバー上の
元の 子プロセス(AURORA_EGN)と通信が行われる保証はなく、そのためSystem i の開発上、QTEMP や
*LDA, COMI & ROLLBK を使用することはできませんでした。
このことを解決するために弊社では通信が切れるとタイマー・ジョブを自動生成して 再接続可能なものとし、
あたかも通信が継続しているかのような環境を作成していました。
しかし、AutoWeb と TONAKAI/2.0 では完全に通信を継続させることができます。
同じ Socket によって切断されることなく通信が保持されます。
見せ掛けではない完全な通信の保持によって 5250 エミュレータと同じ環境となり、次のことが可能になります。
変数やスタックが保持されたステートフルな対話環境の確立
セッション管理のための仕組みが全く不要
シンプルで安全で確実な通信環境の確立
COMIT & ROLLBK も可能
もちろん従来どおり 「Xボタン」 や 「戻るボタン」 も完全にサポートされます。
特に通信の切断はジョブの終了であることを意味し、「Xボタン」 によってジョブは直ちに終了することができます。
実際の変換作業は、とても簡単です。 eStudio の「既存のDSPF, RPG を HTML, CGI に移行する」をクリックして次のようなダイアログから移行元の RPGオブジェクトと移行先のソース・ファィルを指定するだけです。
オペレーション・ナビゲーター
TONAKAI での変換作業を Web上で体験できる「オペレーション・ナビゲーター」をご用意しました。
説明に従って操作すれば、TONAKAI での変換作業を体験することができます。