ユーティリティ・メニュー

【機能】

Spoolライターのユーティリティーの処理メニュー

【開始】

Spoolライター・メニュー(GO SPOOLWTR)から

オプション = 5

を選択するか、または

ADDLIBLE SPOOLWTR + [実行キー]
GO UTIL + [実行キー]

により次の画面が表示されます。

【操作】

選択するオプションを最下部の「選択項目またはコマンド」欄に打鍵して
実行キーを押してください。

【説明】

ユーティリティー・メニューはIBM i 側における
Spoolライター独自の有用なユーティリティーを集約しています。

印刷スプールの変換
PC へのファイルの送信
印刷スプールの保管/復元
印刷スプールをメール送信する
印刷スプールを FAX で送信する
印刷ファイルの機能を拡張する

CRTEXPRTF

FRONTOVL (前面オーバーレイ) キー・ワード

FRONTOVL (前面オーバーレイ) キー・ワードを使用すると専用用紙などを
画像イメージとして登録しておいて画像イメージの上に重ね合わせて (オーバーレイ)
印刷することができます。
例えば従来、使用していた専用用紙をコピー機などで PDF から画像ファイルに
作成したものを IBM i の IFS に保管します。
次に CRTEXPRTF で FRONTOVL (前面オーバーレイ) キー・ワードに
画像ファイルを併せた印刷ファイルを作成して印刷します。
印刷イメージや PDF で画像と文字の位置にズレがあればオフセットを指定して
画像に位置を正しくなるように調整することができます。
CVTSPLF によって出力結果を確認してください。

【オーバーレイ印刷の例】

キー・ワードの形式

FRONTOVL('画像ファイルのパス' 下方向へのオフセット 横方向へのオフセット)

画像ファイルのパス

IFS または外部 PC に保管されている画像ファイル (.JPG) の絶対フル・パス名を指定します。
外部ファイルに保管したい場合は QNTC 経由のパス名で指定してください。
QNTC についての詳細は こちら で。

下方向へのオフセット

画像を下方向にずらす長さを 1-255 の範囲で指定します。

横方向へのオフセット

画像を横方向に右へずらす長さを 1-255 の範囲で指定します。

CVTSPLF コマンドの使用法の注意点

オーバーレイ印刷で印刷した後で CVTSPLF によって PDF 化または
印刷すれば初めて重ね合わせ印刷が完成します。
このとき CVTSPLF の実行は必ずページ・サイズ・パラメータで
*CUSTOM と指定してページ幅,用紙長,単位 (*INCH) も明示的に指定してください。
用紙長は 11インチ、単位は *INCH 、用紙幅は
実際の用紙の幅 (=印刷桁数/10) をインチ単位で指定してください。